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アルモンデナンデモデキルサ#7 【油麩の無限な可能性】

ひびのわです。
毎週一回、stand.fmで旬の野菜をまるごと食べ切る一品を紹介しています。
旬の食材をたっぷり味わう、頑張りすぎない、毎日食べたいご飯。
聞きながらつくれるくらい簡単なレシピです。
noteでは声のレシピに小ネタをちょっと織り交ぜて、文字起こししたものを掲載しています。

先日に引き続き、今回もセロリを使った一品を紹介していますが、今日の主役はどちらかというと「油麩」の方。
ストックが切れるとアワアワしちゃうくらい頼りにしている、油麩。
我が家では常備品のスタメンですが、友人や生徒さんたちに聞くとどうやらあまり馴染みのないもののよう。
それを知る度に、私の中の「油麩広め隊(自称)」魂に火がついてしまい、あの手この手で食べさせてしまう…その中の一品がカナッペなんです。

フランスパンみたいな長い棒状のもの、コッペパンサイズのもの、カットされた状態のもの、さまざまなバリエーションで売られている油麩。
ちょっと割高になってしまいますが、カットされているものが便利で、我が家もこのタイプを買うことが多いです。
今回紹介しているカナッペも、カットしてあるものだと楽ちんに作れます。が、もちろん長い油麩をお好みの厚さにカットしてもOK!
手に入るもので作ってみてください。

合わせるセロリ味噌は、余りがちなセロリの葉っぱの部分を使います。
後で使おうと野菜室に入れてしまったが最後、気づいた時には真っ黄色!
そんな経験を、誰でも一度はしているんじゃないでしょうか?
セロリ独特のあの香りは、くびれから下のむっちりボディよりも、上のフサフサな葉っぱの方がより濃厚です。
そんな葉っぱの部分に、これまた濃厚な甘味噌を合わせると最高!

パリパリ油麩と濃厚セロリ味噌の組み合わせ、ぜひお試しください。

※ noteでは簡略化したレシピを文字にしています。
 詳しい作り方はぜひ、ひびのわradioを聞いてみてくださいね。


◇材料◇(セロリの葉1本分で、カナッペ約3枚分)
セロリの葉っぱ/ニンニク/生姜/味噌/みりん/砂糖/油/油麩
◇工程◇
①セロリの上半分を細かく刻む。(1本分)
 ニンニクと生姜はすりおろしorみじん切り。(各小さじ1)
②フライパンに小さじ1くらいの油を入れ(ごま油=パンチあり、オリーブオイル=さっぱり)弱火にかけ、刻んだセロリを入れ油と馴染ませる。その後、ニンニクと生姜を入れて炒め、味醂小さじ1、砂糖小さじ1を加える。
別の器に味噌小さじ1と水小さじ1を溶き合わせ、セロリがクタッとしてきた加えて、水気がなくなるまで弱火のまま煮詰める。
(八丁味噌や豆味噌などパンチの強い味噌がおすすめ。なければご自宅にある味噌でOK。味噌が甘めな場合は最後に少し醤油を加えるといい感じ。)お好みの甘辛味になったら、完成。
③油麩にセロリ味噌を、好きな量のせる(棒状の油麩を使う場合は1cmほどにカットする)。オーブンやトースターなら200℃で5分強、魚焼きグリルの場合はごく弱火で油麩がパリパリになるまで焼く。
お好みでとろけるチーズやパルメザンチーズなどをかけても最高!


油麩は、すき焼き風に長ネギと煮たり、肉じゃがに入れたり、親子丼のように卵とじにしたりと、たっぷり汁を吸わせてジュワーっと食べることが多いです。(それも大好き!)
が、今日の一品のようにカリカリに焼いても美味しいんです。
フレンチトーストならぬフレンチ油麩にしてもすっごく美味しい。
この機会に一度手に取ってこの美味しさを体験してもらえたら嬉しいです。
そしてセロリ味噌は、逆の発想で食パンに塗って上にチーズを乗せて焼いても美味しいですし、もちろんご飯に乗せても最高なので、それぞれ色々試してみてくださいね。

ちなみに我が家では、パン粉がなくなった時、油麩を砕いてコロッケの衣にしたり、グラタンの上に散らしたりしています。
だって油麩の原料は小麦だもの!
そう考えると、油麩の可能性って無限なんじゃ…?
(フランスパンをすき焼きや肉じゃがに入れないもんね)


まだまだ知らない油麩の美味しい食べ方が、たくさんあるんだろうなぁ。
ご存知の方、ぜひ教えてください!
一緒に油麩広め隊として、活動してくださーい。

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