おとなの友達

娘の習い事の関係で、頻繁に徒歩10分・車で3分程度の位置にある公民館にしょっちゅう出向いてます。古くからある公民館は3階建てで、ホールもあるため、地元の習い事の発表会に使われたり、祭りにも使われたりと、この地域の主要な公的施設の1つです。会議室や和室もあるため、私自身は習い事の保護者会の会議に使用しています。娘は週に1度の習い事の教室のために通い、私は月に1~2回の会議のために使っている、といった感じです。

公民館ではいろんな趣味の教室が開かれているようで、折り紙講座、押し花講座、将棋や長唄講座など催されており、まぁ地域の憩いの場だわねぇと思いながら出入りする人たちを眺めていたのですが、講座の内容から察するに高齢者向けかな、と思っていました。

今日も会議の予約のために出向いたところ、「前から声をかけようと思っていたのですが…」と公民館スタッフの方から「紐でティッシュの箱を作る講座」の案内をもらいました。

おぉ、紐でティッシュの箱を作るのはまさに主婦の趣味っぽい…と立ち止まったところ、たまたま来ていた子の友達のお母さんから、「おとなの友達作るのに、ちょうどいいよ、来なよ」と話しかけられたのです。聞けば雑談をしながら、手元は黙々と手芸をやるらしく、こういう時間作るといいんだよ、とのことでした。(超がつくほど手芸が下手なので、そっと案内の紙は置いてきた)

ティッシュの箱が終わったら、今度はカラフルな和紙でブローチを作るそう。次々とよくそんな企画が浮かぶね。

おとなの友達ってどう作るんでしょうね、ところで。
もうすぐ40にもなろうと言うのに、思えば友達を失ってばっかりだな、と思ったのですが、「ちょうどいいよ、来なよ」と言ってくれたあの人は、子どもの付き合いで繋がっている人なので、ある意味で「おとなの友達」なのかもしれません。チラシを持ってきた女性のスタッフ2名は、若手の参加者を探していると言っていたので、私はこの世界では若手に位置するようです。

本当に全くこれっぽっちも全然欲しくないけど、ティッシュの箱を作るために、カラフルな紐を買い求める日も、あっていいのかもしれないですね。






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