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サイボーグ戦士が砂像に

中瀬公園 6月半ば完成

 漫画家、故石ノ森章太郎氏の代表作「サイボーグ009」の誕生60周年を祝う砂像制作が27日、石ノ森萬画館隣の中瀬公園内で始まった。日本を代表する砂像作家で、東松島市地域おこし協力隊の保坂俊彦さん(50)が担い、初日は土台となる砂を固める作業を行った。完成披露式典は6月16日を予定している。

記念砂像の制作がスタートした

 サイボーグ009は昭和39年に漫画連載が始まり、何度もアニメ化されるなど世代を超えて愛される作品。砂像は幅約4㍍、奥行きと高さが3㍍で、9人のサイボーグ戦士とそれを生み出したギルモア博士を描く。使われる砂の量は約50㌧という。

地域協力隊・保坂さん制作

 4層に分けた砂の土台を作る作業から始まり、砂を固め、上の層から砂の像を彫っていく計画。保坂さんは「僕も石ノ森作品が大好きで、サイボーグ009も子どものころに見ていた。萬画館を訪れる家族に楽しんでほしい」と話していた。

高さ3㍍の巨大な作品になる予定   画像©石森プロ

 60周年企画は石森プロが軸となり、漫画連載や舞台上演を展開している。同館企画営業課の高橋智之係長は「節目を盛り上げる後方支援として、ファンの方々に楽しんでもらえれば」と期待を込めた。【渡邊裕紀】

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