三浦春馬さんの訃報に思う事

はじめに三浦春馬さんのご冥福をお祈りいたします。

非常にショッキングでした。
特にファンというわけでも無いのですが、そんな僕にとっても心に凄く重い感じがのし掛かりました。

はっきりと原因はわかりませんが、自殺の可能性が高いという事を知り、真面目な方だったんだな…と思いました。
報道で知る限り気配りの人だったようで、近しい人の多くが異変には気付かなかった様です。
1人抱え込んでたんですね…。

そういう意味では強い人です。
強すぎるが故に、溜まったものを周囲に発する事無く全て自分で受け止め続けた。
しかし心の耐久性には強い人でも限りがありますから、ついには心が折れてしまったんだろうと思います。
その瞬間に三浦春馬さんが1人きりだった事を周囲の人は悔やんでも悔みきれないでしょう。

心理学で有名なマズローの五段階欲求設というのがあります。

マズローの5段階欲求説
第一段階・生理的欲求(衣食住)
第二段階・安全の欲求(第一段階の欲求の継続的な確保の実現)
第三段階・帰属の欲求(誰かとの関わり、友達、恋人、職場の仲間など)
第四段階・尊重の欲求(恋人や友達、仲間から評価されたりや認められたい)
第五段階・自己実現の欲求(自分の充実感)

上記のように5つの段階があり、人間は一段階目が満たされると二段階目を求め、二段階目が満たされると三段階目という風に欲求していくというものです。

この理論に基づくと三浦春馬さんは第五段階のステージにいた人だと思われます。
誹謗中傷に悩んでいたという事も囁かれていますが真実はわかりません。
自己実現の中で何か悩み苦しまれたと思います。

これは誰にでも起こり得る事です。
例えば第四段階をわかりやすい言葉で言うと「承認欲求」とも言えます。

中々周囲の人に自分が思っている様に評価されずに悩み苦しんでいる人もいるでしょう。

そういう時に思い出して欲しいのが、「自分は第三段階目は満たされているじゃないか」という事です。
今満たされていない事に焦点を合わせるのではなく、今満たされている事に目を向けて欲しいのです。

最悪、第一段階目が満たされていたら、何度でも積み上げる事は出来ますし、第一段階目すら満たされていなくても、命ある限り何度でもチャレンジできます。

アニメ「ワンピース」でエースが死に、途方に暮れるルフィに対しジンベエが放った「失った物ばかり数えるな!!!無いものは無い!!!確認せい!!お前にまだ残っておるものは何じゃ!!!」という名ゼリフは正にこういう事を言っているのだと思います。

皆さんも辛く悩み苦しまれた時は、マズローの五段階欲求説では無くても、ジンベエの言葉を思い出してみてはいかがでしょう。

最後に、三浦春馬さんが天国で心平安な日々を送られます事を心よりお祈りいたします。