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【日記】バンクシー展行ってきました。

「有名だし見てみたいなー」くらいの気持ちで
見に行きましたが、もうすっっっぎょい
良かったです…。

作品の横に解説があるんですが
一番印象に残っているのは
「自分の作品にお金を出す人たちを
バンクシーはバカにしている」
という言葉。

バンクシーは、伝えたいものを描いているだけ。

絵の解説すらも
「勝手に解説してらぁ」くらいに
バンクシーは思ってるんだろうなと思うと
解説をふむふむ読んで
疑いもなく信じている自分の姿が
滑稽で、バンクシーに笑われてそうだななんて
少し恥ずかしい気持ちになりました。

バンクシー展、写真OKの場所があるんです。
皆、パシャっと撮って、ちらっと見てすぐ移動。
自分の後姿や、配布された風船に頬を付けてる
写真を撮っている大人たち。

バンクシーに風刺されそうな
どうしようもない状況だなと思っていっところ、
小学生くらいの女の子が
ずっと柱の下を見ていることに気づきました。

なんだろうと思って私ものぞき込むと
なんと!照明で小さいネズミが映し出されていました!

これが消えたり、現れたりして
すっごい可愛かったんです!

写真ばかり取っていて、前が見えてない大人たちは
当然気づくはずもなく、
その子供らしい視点と気づきがとても可愛くて
バンクシー展一番の思い出です。

私も楽しくなって、その子がいなくなった後も
ネズミを見続けていたら、
下ばかり見ている私を不思議そうにおば様が
覗き込んできました。

私が、「ネズミが…」と指を刺して教えると
「まーっ!かわいい!」と喜んでいました。

気づくか気づかないかで、
楽しみ方は無限大に広がるものですね。

私は戦地に書かれた猫の絵も印象深く
10分以上そこにじーっと佇んでいました。
世の中は、戦争のことよりも
子猫の写真が検索されている、という
皮肉を込めた作品だそうです。

その絵が描かれ、戦争が注目された後、
有志からの支援が必要な方々に
しっかりと届けられたそうです。

まさにバンクシーの思うつぼ。
作戦勝ち、といったところでしょうか。

思いがあっても無名では意味がない、
思いがあっても能力がなければ意味がない、
思いがあるなら行動し続ければならない。

今日は、久しぶりに色々
思考を巡らせることが出来ました。
これだからアートは止められませんね。

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