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人生をちょっと動かしたくなった一年前のできごと
引っ越し話1
最近のアルバムアプリは優秀で「過去のこの日」という過去の画像を見せてくれたりしますよね。
そのお知らせによると、去年の今頃、私は家探しをしていたようです。
去年の夏まで暮らしていた京都のおうちから引っ越したくなっていたのです。
理由は「なんか車のある生活がしたくなってきた」というもの(笑)
そのころ私は京都の街中のどまんなかに住んでいたので、車が必要ない生活をしていたんです。
むしろ車があると不便。
必要がある時にタクシーに乗るのが一番便利で経済的という場所でした。
しかし、私はもともと愛知県民。
車社会で生きてきた人間です。
ふとしたときに車に乗れない生活が4年続いて、
「私この四角の中から出てない!」ってなったんです。
いや、京都の街ってね、碁盤の目でできてるというのは有名な話じゃないですか。
その中心部に住んでいたため、徒歩圏内で全てが賄える生活をしていたんです。
デパートもあるし、スーパーもあるし、ピラティススタジオもあるし、市役所もあるし、もちろんカフェもパン屋も飲食店関係だいたいなんでもそろってる。
なんならスタバは徒歩圏内に7軒くらいあって選び放題!(行かないところも含めたらまだあるはず)
そして職場までも徒歩で行けるときたもんだ。
そうなってくると京都の碁盤の目の中心部の四角の中から出ない生活が続くんですよ。
そうなってくるとね、
「私この四角の中から出てない!」
ってなるんですよ(笑)
一度そこの違和感に気づくと生活圏をもうちょっと広げたい。と、うずうずしちゃうんですよね。
それで、もうちょっと郊外に出て、実家に置きっぱなしの車持ってきて、一歩外に出れば都会の喧騒という生活を変えてみようかなという気持ちになってお部屋を探していたんです。
それに加えて、そう思い始めて少し経った去年のこどもの日あたりに私にとって人生初の室内犬であるチワワを飼い始めることにしてしまったのです。
そうしたらね。
もうケージの圧迫感が半端ない!(笑)
いや、十分ひとりと1匹が住める部屋だったとは思うんですよ。
でも初めての室内犬。
思ったよりも臭う。
思ったよりも飼い主である私の動向をじーーーーーっと見つめる。
思った以上の存在感に圧を感じてしまいまして、
またそれにあたって、ペット飼育規則の契約をオーナーさんと結ぼうとしたらそこに飼いてある約束事項が厳しすぎて震え上がり。
いや、普通の賃貸契約でもそんなこと書く?みたいなことまで書いてくる大家さんだった。
たとえば「キッチンの掃除はちゃんとすること。メラミンスポンジは傷つくからだめよ」みたいなのが賃貸契約に書かれてるの。
私、そんなにおうちを借りた経験がないから知らないだけかもしれないけど、周りの友達数人に聞いたら「そんなの聞いたことない」って言ってたからたぶん一般的にめずらしいほうのオーナーさんだったんだと思う。
ともあれ、そういう細かいお約束がいっぱい書いてある契約を結ばせるオーナーさんだったということを思い出したのはそのペット飼育規則が出てきてのこと。
ふつうに住むだけでその細かさが出る人ですよ。
ペット飼育可とはいえ、そこに書いてある文面が。
「・・・ちょっとよくわかんないけど。もしかしたら退去時にけっこうな額を支払わなきゃいけなくなる感じ?」という恐怖に震えまして、そこに署名捺印するのを拒否して「退去します」って方針に変えたんですよね。
あの時の退去のやりとりを経ていま思えば、書いてあるだけで法外に取り立てる的なことはしない人なんだなって思ったけどね。
いやいやいやいや、とはいえその書面がすべてだったりするとこあるよね?
まあ、私はちょうど引っ越し先を探していたところだったので、「退去します」の方向に変えられたけど、そういうつもりではなかったらそれで契約してただろうなぁ。
もちろんそのマンションで室内犬を飼ってる人もいましたからね。
私はびびったけど、ビビるほどのことではないのかもしれない。うんうん。
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