エッセイ書きます
エッセイを書きたいと思っていた。
作家の富園ハルクさんが、このnoteという場所を教えてくれた。
ハルクさんはぼくが「幽」(KADOKAWA)という怪談文芸誌の怪談実話コンテストで優秀賞をもらったときにおなじ優秀賞を獲られた方で、いわばその年の大会での銀メダルと銅メダル(ぼくが銅)という関係である。
生粋の江戸っ子であるハルクさんと生まれも育ちも関西の外れというぼくだったけれど、初対面の日から意外なほど馬が合った。
ハルクさんは特撮やアメリカン・コミックやアニメにやたら詳しく、その系列の人脈も広い。博識ながら少しも偉ぶらないハルクさんからその手の話を聞くのはしみじみ楽しい。なによりも彼は「良い人」であり「好い人」なのである。
ひびきはじめ というモノカキに興味をもってくれた奇特な読者がネットで検索したときに何ひとつ情報がないのは申し訳ないし勿体ない、とツイッターを教えてくれたのもハルクさんだった。
ツイートを続けるうちに、怪談や小説を書いているぼく自身(それに基づく内容)よりも、相棒である駄猫のミケちゃんの方を愛してくださる方ばかりが増えたが、それはそれで嬉しいことである。
誰からも期待されいない誰も欲していない文章だと承知しているけれど、140文字では表現しきれないことを、どこかに細々(ほそぼそ)と発表できればいいなと考えていた。
昭和40~50年代の子どもの頃のことや、中学高校の頃のはなし。
レコード屋さんの店長時代のはなし。嘘のようなほんとの「虹」と称するバンドのてっちゃんとの思い出ばなし。
バンド時代のはなし。
そして怪談や文学や旅のはなし。
ネットを介した作業は、人の10倍以上かかる。いまこの文章を書いている瞬間も正直おっかなびっくりである。
だから、
noteの改行のたびにまるまる一行空いてしまうのをどうにかできないかと三か月考えたあと、ふと気づいてネットで調べたら5分で解決した。
なんていう、難儀なおじさんの日常雑感がメインになる可能性は高い。
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