オーバーロード~エスケープ・フロム・ナザリック~
『悪魔城』や『メトロイド』でお馴染みの、
2Dの迷宮探索アクションゲーム。
その一本として、ちょっと気になってたゲームがあったのよ。
んで、夏にやっとスイッチを買ったので、触ってみた。
それが今回ご紹介する
『オーバーロード~エスケープ・フロム・ナザリック~』です。
『オーバーロード』はもはや説明不要だよね。
モモンガ様がたまに素に戻るのが面白い、あれだ。
私はまだ2期までしか観てないんだけど…。
そのうち観ようと思ってて、ずっと後まわしになってる。
と、それはさておき。
このゲームはナザリック(モモンガ様の居城)の
地下迷宮から脱出しようってお話です。
で…主人公はクレマンティーヌ。
いや、その…なんでっ???
なんでクレマンティーヌさんなの?
確かに一期の名キャラではあったけど…ねえ?
ご存知ないかたのために説明しとこうか。
クレマンティーヌさんっていうのは、悪党なんですよ。
さらなる上位の大悪党であるモモンガ様に
おちょくられた挙句、
抱き締められて圧死したわけですが。
そんなクレマンティーヌさんが、
ナザリックの地下で生き返り、脱出を目指します。
まあ見ての通り、内容は2Dの迷宮探索なんだけどねー。
クレマンさんはやたらジャンプ力があるため、
迷宮もだだっ広い造りになってる。
で、そのジャンプ力や壁張り付きを駆使して進む、
アスレチックゲームとなっております。
確かに探索…要素もあるっちゃあるんだけどね?
ほとんどアスレチックと思ってよし。
そのアスレチック自体は割とよくできてる。
ただ、それが迷宮探索かっていうと……
ちょっと違うんだよなあ。
炎・電撃・氷を使い分けて進むとか、
一応RPG要素もあるよ?
でもレベルアップといった成長要素はないし、
装備もサブウェポンを変更できるだけ。
成長要素は武器の強化くらいかな?
どの武器も炉で5段階まで強化できる。
しかし一回の強化に必要なマナは数百程度なのに、
マナは一万、二万とどんどん溜まっていく。
ワープポイントの開放にもマナを消費するけど、
そんなに要らないってば…。
ほかに使い道があるんだろーか?
また、モンスターは大抵1~3打で倒せるものの、
攻撃までの反応が早いので、
ハンマー系の武器じゃ間に合わない。
ハンマーは一応ガイコツ系に有利…なんだが、
このへんのバランスは取れてないなあ。
そもそもモンスターの数が少ないし、経験値もないから、
武器なんてどれでもいいんだけど。
無視してもOKだ。
このゲームは本当にアスレチックがメインなんです。
あと気になったのは、迷宮の構造かな。
ワープポイントやセーブポイントの位置がおかしいのよ。
複数のセーブポイントが無駄に並んでたり…。
ワープポイントも場所が偏ってて、
あとから未踏地点をまわるのが、いちいち遠まわりになる。
でもって帰れなくなる、というパターンも多かった。
あとあと、苦労して入った割に
マナしかない小部屋があるのもねぇ…。
それから、無音の部屋が多いのも
気になったかな。
せっかくエリアごとにBGMが用意されてるのに、
すぐ消えちゃうんだなあ、これが。
まとめると、
確かにシステム自体は2Dの迷宮探索なんだけど、
内容はアスレチックがメインのステージ制なんですよ、と。
ゲームのコンセプトと仕様が微妙に噛み合ってないのだ。
クリアはしたけど…うぅーむ…。
半ばネタキャラと化してしまった
クレマンティーヌを引っ張り出すんじゃなくってね?
モモンガ様の下僕…例えばありんす嬢が
普通に迷宮を調査、とかでよかったんじゃね?
まあ、単に開発費もスケジュールも
余裕がなかったんでしょ。
また、モモンガ様の一味を
ピックアップしては、
本編との兼ね合いでNGが出るかもしれない。
そういった事情から、
クレマンティーヌの外伝という形で
こぢんまりとまとめたんじゃないかな。
メディアミックスの一環で企画されたものの、
開発サイドには采配の余地が
なかったってやつだ。
…うん。
テキトーに言ってみただけ。
2Dの迷宮探索としても、
『オーバーロード』のキャラゲーとしても、
物足りない感じ。
会話シーンに立ち絵のひとつもないし。
アニメの三期以降も観ないとなあ…。
シェンムー観てる場合じゃないよなあ…。
じゃ、またね~。