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Victory Road Circuit: Winter Series #1 4th, #2 17th 使用構築 ラプラス+ザシアン

はじめに

ひいあです。久々の投稿になります。
2021年の2月から5月までの間、ランクバトルでは伝説のポケモンが使えるルールになっています。
そして、この伝説のポケモンが使えるランクバトルのルールのVictory Roadの大会で2回連続で結果を残すことができました。
今回の記事では構築の経緯、ラプラスザシアンについて、Victory Roadの大会で勝つためにどういう風に考えていたかというのを書きますので、参考にしていただけると幸いです。
ただ、あくまでも自分の考え方になります。
また、実数値や立ち回りの詳細に関しては記述をしないのでその点はご了承願います。


構築の実績

Victory Road Circuit: Winter Series #1 : 4位(スイスドロー予選6勝2敗)
Victory Road Circuit: Winter Series #2 : 17位(スイスドロー予選6勝2敗)
Victory Road Circuit: Winter Seriesについては下記のリンクを参照願います。
Victory Road Circuit: Winter Seriesについて


構築経緯

まず結論から言ってしまいますと、この構築は自分のオリジナルのものではありません。
1月末に行われた海外大会で上位の構築にラプラスザシアン系統の構築が多かったという理由から参考に組み始めました。
言わば、強そうな構築をとりあえず丸パクリしたといった感じです。
その際に多かった形は

画像1

上記の画像の6匹で、そのままの6匹を真似する形になりました。

真似するにあたって、構築に対し不安点がありました。
それは、
1:ソルガレオ、メタグロス等の鋼タイプに対し、れいじゅうランドロスでしか大きく削ることができずに厳しそう。
2:浮いているポケモンがいないがために、れいじゅうランドロスが「じしん」を撃ちにくそう。
の2つです。

また、自分はれいじゅうランドロスというポケモンを剣盾の環境でまったく使用したことがなく、避けていました。
その点から、れいじゅうランドロスを使用するのはよくないと決めつけ、ソルガレオ、メタグロス等の鋼ポケモンを大幅に削れるけしんランドロスを採用しました。けしんランドロスは特殊技が主体のポケモンですので、「ダイスチル」に影響されない点もいいですね。

れいじゅうランドロスをけしんランドロスに変えたものがこちら↓

けしんl

しばらく上記の構築でランクマッチをしていたのですが、ラプラスがじゃくてんほけんを発動させないと火力が足りない、ダイマックスエースがラプラス以外におらず、構築のパワーが足りないとなりました。
そこで構築を共有していたベテさんに話を伺ったところ、けしんランドロスをれいじゅうランドロスに戻してダイマックスをさせようとなり、最初の6匹に戻る形になりました。ただ、このままでは最初にあげた不安な点を再度解決しなければならなくなっているのでは?と思い方もいらっしゃると思いますがソルガレオ、メタグロスに対しての対策を甘くし、「じしん」が打ちづらい点に関してはダイマックスでカバーをすることにしました(対策を甘くする理由は後述します)。
そして、残りの4匹のザシアン、レジエレキ、ガオガエン、モロバレルの感触は良かったので、配分や技をより良いものに調整していきました。

けしんランドロスをれいじゅうランドロスに戻したものがこちら↓

画像4

いのちのたまを所持していたけしんランドロスをラムのみを所持したれいじゅうランドロスに変更したため、ラプラスにいのちのたまを持たせ、じゃくてんほけんを所持していた際の、じゃくてんほけんが発動しないと火力が足りないという点を解消することができました。
また、ザシアンの「インファイト」を「せいなるつるぎ」、ラプラスの「フリーズドライ」を「れいとうビーム」、モロバレルの「くさむすび」を「ギガドレイン」に変更しました。
変更した理由としては、
1:ザシアンの「インファイト」は自信の高い耐久を下げる行為が返しの攻撃で倒れるリスクとなる。
2:ラプラスの「フリーズドライ」は「キョダイセンリツ」として撃つ際に威力が120とやや足りないと感じたため(個別解説にて後述)。
3:モロバレルの「くさむすび」はダイマックスをしたポケモンに対してダメージを与えられない。
からです。

Victory Road Circuit: Winter Series #1では上記のものを使用し、4位という成績を残すことができました。


Victory Road Circuit: Winter Series #2では、Victory Road Circuit: Winter Series #1の自分のプレイを顧みて、構築に微調整を施しました。
Victory Road Circuit: Winter Series #1の構築に調整を加えたものがこちら↓

画像4

変更した内容は、ラプラスの「ほろびのうた」を「てだすけ」に、モロバレルの「ギガドレイン」を「かふんだんご」に変更したといったものです。
変更した理由としては、
1:「ほろびのうた」は詰めで安定した勝利を得るために使う技で、基本的に必要にならず、「てだすけ」はほかのポケモンの火力を上げ、相手のポケモンを不意に倒すことによってプランを大幅に崩すことができる。
2:「かふんだんご」は大会の直前にYuki Zaninovich(以下Yukiで表記します)に、勧められて使用することになった。
からです。

この変更は前者は勝利に直結する変更だったものの、後者は活きることのない変更となってしまいました。
ただ、Yukiは「かふんだんご」でうまくゲームメイクができたと言っていたので練習をしっかりしていればうまく使えたのかもしれません。

Victory Road Circuit: Winter Series #2では上記のものを使用し、17位という成績を残すことができました。
Victory Road Circuit: Winter Series #1と比べ、結果はだいぶ悪いと感じはしましたが、一応決勝トーナメントに進むことができたので上出来なのかもしれません。


ラプラスザシアンについて

今回の大会で選択することになったラプラスザシアンについての考えです。

基本的にはキョダイマックスラプラスの「キョダイセンリツ」で味方の耐久を上げ、サイクル戦を優位に進めつつ、ザシアンの高火力を押し付ける構築です。
サイクル戦を前提にする構築なので、繊細な立ち回りが必須になります。
そのため相当な練習量かサイクル戦をする構築の経験が必要です。

また、ダイマックスという要素が自分のポケモンを伝説枠に変えると考えており、伝説枠のザシアン+キョダイマックスラプラスの2匹で実質伝説枠を2匹使える構築なので伝説枠をダイマックスさせる構築よりパワーが若干高めです。

そして一番大事なのは、キョダイマックスラプラスの「キョダイセンリツ」を基本的な立ち回りに組み込んではいますが、選出をしていいかどうかの判断をしっかりし、できない際は選出をしない、もし選出をしたとしても別のポケモンにダイマックスを切る場面が有効であるのであれば他のポケモンにダイマックスを切る選択肢を持つことです。

ここを抑えて立ち回ることができれば、ある程度は勝てるようになると思います。


個別解説

解説が必要な点のみ解説します。

ザシアン
持ち物:くちたけん
技:きょじゅうざん せいなるつるぎ みがわり まもる

解説:
せいなるつるぎ:「インファイト」と違い、自身の高い耐久を下げない点、相手の能力ランクを無視できる点が強力なため採用。

みがわり:Victory Road Circuit: Winter Seriesは技、持ち物が公開性で、相手に「まもる」を押させにくくする、モロバレルの前や、相手の交代を読んで「みがわり」を使い絶大なアドバンテージを得るために採用。

「みがわり」の枠は相手の交代を読み、絶大なアドバンテージを得るという点では「つるぎのまい」も同じなため、採用の余地があります。


レジエレキ
持ち物:きあいのタスキ
技:10まんボルト ボルトチェンジ エレキネット まもる


解説:
きあいのタスキ:基本的に一撃で倒されるポケモンであり、きあいのタスキにより、2ターンの行動保障を得るために採用。
また、きあいのタスキを盾に無理やり受けだすといった芸当も可能です。

ボルトチェンジ:伝説戦はサイクル戦になることが多々あり、その際に「ボルトチェンジ」でいったん引き、死に出しやガオガエンの「とんぼがえり」で再度出す流れが強力なので採用。

エレキネット:レイスポス+ソルガレオ(メタグロス)のような、じゃくてんほけんを自発させる並びに対し、「エレキネット」+何かでじゃくてんほけんの起動役を処理する動きや、横の展開、後続のポケモンのサポートのために採用。


ラプラス
持ち物:いのちのたま
技:れいとうビーム ハイドロポンプ てだすけ(ほろびのうた) まもる


解説:
いのちのたま:ダイマックスエースとして運用する際に足りない火力を補うために採用。
ただ、プレイヤーの立ち回りではひかりのねんどのほうがいい場合はあるのでいのちのたまが正解かはわかりません。

れいとうビーム:「フリーズドライ」と違い、「キョダイセンリツ」を撃つ際に威力が130で、ほとんどのモロバレルを1撃で倒すことができるようになります。「フリーズドライ」には水タイプに対して効果抜群であるのでカイオーガをさらに重く見たいのであれば採用の余地があります。また、「ふぶき」にすることによってさらにダメージを伸ばすことができるのでラプラスのこおり技については一考の余地があります。

てだすけ:横のポケモンの火力を上げ、通常の攻撃では倒せないポケモンを不意に倒すという芸当を取り、アドバンテージを稼ぐために採用。立ち回りの幅を広げることができる点、一方的にゲームの展開を握ることができる点が強いです。

ほろびのうた:終盤の詰めで安定した勝利を得るために採用。
「ほろびのうた」は先発ダイマックスの立ち回りを正当化する技でもあります。また、苦手とする構築に対し、無理やり勝利を狙える技でもあります。

「てだすけ」と「ほろびのうた」はラプラスの持ち物で触れたように、プレイヤーの立ち回りに依存すると考えているので正解はわかりません。
そもそも、「かみなり」や「フリーズドライ」を採用した方がいいこともあるでしょう。


れいじゅうランドロス
持ち物:ラムのみ
技:じしん そらをとぶ いわなだれ つるぎのまい


解説:
ラムのみ:Victory Road Circuit: Winter Seriesは技、持ち物が公開性で、ラムのみを持つことによって、フシギバナの「ねむりごな」、モロバレルの「キノコのほうし」をけん制することができるため採用。

いわなだれ:ダイマックスをしていない際の攻撃技があまりにも弱すぎるため採用。

つるぎのまい:足りない火力を補うため採用。
ラプラスの「キョダイセンリツ」、ガオガエンのいかく、「バークアウト」、「ねこだまし」、モロバレルの「きのこのほうし」、「いかりのこな」とサポートが豊富なので隙を見て「つるぎのまい」を使用するのは思っているより容易です。


ガオガエン
持ち物:とつげきチョッキ
技:フレアドライブ バークアウト とんぼがえり ねこだまし

解説:
とつげきチョッキ:バドレックス(こくばじょうのすがた)のいのちのたま+「てだすけ」補正の「ダイアース」を耐えたり、カイオーガの「こんげんのはどう」を耐えたりと、無理やり動かす、受けだす機会を増やすために採用。


モロバレル
持ち物:バコウのみ
技:かふんだんご(ギガドレイン) キノコのほうし いかりのこな まもる


解説:
かふんだんご:Yukiに勧められたという理由が主ですが、味方のポケモンを回復させ、サイクル戦を優位に進めるために採用。

ギガドレイン:「くさむすび」ではダイマックスをしたポケモンにダメージを与えられないので採用。
体力を回復することによって、相手の攻撃の確定数をずらすこともできます。

攻撃技はザシアンの「みがわり」を破壊出来たり、バドレックス(はくばじょうのすがた)を大幅に削ることのできる「イカサマ」を採用するのもいいと思います。


Victory Roadの大会で勝つために

まずは大会のフォーマットをおさらいします。
1:Bo3(2本先取)
2:構築の技、持ち物、特性、キョダイマックスの有無の公開性。
3:x勝2敗までのプレイヤーがDay2に進むことが可能。
(ほかにもありますが、特に大事なのはこの3つ)

大会で勝つためには、上記の3つの要素を加味して構築を組む必要があると考えています。

1つ目の要素のBo3(2本先取)は安定性のある構築を組む必要があるといったふうに捉えています。安定性といってもすべての構築に勝てる構築というわけではなく、2戦目以降も1戦目同様に無理なく安定した立ち回りで戦える構築です(そもそも、すべての構築に勝てる構築は存在しないと考えています)。

2つ目の要素の構築の公開性については、ランクマッチや非公開性の大会でありがちな初見殺しに頼った構築を使用しずらい点(逆にそれを逆手に取ることもありますが)、ラムのみを持たせることによってフシギバナの「ねむりごな」、モロバレルの「キノコのほうし」等を選出画面の時点でケアし選出を抑制するといったメリットがあると考えています。
余談ではありますが、「まもる」を所持しているポケモンが少ない構築は1回受けに回った際に切り返すのが難しそうなので公開性且つBo3ではあんまり強くなさそうだなと思っています。

3つ目のDay2の条件がx勝2敗までについては、1つ目の要素でも書きましたが、すべての構築に勝てる構築は存在しないと考えているので、大会で当たる可能性の低い構築の対策を甘くすることができます。対策を甘くすることによって、特定の構築に対しての対策をするために構築のパワーを下げないというメリットがあります。逆に対策を甘くした構築にマッチしてしまった際に、勝つことが困難になるデメリットがあります。
ただ、きつい構築に対してもプレイ次第では抗えるようにしたいとは思うので、この要素の線引きは難しく、しっかりと見極める必要があります。


2回連続で結果を残すことができた理由は、ラプラスザシアンが大会のフォーマットに対する考え方に沿った構築に組み上げることのできる構築であったからだと考えています。


最後に

色々端折りはしましたが、ラプラスザシアンや、大会の取り組み方が少しでも参考になれば幸いです。
他にも書きたいことはたくさんありますので、機会をうかがって更新することができたらなと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございました。

おわり。


あと、投げ銭機能を付けてみました。

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