留学生らが泥かきに汗 ASEANキャラバン隊(2011/6/20掲載)#東北ボランティア
2011年6月20日の石巻日日新聞に掲載した記事です。
東日本大震災の復旧復興のため、東北を訪れたボランティアの皆さんの様子をお伝えするため当時の記事を掲載しています。
ASEAN(東南アジア諸国連合)加盟国の人たちが被災地の支援を行おうと先日、石巻市内で泥かきなどのボランティア活動を実施した。
この活動はASEANの被災地支援事業「ASEANユース親善キャラバン」の一環で、日本財団が協力した。タイやブルネイ、インドネシア、ベトナム、シンガポールなどから日本の大学に留学している留学生ら約100人が参加した。
参加者たちは石巻市不動町地区の住宅などの泥カキを実施。スコップなどを使って丁寧に汚泥を片付けていった。また、別のグループの人たちは同地区でタイの民族料理「パットタイ」(焼きビーフン)などの炊き出しを行った。
泥かき作業に参加した千葉大工学部4年のカルヴィン・オン・カー・イーさん=マレーシア出身=は「予想以上の石巻の被害に驚いたが、活動で少しでも役に立ててよかったです」と話した。
また、活動を視察したASEANのスリン・ピツワン事務総長は「スマトラ地震の際の恩返しとして活動しました。さまざまな国の人が心を一つにして震災復興に当たることが重要です」と述べた。
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