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「令和遣欧使節」を募集| 混声合唱団コロ・はせくら

10月にスペイン、イタリア訪問 現地でコンサート

 伊達政宗の命を受けて海を渡った支倉常長ら慶長遣欧使節団がスペインに到着してから今年で410周年。これを記念し、※ハポン・ハセクラ後援会(白田正樹会長)は「令和遣欧使節2024」と名付けた使節団を公募して、10月にスペインとイタリアに派遣する。

 使節派遣はハポン・ハセクラ後援会とNPO風の環コンサートが主催。主な公募は「混声合唱団コロ・はせくら」のメンバー計16―20人(ソプラノ、アルト、テナー、バス各4―5人程度)。ツアー期間は10月16―24日。スペインのコリア・デル・リオ市とイタリアのチビタベッキア市の合唱団と合同で現地でのコンサートに臨む。

多様な国際交流事業を展開するハポン・ハセクラ後援会(写真は平成31年4月、スペインでの交流の様子)

 コリア市には使節団の末裔とされる「ハポン姓」が700人以上住む都市。また、チビタ市は石巻市と姉妹都市を結んでいる。

 対象は郷土に愛情と誇りを持つ宮城県出身者で、合唱経験は問わないが、最低限、楽譜が読める人。演奏予定曲は「青葉城恋歌」「見上げてごらん夜の星を」「アンダルシア州歌」「モテット」など。5―9月まで月2回程度練習し、必要に応じて合宿も計画する。応募締切は5月15日。

令和元年8月、ハポンさんらが石巻を訪問し、サン・ファン館などを視察した

 希望者はハポン・ハセクラ後援会のホームページから申込書をダウンロードし、必要事項明記の上で、コロ・はせくら事務局にメール(coro.hasekura@gmail.com)添付して申し込む。ツアー代金などを含む詳細の問合せは同事務局の及川さん(080―6472―2836)まで。【山口紘史】


※ハポン・ハセクラ後援会=東日本大震災被災地の復興支援を軸とするさまざまな文化交流事業を経て、平成30年に発足。〝ハポンさん〟と親交を深める事業をはじめ、コリア市の市民合唱団を石巻に招待したほか、コバルトーレ女川のU―15ジュニアをコリア市に派遣し、現地のスポーツ大会に参加させるなど縁を育んできた。コロナ禍で交流は休止していたが、今回の使節派遣で再開する。

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