『To LOVEる-とらぶる-』1巻+αざっくり解説(ストーリー編その3)

前回の続きです。↓に前回のリンク貼っておきます。

今回も筆が進み、分量が長くなったので、最後のまとめだけでも読んで
下されば幸いです。

第5話(トラブル5接近)

この回は、ララが彩南高校に転向したいきさつと、春菜がララに
学校紹介をする話で、リトの行動によって恋愛要素が変わる話ではない
(いわば、次回への伏線みたいな話)なので、ここでは省略します。
(ララのリトへ対する思いとか、春菜の思いが言えないシーンはあります
が、これは前回の心境とさほど変わらないので。)
(前々回で、省略する所は無いと言いましたが、省略します。すみません)

第6話(トラブル6狙われた少女)

この回は、リトが、ララの婚約者候補になって地球の運命を背負わされる
事になる(デビルーク王からの会話の中でララを守れないと地球ごと
潰すと言われたので、そういうことです)話と、春菜がテニス部顧問の
佐清(さすが)先生にさらわれる(ここでは、正体が明らかではない)話
とあるのですが、行動云々というより、伏線と伏線回収(前回の話で春菜が
所属しているテニス部の紹介をしていた)メインの話なので省略します。
(ちなみに題名は第1話と対比しています(舞い降りた少女=ララ・狙われた少女=春菜)なので)

第7話(トラブル7宇宙からの侵入者)

リトと春菜の関係

①春菜はさらわれた状態なので、リトをどう思ってるとか、そういう次元で
はないですね気を失ってます。
②リトは佐清先生のいるテニス部のロッカーへ大急ぎで向かいます。そこに
いたのは佐清先生に擬態した宇宙人ギ・ブリーでした。(まあ、さらい
かたから見ても、宇宙人であることに間違いはないし、前回のお話で
他の宇宙人の婚約者候補がいることは聞いていたので察していたと思い
ます。)
ギ・ブリーは春菜の衣服を破いたりして、脅しをかけますが、それに対し、
リトは臆することなく、(というよりも、許せない気持ちが勝ったの
でしょう)

リト:てめーにとっちゃララも春菜ちゃんも道具みたいなもんってワケか…
ギ・:ハハ!そんな言い方されたらオレが悪人みてェじゃねーか
リト:あぁ最悪だっ!!!

(1巻193ページ5コマ目、194ページ1コマ目より リトとギ・ブリーの発言
より引用)

③この発言はララは聞いていない部分にはなるのですが、次のお話で、
間接的にララからリトが春菜を助けたと聞きます。詳細は後述します。
どちらかというと、ここでの行動は、読者が今の状況を理解し、リトが
勇気ある人であることを印象付けるものではないのかなという感じでは
あります。個人的にはこのお話は「リト、カッコいい、、、!」って
感じになるのですが、あなたはどう思いますか?

第8話(トラブル8真の姿)

※単行本では2巻になります。

ララと春菜とリトの関係

①気を失ってる状態で、自分が何が起こったのか分からない状態です。
②前回の話で私が指摘した通り、2巻13ページ3コマ目のモノローグで、
「オレはこいつを… 春菜ちゃんをひどい目にあわせたこのギ・ブリーを 怖いよりも許せねー!!」と発言しています。そして、「オレがあいつを
引きつける お前は春菜ちゃ…西連寺を連れて逃げろ!」(2巻14ページ
4コマ目)と言い、ギ・ブリーに向かって一発殴ろうと果敢に飛び込み
ます。その瞬間、ギ・ブリーの正体が明らかになり、自滅します。
ギ・ブリーの正体はバルケ星人であり、奇天烈な姿はハッタリであったこと
が分かります。ここで、リトは、「少なくとも ララの事大事に想ってる
ヤツばかりだと思ってたぜ」(2巻21ページ5コマ目)と述懐します。
そして、触手につながれた春菜を降ろし、ララ(ペケ)に服を修繕して
もらった春菜を保健室に連れていくよう言い、「貧血で倒れてた西蓮寺を
ララが見つけて助けた」ことにしようと提案します。それは、宇宙人関係
の話を出したくないというのと同時に、服が破れた状態の春菜を直視
出来ないからでもありました。

二人して付き添うのも変だろ
……それにオレは別に大した事はしてねー

(2巻25ページ1コマ目より リトの発言より引用)
③②の最後の発言を受けて、ララはどう感じたかというと、リトが春菜の事
を助けるのに一生懸命だったことを思ったのだと思います。「そんな事ない
と思うけどなァ」(2巻25ページ5コマ目より)と発言していることからも
そう言えると思います。そして、保健室から目覚めた春菜に対して

春菜を助けたのは リト!
え…(トクン…)

(2巻28ページ1コマ目(ララの発言)2コマ目(春菜の発言)より引用)

というやり取りが行われます。


多分、ララの言う貧血から助けてもらっただけで、トクン…という擬音
表現になるとは思えないというのが私の正直な思いではあります。
意識が戻って起き上がった時に春菜は自分の体に手を当ててその後のコマで
目が映っているコマがあるのですが、それが、自分が多分貧血で倒れたもの
ではないことを想っているシーンなのではないでしょうか?(思い込みかも
しれませんが…。)その後の、上の引用したセリフが入るので、結城くん
から何かしら身体的な危機を助けてもらい、それによって動揺すると考えた
方がいいような感じがします。読み手の想像力かもしれませんが、私はそう
感じました。
(※上の囲んである部分は、私が2巻の第8話で書いたことをまとめたものになるのですが、その後のお話の中でここに上がっている考えが間違っている
ことが発覚しました。<無印>は何度も読んでおり、何年も読んでいない
というような状況でもないのに初歩的な点で読み間違いをしてしまった
俯瞰的な読みと解説が出来てなかった点は大変申し訳ございません。
しかしながら、その回ではこういう読みもあるのではという点で、
あえてその時に書いた文章を残しておきます。(文章全体の整合性を
考え、一部変えてはありますが。))

まとめ

ララはリトに対し、お互いのことをもっとよく知りたいと思い(ここは第6
話の部分で触れていましたが、省略していましたのでここで載せます。)、
ギ・ブリーと対峙した際のリトの行動によって、リトが春菜に対して一生
懸命に努力したこと、勇気に触れることが出来た。
春菜はリトに対し、自分が貧血で倒れていた所を助けたことをララから聞き
結城くんから助けられたことに心ときめく。

以上で、『To LOVEる-とらぶる-』1巻+α(2巻)ざっくり解説ストーリー編
を終了します。

次回は、『To LOVEる-とらぶる-』2巻ざっくり解説(新しいキャラクターは
登場しないので、ストーリーを絞った解説)を行う予定です。
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