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民主主義

なるほど。

 【ロンドン共同】ジョンソン元英首相は9日、下院議員を辞職した。英メディアが報じた。新型コロナウイルス対策下でのパーティー問題を巡り、虚偽答弁疑惑で下院が調査していたが、抗議の姿勢を示した。調査の結果次第では議会から追放処分を受ける恐れがあった。ジョンソン氏は辞職声明で「議会を離れるのは悲しい。少なくとも今は」と表明、将来的な政界復帰には含みを残した。
 ジョンソン氏は英国で新型コロナ対策の行動規制が課される中、首相官邸でパーティーを開催したことなどが引き金となり、昨年9月に首相を辞任した。他人との間隔を十分に維持できていなかったことは認めているが、故意による規制違反は否定。パーティーについては「必要不可欠な職務上の会合」と主張していた。
 調査委員会は、パーティーに参加したにもかかわらず規制を順守していたとのジョンソン氏の主張が議会を欺いたことに当たるかどうか調べていた。
© 一般社団法人共同通信社

2023/6/10

フィンランドのサンナ・マリン首相(36)がパーティーで派手に踊ったり歌ったりする様子の動画が流出し、批判が沸き起こっている。
2022/8/19 BBC

以前、塩野七生のエッセイだかに出ていた、ヴェネツィア共和国に生きたカルロ・ゼン(1333〜)の話をよく思い出す。(うろ覚え)

彼は国を救った英雄であり、国民的人気を誇り、あと手にしていない称号はドージェの地位くらい、とまで言われたほどの魁傑であったが、パドヴァだかの領主に貸したお金の記載が漏れていたとかの罪で、政治的に葬り去られる。他国にまでその評判が轟いていたから、「ヴェネツィア人はあれほどの人材を、たかが(当時の日本円で約200万くらい?の)収支への記載漏れ程度の罪で追求するとは愚かな」と嘲った。
そこで、以下のセリフを吐いた人がいた。

委員諸君、ゼンほどの人物を知れば、それを葬り去る決定を迫られて迷うのは当然であります。 しかし、わすれないでほしい。 人材というものは、これ以後生まれないのではないかと恐れれば実際に生まれないものであり、反対に、そのような心配にわずわされず断固とした処置を決行する国では、うまれてくるものであります

とな。
ゼンは、当時のヴェネツィアの法で公正に裁かれ、ヴェネツィア共和国はその後もゼンに負けるとも劣らぬ人材を輩出し続け、その繁栄は1797年の滅亡を思えば、非常に長く続いたと言えよう。

ヴェネツィア共和国は、実に上手くできた共和国であった。独裁を阻み、世襲を禁じ、金融に頼らず実地を保護して法律に基づいて運営されていた(ようだ)。
史上最も長く続いた共和国、Serenissima Repubblica di Veneziaアドリア海の女王であった。

+++++++
政治家と言うものは、地位に恋恋としがみつき、金に汚いと言われているし、実際そうなんだろう。しかし、我が日本の政治屋たちは、民主主義の定義からは、余りにも遠い振る舞いが、多過ぎやしないだろうか?


虚偽答弁をしてもオッケー👌
国有地を割引してもオッケー👌
国会で審議せずに閣議決定してオッケー👌
憲法違反をしてもオッケー👌
立法事実がないのに立法してオッケー👌
審議で質問に明らかに答えてなくてオッケー👌
セクシャルハラスメントしてもオッケー👌
カルト教団とズブズブでもオッケー👌
世襲オッケー👌
メディア統制オッケー👌
人権侵害してもオッケー👌
公邸を私的に使用して写真撮影して拡散してオッケー👌
私人が外交してオッケー👌
親族や身内の会社、企業、団体ばかりを優遇してオッケー👌
中抜きオッケー👌
「次の質問どうぞ」の連続オッケー👌
「説明責任を果たしていく」の連続オッケー👌
「ご指摘には当たりません」の連続オッケー👌
「わからないことが分からないことが分かりません」答弁が小学生並みでオッケー👌
権威勾配なし崩しでオッケー👌
官房機密費が非常に多くて収支が不透明なのもオッケー👌
事後検証しなくてオッケー👌
マイナカードの進め方が、憲法違反なのもオッケー👌
第三者機関によるチェック無しでオッケー👌

もう、目も当てられない。
サンナ・マリンが、踊り狂っていたことがスキャンダルになるフィンランドを、羨ましく思う。レベルが違う。国のトップがプライベートな空間で羽目を外していることが最大のスキャンダルであるこのserenoな政治よ。

日本の政治屋を律する法がない限りは、無理なんだろう。どうにかならないものかなぁ。

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