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未来に胸張って託す団体に

石巻青年会議所 創立60周年で記念式典

 一般社団法人石巻青年会議所(石巻JC)の創立60周年記念式典が22日、石巻グランドホテルであった。現役会員らは圏域に愛着を持ち、課題に向き合ってきた創立時から精神を受け継ぐことを誓い、OBや来賓の首長らは地域活性化に欠かせない若い力によるまちづくり、ひとづくりに期待にした。

歴代の理事長が登壇し、後輩を激励した
あいさつする木村第60代理事長

 現役・OB会員や来賓ら約200人が出席。木村亜梨沙第60代理事長はあいさつで「コロナ禍も工夫を凝らし、歩みを止めずに運動を展開してきた。これからも地域に必要とされる存在として困難な時こそスピード感を持ち、柔軟に対応し、難局を乗り越えていかなければならい。子どもたちに胸を張って託せる団体になれるよう成長し続ける」と誓った。

 元会員の齋藤正美石巻市長と須田善明女川町長を含む圏域の3首長がそろい、「次代を担う若きリーダーとして地域を盛り上げてほしい」など期待の言葉。伊藤信太郎環境大臣や安住淳衆院議員も出席し、祝辞を述べた。

 各地にあるJCは20―40歳の青年経済人が所属し、「明るい豊かな社会」の実現を目指す団体。石巻JCは昭和39(1964)年6月23日に全国291番目に設立され、OBは350人を超える。現在、会員は52人。各自の資質向上を目的とした例会、セミナーのほか、サン・ファンまつりの開催や石巻川開き祭りへの参加、青少年育成などを通じて地域に貢献している。

つながりの深いJCに感謝状を贈呈

 記念式典では60年の歩みを映像で回顧。木村理事長から設立を指導援護したスポンサーJCの仙台、姉妹JCのひたちなか(茨城県)、友好JCの桐生(群馬県)の各代表者へ感謝状を贈った。

 また、出席した歴代理事長も紹介され、第12代理事長の浅野亨さんが「時代の流れを把握して頑張って」とエールを送った。
【熊谷利勝】

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