最適化された家畜人生

先日、文明が高度に発達した人類の行く末に
ついて考えていたのだけれど、

ある天才歴史学者の考察によると、
過去の人類が歩んできた歴史を基に
その流れを発展させていくと

これからは
今の「神」によって人々が支配されている世界から
AIの管理する「データ」によって人々が支配される
世界へ変わるだろうと言われているの。

神に支配されている世界では
代表的なもので言うと
人殺しや略奪が絶対的な悪として
私たちの行動を制限しているけれど、

データによって支配される世界では
あなたにとって最適な生活習慣や食事、
遊びや恋愛や結婚についてまでも
AIが勧めるままに行うようになるだろうということ。

実はその前兆は
今でもすでに起きていて

外食をしたい時に食べログを見る、
iPhoneがあなたが普段起きる時間を覚えていて
勝手にアラームをセットしてくれる
みたいな形でジワジワと生活に染み込んでいる。

ここからは私の考えなんだけど、
これってよく考えたら
今すでにこういう生き方を
結構多くの人が望んでいるよね？ってこと。

人生の大事な選択である
名前や就職や結婚などの意思決定を
過去の統計学である占いで決める人って
地味に多いし

自分の体に合う食品を遺伝子検査などで調べて
それを好き嫌いなく積極的に摂ったり

自分の生活習慣を
朝型、夜型などに分けて
一番作業効率の良い時間帯に
クリエイティブな仕事をするとか

完全にデータによって
動かされているよね？って思うの。

それは無駄な努力をしたくない、
最短で成功したいみたいな
人生の最適化を狙っているのだけど、

また違う側面を見ると
データによって管理され完全に思考停止した
家畜人生とも言える。

苦痛や悲しみが極力少ない人生を生きることと
引き換えに

成長のない、
ぬるく不足のない生活を得られることを望んでいる。

もしあなたがそうなりたくないなら
データによって管理される前に
自分の頭で考えなくてはいけない。

自分は本当は何がしたくて
何に対して喜びや幸せを感じるのか
どんなときに満たされるのか。

その時その時に
ただ満たされれば良いのか、
未来に向けて成長していきたいのか？

起きた出来事に対して
ただそれを受け入れるんじゃなくて
否定的な視点を持つことで
深い考察が得られることもある。

この学者のいう
データで管理される未来は
もうすでに私たちの生活の中に潜んでいますよ。

あなたはデータに管理されたいですか？

あなたの人生のために
データを管理したいですか？