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ボランティアに心を込めた昼食を 石巻市の鮮魚店まるか(2011/8/23掲載)#東北ボランティア

2011年8月23日の石巻日日新聞に掲載した記事です。
東日本大震災の復旧復興のため、東北を訪れたボランティアの皆さんの様子をお伝えするため当時の記事を掲載しています。

 石巻市中央一丁目の鮮魚店プロショップまるかでは22日から、震災の復旧作業で石巻市を訪れたボランティアに感謝を込め、焼き魚定食を無料で振る舞っている。店内で惣菜などを販売する「名店街」の料理店も協力。26日まで作業に当たるボランティアに石巻の味覚を楽しんでもらう。

 同店では8月上旬、東京都の取引先から支援物資として贈られたハンバーグをボランティアの昼食として提供。温かなご飯も一緒に出し、店内のテーブルで食べてもらった。

 ガレキ撤去や側溝清掃などの肉体労働に励むボランティアから喜ばれ、毎日限定の50食がすぐになくなる好評ぶり。ハンバーグは1週間ほどで無くなったが、まるかの佐々木正彦社長や料理店の店主らは「石巻地方の住民として、ボランティアに感謝の気持ちを表したい」と自費で昼食の提供を決めた。

 22日は女川町でボランティアを行うNPO団体VERY50のメンバーが来店。脂の乗ったサバの塩焼き2枚と大盛りのご飯、サービスのボイルイカなどに舌鼓を打っていた。

 同団体副代表の東桂太さんは「3月にも石巻市に来ましたが、ガレキだらけの場所だったところが活気にあふれるとうれしい。魚もおいしいです」と話していた。

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