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ゲームプレイメモ:Through The Darkest of Times

概要
舞台は1933年。ヒットラー政権下のドイツで、レジスタンスとして
支援者を集めつつ、ナチスの真実を民衆に知らしめるのを目的とするゲーム。
メインゲームは、ストーリーを追いつつ、1日毎にいくつかあるミッションに各メンバーを配置し、さて結果はいかに?!といった見慣れたシステム。ミッションは、メンバーの能力や情勢によって成功率や報酬が変わる。

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Good
独特なアート、音楽、ストーリーの展開など、作品全体のアート性はとても高く、楽しめた。
最初はヒットラー政権に不満と恐怖を抱いていた近所のよくある家族が、徐々にヒットラーに心酔していき、挙げ句の果てにはユダヤ人を排斥しようとし始める流れは、自然でよく描かれていると感じた。(心酔しきった頃には、目に光がなくなっていく描写は感心した)

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More
行動パートがストーリーに影響を及ぼすことがほとんどないため、行動パートとストーリーパートで分断されているように感じる。
さらに、章を挟むことで計画や支持者の数がリセットされる上、ミッションも代わり映えせず毎度同じような行動を繰り返さなければいけないゲームシステム。
しかも、毎章よっぽどうまくやらない限り大きな目的にたどり着くことができない。

結論
ストーリーテリング(読み物)としての満足度が高いが、ゲームとしてのまとまりは弱く若干退屈だと感じた。

評価
★3.0


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