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青空イベントに1万人

石巻青年会議所60周年記念

 ステージイベントや飲食・物販を通じて石巻地方の魅力を体験してもらう「TSUNAGARU FESTA(ツナガル・フェスタ)2024」が4月28日、石巻南浜津波復興祈念公園内西側の広場で開かれた。一般社団法人石巻青年会議所(木村亜梨沙理事長)の60周年記念事業。夏日に近い絶好の行楽日和も手伝って約1万人が来場した。

模擬上棟式の餅まきに人だかりができた

 ステージはいしのまき観光大使の萌江さんの司会で進行し、圏域の2市1町から渡波獅子風流千寿会、ダンスチームHADDLE、石巻好文館高校チアリーディング部、女川潮騒太鼓轟会、寺崎はねこ踊り保存会が出演。石巻生まれのヒーロー「シージェッター海斗」も駆けつけ、子どもらと一緒にダンスした。

模擬上棟式では萌江さんらが子ども向けに菓子をまいた

 特に人垣ができたのは、石巻地元工務店協同組合の設立10周年を記念した模擬上棟式。ステージ上から紅白の餅1千個や子ども向けの菓子がまかれ、笑顔と歓声が広がった。

国防を担う車両や自衛隊員と触れ合えた

見て食べて楽しんで圏域満喫

 会場にはキッチンカー14台を含む約40店が並び、地元の産品やグルメをPR。無料で持ち帰れるベンチの木工教室やかわら割りの体験、航空自衛隊車両の展示もあった。

瓦割りに挑戦できた石巻かほく商工会青年部のコーナー。高校生も気合を入れてストレス発散
シージェッター海斗と一緒にダンス。パンチにキックだ
桜坂高校の生徒は商品開発に携わった非常食を販売。台湾東部沖地震被災地の高校へ商品を贈るための募金とした
石巻地元工務店協同組合は、設立10周年記念で無料の木工教室を開催。大工に教わり、ベンチを作れた

 両親やいとこと来場した住吉中学校1年の大槻美心さん(12)は「餅まきが楽しい。石巻はヒーローもいていいまちだと思う」と地元の魅力を満喫。木村理事長は「たくさん出店し、たくさんの人に来ていただけた。2市1町で活動している団体であり、10、20年とつながりを増やしながら圏域を盛り上げていけたら」と話した。
【熊谷利勝】

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