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DeFi戦記3-0 何故DENGAKUは上がるんだ問題

①古の時代…人々はBTC建てを使っていた

今はステーブルコインがあるのであんまりみんなやっていないと思います。

さて、今回タイトルとどう関係あるのかですがこれは実はDeFiの深淵に関わってくる非常に深い問題なのです(!?)

とはいえ、今回はそこまで語るのは大変なので初級編です。

ではいきましょう、レッツゴー!

②DENGAKUは基本BNBとペアなのでBNB建てである

DEXのLPのプールの中でDENGAKUは主にBNBとペアになっています。

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CAKEも昔はBNBペアしかなかったですね。

これはBNB建てであると表現する事が出来ます。

この時点でのDENGAKU価格は0.00688BNB程度でしょうか。

大体2.3$ぐらいです。

皆はチャートでUSD建てで見ていると思うんですが、正確な取引ルートとしては

①BUSD等でBNBを買う

②それでその時のBNB建ての価格分のBNBを支払う

例)BNB300ドルで1DENGAKU=0.1BNBの場合、30$必要 よって1DENGAKU=30$

というのを内部的にやっています。

そしてBNB建てでいくらになるのかはAMMのプールの中身は常に等価値になるはずなのですから、1BNBと100DENGAKUが入っていた場合、1/100で0.01BNB=1DENGAKUです。

簡単にするために特に誰も取引しないで中身の個数が変動しない事にしましょう。

この時、BNBの価格が当然変動しますよね?

なのでBNBが1$だったらDENGAKUは0.01$ですし、300$だったら3$になります。

BNBが3000$だったら0.01BNBなので30$になる訳です。

つまり…

特に誰も取引してなくてもDENGAKUの価格はBNBに連動して勝手に上下するのです!

これは当然DENGAKUに限りません、あらゆるトークンでそのチェーンの基軸通貨とペアになっていると同じ現象が起こります。

当然ETHだとETHとペアになっているのでETHと連動します。

これを回避したかったり影響力を落とそうと思うとステーブルコインとのLPペアを作る必要があります。

例)BUSD-DENGAKUだけがあって、100BUSD=100DENGAKUなら1DENGAKU=1BUSD

これだと誰も取引しない場合常に1BUSDです。

cakeにはBUSDやUSDTのペアが出来ましたよね。

地味なんですけど、あれによってBNB連動の影響力が薄まったはずなのでCAKEの価格がBNBから独り立ちしやすくなりました。

③ビットコインはママ

なんだかんだでまだBTC建ては影響力がそれなりにあります。

バイナンスなどCEXでそれなりに使われているのと、主に国内取引所などがアルトコインを仕入れてくる際にBTCを送金して海外で調達して日本で売りつけるという作業をしていると考えられるのでこの影響力はそう簡単には消えません。

ですので、BTCが上がると基本的に全部上がりますよね。

そして、上がったETHだとかBNBに引っ付いているトークンも先ほどの仕組みで全部上がる訳です。

逆もしかりなのでBTC連動うざいとも言われますが、しょうがないんですよこれは。むしろ効率がいいです。

だって誰も興味が無くなったコインもBTCが上がってBNBも上がったら勝手に上がるんですよ!

出来高が無くなったら金利も消えて終わる世界で、BTCさえ動いてくれれば価格上昇が起こって出来高が復活するんです。

これを女神様、あるいはママと呼ばなくてなんと呼ぶのか!(過激派)

④応用発展問題 TITANをあげるには…

polygonの現状の問題の一つは、そこの基軸通貨ってなんだよ問題です。

maticなのかETHなのか微妙なんですよね。

今の所maticとペアになっているLPが多いのでmaticと連動すると思われますが、ETHとペアが増えた方が多分上がりやすいと思います。

ただ、CEXの抹茶が30%持っているので現実的には一番影響力が大きいのはCEXになっていて、USDT建がメインでしょうから完全に独自ワールドの動きをするコインになっていると思っておいた方が良いでしょう。

ICEもUSDCとETHのペアが同じぐらいあるので独自ワールドな動きに近いでしょう。

両方あると連動が弱まって独自ワールドになりやすいので寂れた時に不利になります。(ただ全体相場が弱くても不利になりにくいし強くても有利にもなりにくいです)

長い目で見ましょう、希薄化後時価総額はまだ16億$ぐらいありますから…。

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