「はじめて」絵を学んでから約204日目〜最初に描くのはどこから?〜
こんばんは〜
10年以上のお絵かき手癖を手放し、一から絵の勉強をして今日で約204日目。
今日は絵の描き順の話です。
突然ですが“あなたは、絵を、どこから描きますか?”
前回投稿したイラストのメイキング動画アンド解説を含めつつ。絵を仕上げるまでの道順を変えるだけで、全然完成度が違うことを思い知った件を書き留めておきます。
⚠️例のごとく、クッキーランキングダムの擬人化イラストです⚠️
はいこのアイコンの下に出ますからね〜苦手な方はなつめさんちのYouTube観に行くとか残ったひなあられを食べるとかしてハッピーになってくださいね〜(今なつめさんちにハマってます)
はいじゃあメイキング動画載せます〜…って言っても、noteさんはGIF動画しか貼れないので我のTwitterから転載します
…♡ゼロなのはデフォなので、もはやTwitterはnoteに転載するためだけの器ですよ…(マジでなんの反応もないのよ?あれ?オフライン?)(しれっと初めての動画編集とかしちゃってる私、めっちゃ有言実行〜)
さてさて。まずは完成したものがこちら↓
(注:文中に有名イラストレーターさんの名前が出てきます。呼び捨ては嫌だし“さん”付けだと知り合いみたいなので、敬称は先生に統一させていただきます)
10年もののお絵かき手癖にこびりついた“描き順”というものがあります。絵を描く方なら、きっとどこから描くか、決まってるのではないでしょうか?
・10年以上の手癖→目から描く
・今→全体のレイアウトから考えて描く(素体から描く)
この変化だけで、全然、違う。
目から描いたり、下書きもなく絵を完成させようとするとこんなふうに↑固い絵になります。(プロ絵師は頭の中で下書き作業が終わってるので一発描きもできるんです…つよ…)
輪郭から描いたとしても「首」を生やしてしまうと、ポーズも固定され、いつも同じような絵の完成になってしまうのです。
こんな感じでポーズを決めて、これを正しい人体の比率に近づけたり、あえて好みに寄せたりします。(私は顔が大きいのが好きなのでこのあと大きくします)私はラフ絵をプロクリエイトで描くことが多いです。描き味がとても好き。
ラフが決まったら次の工程
・10年以上の手癖→線画(しかも清書し、それに着彩)
・今→グレーラフで形を整える
これによって、絵の形・絵が描いている部分以外のネガティブスペースの確認・形が単調じゃないか?・左右上下対称になってないか?を確認します。きゃおぉ〜ん(←妖狐味クッキーの鳴き声です。最高可愛いかよ)
色をところどころ変えて、見え方の確認。…この辺りから、ガッツリ構図も変えはじめました。プロクリエイトのディストーションという機能を使って、形も変えていきます。このディストーションって機能最高に好き。アナログお絵かきではできない、自分では予想外な形になるのが楽しい。
このあたりで、とあることに気づきます。左側の形が単調で胴体と並行ということに。
もっと魅力をアップさせるため、ポーズを追加します。
妖狐なんで、手をコンっと狐にさせました。まず第一段階、大まかな形を塗りつぶしてコンの形を作ります(コンとは)
この時、自撮りをして手の形を確認。そして超有名神絵師lack先生の描き方を取り入れ、形を掘り出すように整えます。lack先生の描き方って個人的に彫刻とか、粘土とか、大きな塊から形を掘り出すイメージを持っていまして。
私は線で形を描くより、色や面で捉える方が描きやすいなぁと感じるため、試しにグレーで指の形を掘り出してみました。これが今回一番の収穫です。やりやすいし、かっこよく仕上がる。
形が整ったら、清書します。ここまでで約5時間半。
ここからクリスタに移って作業。
10年以上の手癖→もう線画に着彩して終了して悦に入ってる頃
今→ここから“下書き”をする
そうです。清書じゃないんです。下書きです。
これはつるしまたつみ先生方式。色を塗って形を整えてから、下書きをして、そのあと着彩、そして線画、です。(多分そうだったはず)
線画ができたら、着彩。
・10年以上の手癖→すでに次の日。完成した絵を見て悦に入ってる(絵のどこがおかしいのか気づかない)
・今→ディープブリザード先生に教えてもらった「はみ出さないで塗る筆」を使って着彩
魔王様(ディープブリザード先生)の動画で教えてもらった、はみ出さない筆、はみ出しだけ消す消しゴムが最高使いやすいです…今まではみ出しを消した時間だけで100時間くらい費やしたのではないだろうか…(それ言い過ぎ)
本来のキャラクターはもっと彩度が高い(ビビッド)です。でも、個人的にはもっと彩度が低い色のダスティな感じが好きなので、好みの色かつ本物から外れすぎないようにしてます。
この辺りで、左足の違和感に気づき、直しました…これがまためちゃくちゃ面倒だけれどやっておかないと完成度が爆下がりするので。…ラフの時点で気づいていれば、この作業は不要。でも、なおした私、えらい。うん。
ここから、最終的な線画を描きます。色は一色じゃなく、考えながら色を変えつつ描きました。悪目立ちしないように、コントラストが高くなりすぎないよう注意しつつ。
この線画、最高に楽しいです。もう形も決まってる・色も決めた・あとは良さみを増すだけ〜!
影を塗ります。今回はアニメ塗りのような大きな面の影と、水彩筆の質感をプラスする影をつけました。影も単調にならないよう工夫。
ここで、さいとうなおき先生が動画で教えてくださったクリスタのフィルター“パーリンノイズ”を投下!!!初めてみた時“ちょう好み!!”と思ってたので、満を辞して自分のイラストに使ってみました。いや〜こういう質感最高。(パーリンノイズ以外にもテクスチャを一枚組み合わせています)
苦手意識のあった髪の毛も試行錯誤しながら仕上げ。あえてツインテールの方は描き込み少なめにしました。絵の完成度を高めるのは大事です。でも闇雲に全てのクオリティを上げると、みた人がどこに目をやればいいのか悩むのであえて描かないという選択をしてみました。
仕上げ工程に、キラキラしたパーティクルを飛ばしつつ…ゲーム内でも雪のようなエフェクトがかかってたりするので、そのイメージで。
顔周りに注目がいくように発光させて…完成〜!!!!!!!!!!!!!!
多分12時間くらいかかったと思います。でも最推しの妖狐味クッキーちゃんなので、途中で投げ出すことはありませんでした♡
絵の描き順や、完成度までの工程を見直すだけでここまで完成度が上がるんだなぁという学びでした。
これがこうなるんだから、絵は練る力と修正力が重要なんだなぁと思う今日この頃です。
さぁ次は何描こうかな〜
動画編集も楽しかったし、またタイムラプス動画作ろうっと
長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。私の制作工程から何か得られるものがあったなら幸いです。
修行は続く…
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