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DeFi戦記2-8 IRON Finance v2 の仕組みってなーに?

①前書き


この前突如、岡部先生がスペースにいらっしゃって話題になったのでhideさんを試しに使ってみることにしました。

クリプト民たるものとりあえずやってみるの精神をなんとか発揮したいんです!恥ずかしいけど!

しばらくnoteと並行すると思います、あっちはあっちでまだシリーズ化しやすいんですよね。

だってわたしが慣れてないから!

例によってDeFiです。あらゆるリスクが起きうることを踏まえておきましょう。

リスクについてはイケハヤ先生の記事が非常に参考になるのでご一読下さい。

引用元:イケハヤ大学「ブログ版」

【お金失う人多すぎ】DeFiの利用リスクとハッキング手法を徹底的にまとめます。

https://www.ikedahayato.com/defi-risk/

②IRONって今どういう仕組みなんだぜ?

では本題はいりましょー!!

現在のIRONv2に存在するものはIRON stable swapのみです!

これはステーブルコイン専用のDEXで、有名なものにETHのCurve、そのフォークにはBSCのElipsis 、フォークかどうかは未確認ですがAcryptos 等があります。昔のValue Defiにもありました。

AcryptosはBSC時代のIRONと提携していたDeFiでもあります。

これらのプロトコルはDeFiの基幹インフラの一つになりつつありますが、何故必要なんでしょう?

これらに概ね共通している特徴は両替の手数料が低く、また提示レートが極狭である事です。

つまりステーブルコイン同士を交換するときに、なるべく目減りしたくない人に需要があるんですね。

では早速どれぐらい違うのか試してみましょう。

まず我らがパンケーキからです。

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めっちゃ減る!馬鹿にならないぐらいは引かれてしまいます。

ではAcryotosを使ってみましょう。

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結構節約できました!

ETHCurveも行ってみましょう。

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意外と減る?専門でないCakeより全然良いですけど少し減りますね。

価格コムみたいな記事になってきましたが、我らがIRONv2を見てみましょう。

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ちょっとCurveに負けてる!これは流動性もあるでしょうがcurveの技術力との差もあると思います。

以上をもって今回の記事の結論はAcryptosすごいということで…。

おわりませーん!

実際は一か所でこんな全開でぶつけることはあまりしないと思うんですよ。

普通に1inchだとかを使って自動で最適レートを分散してもらうと思います。

Fire Birdも分散してくれますよね。割と使いやすいです。Valueだけど。

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このようにルートも示してくれるので、意外と親切ですあの鳥。Valueだけど…。

これならIRONを経由しつつCurveも経由してうまく共存出来ていますね。

ちょっとまって、この画像おかしいの気づきましたか?気づいたらあなたはすごい。

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変えるだけで増えるやん。

スタッフが美味しく頂いたそうです。

現在のIRONにある機能はこれだけですので、現状はステーブル両替屋さんです。

③ICEトークンの使い道

さて、IRONのステーブルスワップに流動性を提供するとガバナンストークンのICEを貰うことが出来ます。

やり方はこんな感じです。swapを選んで、poolsを選んで、depositです。

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リスク警告:現在は一度入金すると引き出し時0.05%のfeeがかかります。

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あとはいつもの感覚でここにLPをステークする感じですね。現在のAPRは32%でステーブル運用としてはすごいAPRですね。dayで0.1%程あるので時価では一日で引き出しfeeも回収出来るといったところでしょうか。

他の1000%超えの高APRファームもありますが当然その分ハイリスクです。ご利用は計画的に。

そちらは引き出しfeeはありません。

さて、貰ったICEの使い道ですが、現状では売るかステーキングするかになります。

ステーキングする場合は、メニューのガバナンスからロックを選んで一定期間ロックをかけることになります。

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少し仕組みが特殊なので説明を入れますね!

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引用元:IRON doc 翻訳:google翻訳


なんか分かりにくいですよね!ちょっと要点をまとめてみます。

①ICEを7日-3年で選んでロックします。ウォレット毎に一回決めたら変えられません。延長は出来ます。

②ICEをロックするとBlue ICEを貰えます。この量がロック期間によって増減します。

③Blue ICEはステーキングすることでプロトコルの利益を受け取る配当を貰う機能と、ガバナンス参加の議決権です。Blue ICEホルダーしか投票できません。

例えば100ICEをロックするときに3年を選ぶと100Blue ICEが貰えて1:1なのですが、7日を選ぶと7/1095になって0.63Blue ICEしか貰えないことになります。

ちょっとわかりにくいのはここで、この0.63Blue ICEを7日が過ぎてから返せば100ICEは帰ってくるんです。だからICEとBlue ICEは常に同じ個数交換ではありません。

沢山Blue ICEが欲しかったら長期間ロックしないといけないのです。

7日の一見さんだと10万ICEあったとしてもBlue ICEは630Blue ICEにしかならないので鯨だから一杯貰えるということはありません。

逆に630ICEしかない人でも3年コースを選べば630Blue ICE貰えるので対等ですね。

期間が過ぎていなくてもロック解除は出来ますが、その場合30%のバーンを受けます。

また、一応DFYNに流動性を入れている人が居るので売買することも可能です。

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ただこれだと100$でも相当プライスインパクトになるので非現実的です。

一応バーンされずに抜ける道ではあります。

注意点として、Blue ICEを買ってもICEには戻せません。あくまでロックしたウォレットでなければ解除できないので、Blue ICEを買っても配当貰うのに使うのとガバナンスに参加できるメリットのみです。

売った側は買い戻さないとロックが解除できないので売ったまま放置する人が居ると永眠するICEが出るかもしれません。

注意点多すぎ!

一つ目の使い方のステークで配当受け取りですが、こんな感じで配当が受け取れます。

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この配当原資はIRONステーブルスワップの利益です。

これはトップページで公開されているので、今日の売り上げはいくらだなとみることが出来ます。

昨日まで7000$だったのですが11000$に増加したので可変式のようです。

例えば7/22記事書き現在の今日の利益は11500$なので黒字ですね。

赤字なのに配当出ているとどこから出ているんだという話になりますのでここは重要です。

これから増えていくIRONシリーズからの利益も受け取る権利となります。

例:IRON Lending

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Distribution APYがあるので借りると何か貰える系なのでしょうか。

他にもpolyquityとの提携でステーブルスワップを提供するようなので、このように他のプロトコルの(多分)ステーブルコインのスワップ場所となればそこからも利益を得ることが出来るでしょう。

Fire Birdを利用するとIRONに一部手数料が行くようになっている提携関係もあります。

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引用元:IRON Finance’s Re-launch on Firebird Finance

翻訳:deepL翻訳

とはいえ、誰もが一番期待しているのはIRONステーブルコインでしょう。これはまだもう少し先ですね。

このように、配当を受け取る権利としてまず機能します。

ー切り替わりー

ここから話が切り替わり、もう一つのメリットは、Blue ICEホルダーでなければガバナンス投票に参加出来ない事となります。

これは人によって見方が違うと思いますので、要らないという人もいるでしょうし、興味があるという人もいるでしょう。

例:swap feeを0.01%から引き上げ投票、0.02%が可決されたので現在は0.02%

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引用元:IFGV: IronSwap Fee adjustment proposal

Blue ICEは長期ステークしないと沢山貰えないので、IRONの未来を決める権利があるのは長期ロッカーだけだということになりますね。

④ICEのトークノミクス…トケノミクス?

争わないで!

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引用元:ICE token

ポイントは

①100億ICEが総発行の上限付きデフレトークン

②3年以内で排出完了の予定

③TITAN事件の補償が29%を占める

④開発の取り分は1%のみ

といったところでしょうか。

ちなみに総発行はだんだん増えています、STEELは1億でTITANで10億になってICEで100億になってます。

LENDに10%振られているので借りたら少し貰えそうですね。

Blue ICE早期脱出ペナルティがあるのでバーンで実際は総流通枚数が減る可能性が高いでしょう。

現状は45%も振られているIRON stableと10%のIRON LEND、あと補償が未開放なので、実質的に85%の流通量が封印されており、発行速度はTITANと同じぐらいの感覚になっています。

↑これ重要ですからね!!もしテストするんだったらわたしが一番最初に聞くとこですからね!

運営売りは今回ほぼ無いと言っていいでしょう、1%しかないのでむしろ**たったこれだけでいいの?**みたいな雰囲気すらあります。

おそらく前回でIRONは十分儲かったんでしょう。

悲しい話ではありますが、お金がある運営はありがたいのも事実です…。

他に気になる点といえば、FTXの通称アフロことAlameda Researchらしき資金がステーブルファームに潜伏して出たり入ったりしていることです。

彼らは一切買うことはしないので永久にdumpしています。

とはいえ、800億円以上の資金を置いていた時期もあり独自のデューデリジェンスで入念に裏取りをしていないととてもじゃないですが入れられない額です。rug pullされたら会社潰れる!

現在は減少していますが、彼らの考えていることは今だ不明です。

こんな記事がありましたが、まあポジトークぐらいに捉えておきましょう。

参考:Alameda Helping To Decentralize ICE

果たして、ただdumpだけしてわたしたちを狩っていくだけなのかそれとも何らかの提携があったりするのか…。

誰にもわかりません。

開発取り分少なすぎる所がFTXから援助されてるとか妄想は捗りますけど程々に…。

最後にロードマップを引用しておきますね!

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引用元:Iron Finance Roadmap

ではそろそろ今回ももう一回。

がんばれスヌーピー!

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