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キャラグッズの「物々交換」という愛ある文化

明日締切の仕事が思うように進まないので、今日は久々に息抜きnoteで趣味について書きます。

去年、鬼滅の刃にハマったのをきかっけに、アニメ、漫画、声優と沼に落ちていき、今ではそれらが日々を生きる支えになっております。

小学生ぶりに蘇った、アニメ・漫画への熱

思い返せば、初めて好きになったのはスラムダンクの流川楓で、ジャンプを買い、単行本を買い、等身大タペストリーを飾り、どうやったら漫画の登場人物と付き合えるのか本気で夢見ていた小学生時代。中学に入ったらバスケ部に入る!と意気込んでいたものです。(結局親から部活は禁止されたので帰宅部でしたが。そして高校で入ったのはサッカー部…)

↑探してみたらあった!そうそう、花道と二人分飾ってました。

歳を重ねるうちにだんだんと二次元から三次元へ目を向けるようになり、社会人になる頃には現実世界での交友関係にしか興味がなくなっていました。映画もアニメ系で観ると言えばジブリくらいのもので、メインで観るのは実写の邦画ばかり。漫画もほぼ買わない生活。

そのうちに子どもたちが生まれて、一緒にアニメを見るようになったのですが、そこでもさっぱりアニメ熱が再熱することはなく。娘がのちにドハマリするプリキュアも理解できないでいました。というか、子どもたちが生まれてしばらくは、時間的にも精神的にも余裕が無かったんです。映画だと一本観れば終わりですが、アニメや漫画は観始めると長いですから。

ところが昨年、子どもが見始めた鬼滅の刃に突然ハマったんです。(入りがミーハーですいません・・・)

きっかけは那田蜘蛛山編

私が感銘を受けたのは、那田蜘蛛山編で、それ以前のエピソードは流し見しているだけでした。鬼?水の呼吸?壱の型?なんだそれ?みたいな感じで。

でも、那田蜘蛛山編の累くんファミリーの真っ白なキャラビジュアル、アクションシーン、義勇先輩の凪、胡蝶先輩の蝶の舞などの怒涛の演出に次々と心奪われ。極めつけは、累くんの「声」でした。その時は好きな声だなと思う程度だったんですが、そのあと見たいくつかのアニメで好きだなと思った声が、調べてみたら立て続けに累役の内山昂輝さんだったんです。

そこで初めて、声優さんを意識するようになりました。そうか、今までまったく気に留めていなかった領域だけど、アニメって声優さんが大きな役割を担っているんだよなと。言われてみれば当たり前すぎますが、それまでは中の人ではなく、あくまでアニメのキャラクター側にしか注目できていない人生だったことに気付かされたんです。

これは自分にとって大きな発見でした。そこからいっきに沼にハマっていった次第です。

声優軸で観る作品を選ぶ、という楽しみ

作品やキャラクターを追いかけるのではなく、声優軸でアニメや曲を選択するという新しい生活が始まりました。(自分の人生に無くてはならない存在になったヴァイオレット・エヴァーガーデンも内山さん軸で出会いました。ヴァイオレット・エヴァーガーデンはサントラ何十回聴いてるかわかりません。オーケストラコンサート最高でした!)

↑私の所有物の中で最も高い割合を占めるヴァイオレット・エヴァーガーデン。京アニさんの作品です。原作の小説、Blu-ray、ファンブック、公式本など、より深く知るためのものはほぼ集めました。原作とは結構違います。実は、自動手記人形のシーンより、戦闘シーンが…好きです!少佐!!!

そうすると、もう無限に観るべき作品が出てくるわけです。内山昂輝さん軸で探すだけでも相当な数出てきますし、そうして発見したアニメを観ると、また別のキャラクターも好きになり、そのキャラクターの声優さんが気になり、またその人軸に作品を探す旅。

そしてすぐに、声優さんは歌っていてラジオもやっているケースが多いと知るわけです。内山さんは声優さんの中ではキャラソンが少ない方なので、ほぼ攻略できていると思いますが(LIP&LIPとダイナゼノンの怪獣優勢思想などヘビロテしてます)、最近の声優さんは自分名義でも音源を出していますし、アニメではなく楽曲の方が起点となっているプロジェクトなどもあるんですよね。

例えば、有名所でいえばヒプノシスマイクでしょうか。楽曲が先にあって、そこから舞台やアニメなどを多角的に展開していくタイプです。なお、自分はヒプノシスマイクは追いかけてないですが、プロジェクトの座組としては尊敬の念を抱いています。(今それ系でヘビロテしてるのはアオペラとParadoxです。まだドラマCDやラジオしかないですが、アニメなども展開してくれたらと期待しています。歌声だと逢坂さんと浦田さんと花江さんが好きです)

で!!

今日はなんの話をしたかったかと言うと、そう、Twitterの「グッズ交換」という素晴らしい文化についてです。(忘れるところだった・・・)

ランダム封入という手法に奪われていく私のお金と地球の資源

こういう生活になって以来、当然グッズにも手を出し始め、今や書斎はアニメグッズで埋め尽くされてしまって誰にも見せられない状態なんですが、昨今のキャラグッズというのはランダム制が多いんですよね。ガチャガチャも同じです。箱買いさせるためでもあり客単価を上げるためでもあり、仕方のないことなんですけど、キャラが多ければ多い作品ほど、買えども買えども推しキャラが出ないんですよ。

↑もうこうなってくると、何個買えばジュウガくんとナイトくんが出るのよ!!!と混乱してきます

この問題は切実で、資源の無駄とさえ思えてきます。地球のためにも指名買いさせてほしい。

で、行き着く先が、オークションやメルカリなどのフリマサイトです。

メルカリは着なくなった子供服などを売り買いするのに使っていたのですが、もう公式には販売していないアニメグッズを探したり(好きになった頃にはもう売ってない作品とか多分にあります)、くじやガチャやランダム封入商品などの推しグッズを指名買いするために使われていることを知りました。そうか、みんなこうやって使ってたんだ!と大変学びになりました。

Twitterで行われているのは、ファン同士の愛ある取引

ランダム品はメルカリで探して購入するようになったわけですが、なんとなく「良い買い物ではない」という気持ちが芽生えてきました。

理由は、売ってくれる相手が、その作品を好きな人ではなく、半業者みたいなアカウントが多いからです。好きでもないのに、人気で売れ筋のグッズを買い漁って並べ、少し高く販売する。

欲しいものがピンポイントで手に入るのは嬉しいけれど、少し虚しい買い物だなと思うようになりました。そんなときに知ったのが、Twitterで物々交換が行われているという事実!!

そんなの何年も前からやってんじゃん、と思われる方もいるかもですが、自分には衝撃だったんです。そうか、そんな愛のある方法があったのかと。

少し説明すると、皆さん必ず【譲】と【求】を記載しており、自分が持っている手持ちのカードはこれで(=【譲】)、欲しいカードはこれ(=【求】)です、というのを、写真とともに表明します。

写真には、自分のTwitterアカウント名を書いたメモも写しておくのが暗黙のルールのようでした。メモを付けるのは、この写真が自分が撮った写真だと証明し、トラブルを防ぐ目的だと思われます。

↑例えばこんな感じです。レアカードはレア同士、ノーマルカードはノーマル同士の交換、などの条件付きも多いです。

メルカリで一方的に「買わせていただく」のではなく、実際に同じ作品を好きで購入した人どうしが交換できるシステムって、原始的だけど、ものすごく愛がある文化だと思いませんか…!

お金ではなく、モノ同士を交換する。

はるか昔からある物々交換は商材を変えて、現代にも存在しました。これからは、気持ちの良い買い物ができそうです。

そして今はじめて、Twitterで交換を申し込んでいるところです。自分が求めている【譲】と【求】を提示している人が見つかったときの喜びもまたいいものなんだなぁと実感しています。

愛のある返事を待ちながら、寝ます。


おやすみなさい。




サポートしていただけたらびっくりします。