ファイナルファンタジータクティクス~その1
デンデデデデ♪ デンデデデデ♪
デンデデデデ♪ デン、デン♪
今回は『ファイナルファンタジータクティクス』をお届け。
要はオウガバトルの…それは触れないでおくとして。
PS1で発売され、PSPに移植された際は
「アグリアスはセイバーのパクリ」と言われたそうなゲームです。
ファイナルファンタジータクティクス、略して『FFT』ね。
そういや私の地元では、ファイナルファンタジーは
『FF』ではなく『ファイファン』でした。
だからFF5のバグアイテム
『えふえふ』の意味もわからなかった。
ファイファン今どこ~?
ガルーダ倒した~、みたいな。
それはさておきFFTが発売されたのは、
FF7とFF8の間。
FFTって単なる派生作品でしょ?
と思うひともいるかもだけど、当時はFFの絶頂期!
派生作品なんて言わず、みんなプレイしてたわけ。
また、FFって奇数ナンバー(1,3,5)は
ジョブシステムのゲームなんだけど、7はそうじゃなかった。
ジョブシステムのFFがしたい!っていう需要もあってね。
そこへジョブシステムを搭載した
FFTが出てきたわけです。
さてさて、気になるゲームの中身はご覧の通り。
マップ上で駒を進める戦略SLGです。
でも育成RPGの要素が強いかな。
で、さらに気になるのがゲームバランス。
実はここに結構な問題があったりする。
バランスよく遊ぶのが難しいのよ、このFFTってのは。
トントン拍子にストーリーを追ってくと、
敵が強すぎ&味方が弱すぎて詰む。
逆にランダムバトルで育成してから進めると、
今度は圧勝できちゃうわけ。
一回もランダムバトルを経験せずにクリアするのは、
やり込みプレイの領域です、はい。
特に序盤のモンスター戦が難しい。
こっちはまだジョブもアビリティも揃ってなくて、ジリ貧。
それに対し、モンスターはほとんどが
『カウンター』のアビリティをセットしてる。
カウンターは殴られた分、殴り返すってアビリティ。
んで、これがかなりの確率で発動する。
つまりモンスターのほうは自分の攻撃+反撃で、
攻撃の回数が2倍になるのだ。
さらにモンスターの一種、チョコボの野郎が強すぎる。
移動力が高いうえにそこそこタフ、
しかもエリア回復のチョコケアルでばんばん回復しやがるの。
最序盤でチョコボが三匹も出てきたら、
さっさと出なおしたほうがいい。
そんなモンスターどものせいで、
軌道に乗るまでが大変だ。
とりあえず序盤はモンクを主軸に育成する。
モンクの拳術はチャクラ(HP回復)や
気功術(状態異常回復)、さらには蘇生という
便利なアビリティがずらり。
ハイト(足場の高さ)がズレると使えないから、過信は禁物だけど。
念のため、誰かに『アイテム』のアビリティをセットしておこう。
FFTのジョブシステムで厄介なのは、
そのジョブで育成しないことには、実力を発揮できないこと。
例えば白魔導士になったところで、
最初はせいぜいケアル程度しか使えない。
白魔導士として経験を積む(JPを稼ぐ)ことで、
アレイズやホーリーも使えるようになるのだ。
そんなの当たり前じゃんって思うかもしれないけど、
これがゲーム中は結構な曲者だったりする。
アイテム士なんて、最初はポーションくらいしか使えないんだぜ?
フェニックスの尾や金の針が使えないんだぜ?
アイテムごとにJPを消費して、
アビリティを習得する必要があるのだ。
でもアイテム士はレベル補正率が低いから、
アイテム士でレベルを上げるのは避けたほうがいい。
でもアイテム士のJPを稼がないことには…って悩みもある。
白魔や黒魔でも同じジレンマに陥るんだもんなー。
ケアルラやケアルガを待つくらいなら、
モンクでチャクラを習得するほうが早いし、便利だし?
エスナより気功術のほうが早いし、便利だし?
レイズより蘇生のほうが以下略。
モンクの拳術を充実させつつ、ストーリーも進めていく。
なんでモンクかってことには、もうひとつ理由がある。
ナイトL3→モンク解禁みたいに、
育成することで新しいジョブが使えるようになるんだけどね。
竜騎士や侍の武具は、中盤まで入手できないのよ。
だから、武器のいらないモンクで凌ぐわけ。
また、ランダムバトルのモンスターは、
こっちのレベルに合わせた強さで出てくる。
序盤でレベル99まで育てたりしたら、
装備はないのにモンスターのレベルも99!って事態になる。
あとあと仲間も増えるしね。
そいつらとレベル差が開きすぎても困るんで、
育成はぼちぼちにして先を急ぐ。
強くなりすぎて、敵シーフに『ハートを盗む』で
魅了されても大惨事だし。
まだ店でン・カイの腕輪(混乱&チャーム無効)が
売ってないので、防ぎようがないのです。
あとムカつくのが黒魔導士。
こっちに攻撃魔法をセットしたうえで、
マップの端っこに逃げ込むという習性を持つ。
戦略としては正しいんだけどさ…。
そうそう、戦闘不能後にスリーカウントで、
キャラクターは本当に死にます。
(不死身なのは一部のNPCだけ)
チャプター1はアルガスとかいうクズを殺して終了。
こんなやつ助けなきゃよかったのにねぇ。
怒りに燃えるディリータだったが、戦力外のNPCなので…。
(ラムザの前で寝てるやつ)
ストーリーは秀逸なので、未プレイのかたはぜひ。