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DeFi戦記3-1 DeFi借金の会。レンディングの旅。

①ご利用は計画的に。ウェルカム to ようこそ借金。

not financial advice.

皆さま、借金してますか?

風の噂ではDefierは多重債務者が多いと聞きます。実際、わたしも多重債務に苦しんでいます。

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あちらで借りて、それを別の所に貸して、更に借りてもういっちょそれを超高金利で又貸しするような手口も多いとか。

借用書の名前は隠語でLPトークンとか呼んでいるらしいです。

信じられない、非常識だ!

今回はそんな多重債務ワールドの魅力を語ります。

まずは使い道からいきましょう。

②貸して金利を貰う

シンプルですね。

レンディングプラットフォームに余った仮想通貨を投入して金利を貰います。

事故がなければ置いておくよりは得ですね。

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例:IRON Lending

③資金調達する。

わたしがレンディング推しである最大の理由はこれです。

BTC等を貸してステーブルコイン等を借りることが出来ます。

何のメリットがあるの?という話なんですが、BTC等を売らなくて良いのでBTC等が上がった場合そのまま上昇益を得られます。(当然下がった場合はその逆もあります)

更にDeFiでは借りても金利が貰える場合があるので、総合金利が+になる場合はお金を借りているのに金利が貰えます。

そのため放っておくと債務が減っていきます。非常識だ!

(勿論金利は水物でリアルタイム変化しますので突然の高騰がありそうなものはそういうのも考慮した方がいいです)

これは相当に革命的な事で、突っ込んでしまえば売らなくともいつでも現金化できる状態に近いのでちょっと10万円分お金が必要になった場合にUSDCを借りてJPYCを買ってVプリカにするとかが可能です。

なので、持っている仮想通貨が担保に出来る場合はそれは殆ど現金と変わらないです。

買って売るまで寝てるしかない状態からの大進化と言えるでしょう。

加えて、時価で借りられるという点がまた特殊なのです。

時価総額というのは本来突っ込まれている額より遥かに高くなります。

例えば100枚発行されている通貨が1枚1000$ついたら売られるまでは勝手に残りも1000$の価値になるので、時価総額は1000$しかお金が入っていないのに10万$になります。
ここから仮にステーブルコインを借りると1000$しか換金できないはずのコインから何故か5万$など借りられてしまう現象が起こります。

お金増えてますね…。

これを悪用されるとアタックになるので担保の質というのはしっかり見て行かなければならないのですが、BTCであろうとなんであろうと時価で借りられるようになると実際に売って全員が取り出せる額より遥かに多くなる事は変わりません。

これは=売り圧の低下かつ、売らない出口です。

ICEのLTV20%ですけど、少なくともICEはこれで売らなくても0.01-0.02$ぐらいならお金引っ張ってこれるんですよ。APY貰いながら。あんまり売らなくても良くなりますよね。

誰も売らなきゃ損しない!それは無理なのである程度の債務率コントロールは要りますが。

一応わたしも無からお金が湧いてくるとは思っていないので金利は含み益みたいなもんだと思ってはいますが、しかして実際に売られるまでは確かにありますのでこの世のみんなが全員信頼で生きていたらこれはうまいこと回ります。

取り付け騒ぎが起きなければ全員幸せになれるってのが基本原則なんですよ。

それはテザーが1$から2$作ってるのと同じです。クリプトワールドに1$出しながら現実にも1$投資してるんですから1$材料に2$作ってるんです。

これが取り付け騒ぎが起きると1$、下手するとそれ以下に戻るので大きく損する人が出ます。

web3.0の世界はきっとみんなが信頼しあって取り付け騒ぎが起きない世界だと思っています。

今はそうではないのでコントロールがいるんですけどね!

ちなみにポイントとしてロスカットされてもレンディングで借りたものは返済義務がありません。なので50%借りててロスカットされても最大損失は50%です。


④ショートする

少し応用編です。

借りたものはどうしようが自由ですので売ることが出来ます。

というか、基本的には全部売っています。

USDTを借りたら感覚的には売ってるというより買っているんですが、正確に直すならUSDTを売って何かを買っているのでUSDTを売っています。

なので借りたものは売ることが出来ます。

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これでビットコイン等を借りて売った後に値下がりしたとします。

すると借金の契約は0.1BTCを借りたなので45000$のBTCを40000$で買い戻して0.1BTC返済すると差益の500$が浮きますよね。

つまり、借りられるアセットはショートが出来ることになります。

USDTなどが不安になると金利が上がるのも、ペグが外れると価格が落ちるのでショートになっている場合得するからです。

なので様々なアセットが借りられるレンディングプロトコルはリスクが上がりますが、変なコインをショートする目的で使う事も出来るということです。

レンディングプロトコルのリスクは、その中で一番危ない奴と同等です。

それは時価総額が小さいのにやたら担保として高評価で沢山借りられる、そういう奴です。

混ざっていないか要チェックしましょう。

⑤応用編 価格変動を避けて運用したい

ステーブル運用したい人は多いと思います。価格変動リスクは嫌ですよね。

例えばCAKEを焼くとAPY100%な場所があるとします。

この時、ステーブルコインを預けてCAKEをAPY-30%で借りられる所があったらどう思いますか?

答えはステーブルコインを入れて、CAKEを借ります。それでCAKEを焼きます。するとAPY70%分浮きますよね。

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例)↑借入金利

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↑焼き金利

この差分だけ儲かります。

価格変動リスクはCAKEが上がってロスカットされるリスクがあるのでそこの毎日のチェックは要りますが、CAKEがいくらあがろうと借りた分をそのまま返していけば債務率が低下していきます。

だから知らない間に3倍にmoonしたとかそういうのがなければ大丈夫です。

逆に下がってしまっても借りたものなので別に関係ありません。

枚数さえ揃えて返せばいいので価格下落は一切関係ないのが強みです。なので弱気相場で使える手段と言えるでしょう。

polygonではquickを借りられて運用できるところがあったので、quickが100%近く借りられてそれでAPR200%とかに突っ込まれるという状況が一時期起こっていました。

CAKEもvenusでちょっと前起こってましたね。

creamとかでは常時そういう感じでCAKEに金利がついているので焼くよりは低いですが高金利を貰いつつ借金も出来ます。

リスクとしては、知らない間に上がってしまってロスカット(担保率を管理する)、借りているレンディングプロトコルが事故るリスク、運用先のリスク、変動金利なので知らない間に借入金利が焼くより高くなっていたということになります。

⑥悪用編 ガバナンスアタック

DAOがしっかり機能していて、かつ決定が即時反映されるような時。

あるプロトコルのガバナンストークンが借りられるとします。

例えば邪悪な鯨が1000億$ぐらい持ってるとしますよね。

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それでCAKEに自分に有利な提案を出して通したい、しかしCAKEは買いたくない。

どうするか…借りますよね。

そんなに貸し出しがあるかはとりあえずおいておいて、100億$CAKEを借りて自分に滅茶苦茶有利な投票を通します。投票したらCAKEは返済します。

これで非常に低いリスクで投票操作が出来てしまいます。

これをガバナンスアタックと呼んでいますが、所々事例が既にあります。

自分に大金を振り込ませたりとか。


故に、レンディングプロトコルは自分の所のトークンは担保に出来るけれど借りることは出来ないという形を取ることが多いです。でないと非常に危険なんですよ。

IRONであればガバナンストークンはICEではなくBLUE ICEであるというのはこういったアタックに対して守備力を高める効果もあります。

ガバナンストークンは他のレンディングプロトコルが借りれるようにしちゃうことが多々あるんですよ。(creamでxvsが借りれてしまうとか)

BLUE ICEはその点では一段更に守備力が高いと言えるでしょう。

⑦超応用編LPレンディング

一部のプロトコルではLPトークンを貸し出すことが出来ます。

例えばBSC creamではBNB-BUSD cake v2 LPを貸すことが出来ます。

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そして担保要因が75%なので時価の75%まで借金できます。

LPはもちろんCAKEに突っ込んでおくとCAKEが貰えますが取引手数料のtrading feeも貰えます。

これはLP解体時増えてるので非常に分かりにくいんですが、LPさえ組んでおけばまあ増えてる訳です。

なのでここにLPトークンを突っ込んでおくと預入金利と取引手数料金利を貰いつつ借金が75%まで出来ます。

逆に借りる方は、これを借りてCAKEに突っ込んでおいたら価格変動リスクを避けつつCAKEを貰えるわけですね。


⑧まとめ 何故レンディングプロトコルを推すのか

6の話を聞いた後は分かると思うのですが、レンディングプロトコルって将来DAO化がちゃんと進んだ時に他のプロトコルの生殺与奪を結構握ってるんですよ。

となると、生殺与奪を一方的に握られると困る側のDAOもレンディングプロトコルのトークンをある程度保有して影響力を持っておかなければなりません。

また、担保に出来るかは=売り圧の大幅軽減になるのでレンディングプロトコルに採用されるかは電子ゴミからブルーチップ(優良資産)への格上げ基準そのものです。

ということは、それを決定する権利を持っているのはレンディングプロトコルですからこの世界で電子ゴミとそれ以外を区分けする力を持っているのは結局レンディングプロトコルなのです。

リアルで言う所の格付け会社みたいなもんですね。CAKE AAAみたいな。

機関投資家の運用基準が格付け〇以上のーとかリアルでやってるのを見ていれば、お金の匂いがしませんか…?

テザーも直近公開した情報で、不透明だったコマーシャルペーパー部分の内訳格付けが99%以上A-3以上とかこういう感じで言ってますよね。


そういう格付けする側になるのがレンディングプロトコルな訳です。

そして事故ったレンディングプロトコルは信用を落とすので、レンディングプロトコルはとにかく生き残って老舗になって権威を持つのが最重要です。

まず慎重慎重慎重でゆっくりと老舗を目指せば自然とDeFi界の権力者になっているでしょう。

その時ガバナンストークン保有者は、「お前は電子ゴミでお前は優良資産な」を投票する権利を持ってる訳です。まさに生殺与奪の権を持っている方。

ついでに言えば、そこに預かっている資産の生殺与奪の権も握っている訳ですから当然預かり資産に比例して価格が上がります。

中の金全部抜くを激安で出来たらおかしいので、フェアバリューというものが自然と出来てきます。

これが大体わたしが推す理由です。

他に将来性があるとすればNFT Lendingなんかもあるかもしれません。

現状では価格変動も激しく非常に危険度が高いと思いますが、いつか出てくると思います。

NFTを担保にお金を借りる。

これが出来るとNFTは価値が一段跳ねあがりますし、それを決めるのもやっぱりレンディングプロトコルです。

では皆さん、今日もよいDeFi Lifeを!

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