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【 #三鳳AC2023 】伝えたいこと

※本記事は、ちょり様主催の企画
「三鳳(天鳳三人麻雀鳳凰卓) Advent Calendar 2023」の一環です。

毎日、日めくりにしては濃すぎるほど素敵な記事がアップされていきます。
私の記事は、三鳳での思い出に浸りつつ、VTuber視点での天鳳サンマについてを語る内容となっております。

記事を通してぜひとも三鳳に、天鳳サンマに興味をもって頂ければ幸いです。


illust:ナノな様


「秋はどこだ?」

急降下する気温にいちいち騒いでいた記憶も薄れ、街を歩く人々の装いもすっかり厚くなった。
どうやらほんとうに秋は去ってしまったようで、さらに忙しない師走へと続きはや9日。

私はというと、段位ポイントを少しばかり積んでは溶かし、積んでは溶かし……と、あいも変わらず六段坂芸人をやっている。
にも関わらず僭越ながら、冒頭で述べた素敵な企画にて執筆する機会を頂けた。

実はかつて一度だけ七段へと昇段し、三鳳にて遊んでいた時期があったのだ。わずか694戦の日帰り旅行ではあるが、そこで得られたことを綴ってみようと思う。
そして、それだけでは他の方に比肩してどうしても薄い内容になってしまうので、配信者/VTuberという視点から、天鳳や三鳳を勧める文章も交えておこう。

三鳳。

押しの強い打ち手に破壊され、
守りの固い打ち手に蹂躙され。

打てば打つほど、周りとの差を感じていく環境。それが三鳳だ。

決して神格化しているつもりはない。
それこそ、他の皆様の三鳳AC2023記事を読めばすぐに分かるはずだ。
その思考の深さ、技術、熱量。すべてが洗練されている。

「この人知っている!」という高段位の猛者とも、予約を押す度に同卓できる。
村と形容されることもある、濃縮された競技人口と実力。
そこに飛び込んでみて初めて、自身のいた世界の狭さを知ることができよう。

私にとって三鳳とは何か?
「財産」「黄金の体験」「また遊びたい場所」
問われたならば、そのように即答できる。

実績も実力も不十分な私が自らのその弱さを、負けを誇らしげに語るのは情けないかもしれない。
ただ、三鳳を打ち切って、チャオって、またあそこで打ちたい、と六段坂に苦しむ。

チャオ後:平着1.967 安定5.73 348 336 315
七昇前:平着1.971 安定5.66 332 363 304
※2023/12/8時点

苦しみながらも、まだまだ打数も少ないながらも。
ほんの僅かにスタッツを変えられる、その程度には成長を感じている。

三鳳を経験できなければ、2>1>3の分布からは永遠に抜け出せはしなかっただろう。
私にとって本当に価値のある体験ができたということは、紛れもない事実なのだ。




さて、ここで話はがらりと切り替わるが
私はこうみえて2年以上、細々と活動を続けているVTuberである。
主戦場はYouTubeでのゲーム実況、そしてたまにnoteに訳の分からないコラムを投稿する、などといった活動内容だ。

昨今、それはもう様々なゲームがある。
麻雀だけに着目しても、実に多様なゲームタイトルが存在する。
現時点では、「天鳳」という題材は残念ながらVTuberに選ばれにくいのが実情だ。

しかし、強がりでもなんでもなく
「天鳳」はVTuberにとって、非常にオススメできるコンテンツだと思っている。
その理由を以下につらつらと述べていこう。

・スピード感、操作性
ジャーンバラララララ……チュピッ
進行速度、テンポの良さは何よりのウリだ。
麻雀配信をしているVTuberには、思考を語るタイプや雑談を交えながら打つタイプなど様々だが
いずれにせよ、間が生じにくいのでトークを途切れさせることなく次の局面へと進行できる。
また、中には日頃の配信でいわゆる「指示厨」のコメントに頭を抱えているVTuber諸兄もいよう。
そんな方々にとって、天鳳サンマは一つの良き相棒となるかもしれない。
たいていの場合、長々としたコメントを入力している間に、もう次の場面に移っているからだ。
それこそ三鳳クラスに到達できれば、その腕をもって指示厨とはいよいよサヨウナラできるに違いない。

・卓やBGMのカスタム性
基本的に、ゲームタイトルによって装飾やアバターは決まったものの中から選ぶことが多い。
ところがこの天鳳というゲームは、卓画とBGMに好きなものを設定できる。
BGMはいくつかのシチュエーションごとに切り替えも可能だ。
牌の背中をどんな色にするかも、RGBカラーで自由自在に、卓画の雰囲気に合わせて設定できる。

春海にむ様に依頼して描いて頂いた卓画。
4:3比や中央の得点版、全体のバランスなど細かい依頼内容にも丁寧にご対応頂いた

配信者、特にVTuberにとって「他にはない独自性」を配信中に組み込むことは非常に重要だが、
その点においては、天鳳というゲームは特に優れている。
あなただけの天鳳を、配信空間をクリエイトしてぜひ楽しんでみて欲しい

・将来性(つのだ神のご機嫌次第)
光速卓の導入など、時折挑戦的な試みが入ることがある。
サンマでも何かしらイベントを開催して貰えないものか……と願う今日このごろだ。
また、Windows版の「4:3」などという舐めているのかと言いたくなる時代錯誤な画面比
Shortsや縦型配信にはむしろ合わせやすくなる可能性があり、一概にデメリットとも言えない部分がある。
(ほとんどの場合、VTuberが準備する配信画面は16:9のレイアウトではあるのだが……)
むしろ、配信で天鳳というゲームをもっと盛り上げることができたなら
そうした部分への改善も、つのだ神の検討材料になるかもしれない。

配信者界隈にはもっともっと、天鳳や天鳳サンマに興味をもって欲しい。
そう願うばかりの今日此頃である。

ここまでだらだらと書き綴ってきたが、表題を大袈裟で意味深な雰囲気にしてみたが。
私が伝えたいことは、本当にシンプルなものにすぎない。

ともにエンターテイナーとして活動している配信者、VTuberの皆へ。
みんな天鳳で遊ぼう。今こそ、いっしょに盛り上げよう。

三鳳で私を打ち負かしてくれた、数々の猛者たちへ。
ありがとう。
また登れたら、そのときはよろしく。


三鳳初戦。当時は昇段の興奮であっという間に終わった、たった一戦。
ずっと打ってみたかった方と知らずのうちに同卓していたことにも、数奇な縁を感じている。

また、先日主催した大会には、三鳳で日々戦う猛者、三鳳を目指し三特を打つ強者、
配信者の仲間たち、普段はヨンマを打っている者……
いろいろな立場の方々が、天鳳サンマで共に遊んでくれた。
あんなに嬉しいことはない。

ここでしか立たないであろう卓も多々見られた

これからも、様々な活動を続けていく中で、
天鳳、天鳳サンマとそこで出会った人たちへの感謝を忘れずにいよう。

そう思い、したため、最後はやっぱりお決まりの挨拶文で締めよう。
三鳳で戦い続ける方々へ、敬意を込めて。
”しっかり負けて、それを経験した者にしか使えない言葉”で。




Ciao!


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