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高校のとき、危うく路頭に迷いかけたときの話

「徳川埋蔵金」と「矢追純一UFOスペシャル」、探し物が見つからない系の最高峰の番組じゃないかと思っています。

再放送ないかな~。

私は、良くも悪くも気分を顔に出すことがあまりなく、声を荒げて怒るようなこともほぼないので、「すごく穏やかな性格」もしくは「すごく穏やかな家庭で育った」と思われがちです。

なので、こういう家庭で育ったよ、という話をすると、すごく驚かれるんですが。

めちゃくちゃ厳しい(いや激しいというべきか?)家で育ったんですよ。

すでに他界しているのですが、父の躾はハンパなかったです(笑)
ただ、一度も父が嫌いと思ったことはありません。
父は、言葉にしたことを100%やる人だったので、そういう面ではもう、絶対にかなわない存在でした。
妥協がないし、自己満足もしない。
だから小さいころから尊敬していました。


ただ、、、ただね。
してはいけないことをしたときの容赦なさがすごい(笑)。

それは、高校2年になったばかりの4月の朝、学校に行く前にご飯を食べてたときのこと。
ご飯食べながら窓の外見てたら、私の高校のカバンとか、教科書とかが
(おそらく私の部屋の窓から)降ってるのが見えたんですよ。
うちは2階だてで、ちょうどキッチンの上が私の部屋という作りだったんで、これはえらいことになった(゚Д゚;)!!!!!と2階にかけあがりました。

この時点で、私の頭の中では警戒アラームが鳴りまくりです。

で、部屋に行ったら、父が涼しい顔して、教科書とか捨ててるんですよ。外に!!


私「す、す、すいませんでした(-_-;)」


もう、びびりすぎていきなり敬語(笑)
なんか、怒らせることしたんだろうな、と。

父「お前、成績下がったやろが」
私「・・・・・・・・・・(ばれている・・・・っていうか怖すぎて何からしゃべれば)」

もちろん、ただ成績が下がっただけで、こんなことになったわけではなくて。これには前フリがありまして。

私は、高校に進学するとき、剣道部に入りたくないという、
ほんとうに単純な理由から、進学クラスに入ったんです。

私の通った高千穂高校というところは、剣道の強い学校でした。私自身、中学まで剣道やってたこともあり、剣道部、入るよね?みたいな流れになりがちなんですが、もう、高千穂高校剣道部はほんとに凄いレベルでもちろん練習も凄すぎるので、ヘタレな私は、どうにかしてそれを回避すべく、安易に進学クラスに入ることを選んだのでした。
(そこに入ると、部活をしなくてよかったので。)

当時、理系文系1クラスずつで、それぞれに40名くらいいたのかな?
だから、80名くらいで、1年の最初の中間では20番前後だったはず。
(そのときは、結果を見せた記憶がある。)
でも、自分より頭のいい子なんてたくさんいるし、ずるずる下がって40~50番あたりになったころから成績表を見せずに、「まあまあだった。」とか
口だけでふんわりと報告する、という手法をあみだし、自分では何とか誤魔化せていると思っていたわけです。

だぶんそのゆるさとか、成績が下がったことを、隠せてると思ってる
姑息な感じが、父を激怒させたんでしょう。
要はウソをついてるわけですから。

で、続けさまに父の言葉。
「日本の義務教育っていつまでか知ってるか?
中学までなんだよ。
別に、頼んで高校行ってもらってるわけじゃないから、
もう、学校行かなくていいぞ。」

え?何それ?
いやいや

いやいや、まじでヤバイ。

私「学校・・・行かせてください。」
(かなりのウィスパーボイスで。)

父「じゃあ、今から2択やるから選べ。
今日、学校行くなら、2度と帰ってこなくていい。
それか、
学校やめて、働け。」

えーーーーーーーーーーっ!!

それ、
どっちも選べねぇ_| ̄|○

途方にくれた私は、最後の砦とばかりに母に相談しました。
事情を説明すれば、かばってもらえると思って。

そして母の一言
「それは、もう家には入れんわねぇ(うんうん納得的な。)」
まさかの父に賛成派(泣)

そして外にあった物置みたいなところを、人が1人過ごせるくらいに
片づけとか始めたんですよ。

あのときほど、人生終わったと感じたことはない(笑)

でね、そのあと1週間ぐらいはほんとに家に入れてもらえなくて、高校から帰宅したら車で過ごして、
「人生・・・。(泣)」とか考えたり、
食事とかお風呂はみんなが終わったころを見計らって、
母に家に入れてもらうという、そんな生活をしましたよ。

あんなささいなウソついて、こんな恐ろしい目に会うんだったら、もう絶対ウソつくのやめようって、心にしみましたどころの話じゃないですよ。
まじで!
これ下手したら、心に穴空くような話ですから(笑)

とまあ、こんな感じでね、育ったんですよ(笑)
毎日が緊張の連続。

だから、もう場の空気読むことに関してはかなりのレベルいける、と姉妹ともども思っております。

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