君のいない九月

少しつよい風が　夏を追い払い

いつもの教室　ただ空をながめている

KIMINO INAI 九月

 IMINO  NAI  二学期　

ひとつ減った机　しらん顔のともだち

正体不明の方程式は　眠気をさそい

正体不明のぼくらは　鉛筆ころがすだけ

KIMINO INAI  九月

 IMINO   NAI  二学期

ひとつ減った机　しらん顔のともだち

　※いい子のふりをしているくらい
　　簡単だったはずなのに

　　いい子のふりをしていることが
　　いちばん楽なのに

君はいつもひとりきりで　遠い空を見ていた

君は青い空に　なにを見つけたの

KIMINO INAI  九月

 IMINO  NAI   二学期

ひとつ減った机　ぼくは目をとじる

　※

バンドを解散してから何年か、ギター一本でライブをしていました。
これは、そのころ作った小品です。

これは「よし、明日も頑張ろう」という感じの歌ではありませんが、
ず～っと昔に作った自分の歌に、励まされる・元気づけられる、
という、ちょっと照れ臭いというかおセンチすぎて苦笑してしまうようなことも、いまではなんだか素直に受け入れられるようになりました。