60枚ゴーストリックの研究

こんばんは、ゴーストリックの人気をもっと増やしたい ひらき です。 ゴーストリックに関してのあれこれを書ければと思います。よろしくお願いします。

今回の構築は純寄り、中速ビートダウンです!これを前提にお願いします。

本記事はゴーストリックの詳細な説明を省いてしまったので、初心者の方には特にカテゴリ内カードについて分からない話が多いかもしれません。
「黒ずきんのもくじ」様が You Tube にてゴーストリックテーマ解説動画を出されておりますので、そちらを視聴されるのが早くて確実です。僕も個々のカード評価には差異があるものの、全体としては同じ考えです。



はじめに

僕自身、遊戯王での実績等はありません。というよりも大会に出ておらず機会がありません。
しかし、ゴーストリックは10年前に初めてまともなテーマデッキを組んだカテゴリであり、知識と愛には自信があります。MDでは(ほぼ)純構築でダイヤ帯に到達しております。 (2023/09/29)ディアブロシス禁止前
デッキの構築観が特殊なので、なるべく論理的に説明できるよう頑張りますが、もっとうまい方に改善していってもらうものだと思っています。


ゴーストリックについて

通称サイクル・リバースと呼ばれる、能動的に裏側守備表示になり反転召喚等でのリバース効果を駆使して戦います。
ビートダウンやデッキ破壊、バーンや特殊勝利などありとあらゆる戦術がカテゴリ内でとれるのが特徴であり、裏を返せば構築が10年たってなお固まりきってないのはどれも中途半端で弱いからともいえます。
どの戦術をとるにしても速度は遅めで、5ターン程はデュエルを楽しめます。

モンスターがとてもかわいいのですが、10年前はとても貴重であっただけで、現在はかわいくて強いデッキが非常にたくさんあるので、彼女たちと同じだと思っていると痛い目を見ます。


【本題】なぜ60枚デッキなのか

遊戯王においてデッキ枚数が60枚というのはそれだけであまり評価が高くない傾向があるように感じられます。僕自身も60枚〇〇デッキなんて非常に展開力の高いデッキでしか聞きません。方やゴーストリックは初ターンはセットエンドや何もせずターンエンドというのが日常茶飯事です。
しかし、ゴーストリックは60枚適性があると思っています。それはフェスティバルの存在です。フェスティバル効果が通れば、キョンシーや人形が出るので、3枚積みとかそんな次元じゃありません。本日(2024/07/03)段階の僕のデッキは19枚積みです。
そもそも、メインデッキのゴーストリック・モンスターはごく一部を除き、レアケもレアケの時のみ強い性能をしています。どれだけデッキをスリムにしても弱いなら、いっそ特定の詰みデッキを作らないようにした方が戦えると思います。そういった腐りがちなカードも手軽に主力カードに変えられる可能性があるのはゴストリ最大の強みに感じます。

先攻・後攻論

僕はゴーストリックでは後攻を推奨します。理由は先攻の盤面が基本的に弱いからです。

未来龍皇+人形 or キョンシー+パニックみたいな盤面は手札誘発による相手の妨害も考えるとまず出来ません。これは40枚でも60枚でも大してかわらないと思います。 展開結果で多いのが、
未来龍皇+魔法罠1枚(+フェスティバル)ですがこちらも相手の妨害の影響を受けますし、未来龍皇での1妨害で止まってくれるデッキは少ないです。さらに、未来龍皇が飛ばされるとEXデッキの駄天使枚数がきつくなり苦戦を強いられます。
その他、猫娘+フェスティバル人形+パニックは素引き前提なため狙えません。

であれば、後攻をとって手札を1枚増やし、相手のデッキや妨害がある程度見える状態からリセットをかけて勝負を始める方が強いと思います。幸いゴーストリックはエクシーズまで出せればアーゼウスに乗りやすいデッキです。

スモール・ワールドとの相性

後攻から圧をかけていく中で最も重要なのがスモール・ワールドだと思います。このカードはありとあらゆるモンスターをデッキ内の中継モンスターを通じてサーチするカードです。
このカード最大の強みは、お相手視点何をサーチするか全くわからないこと、コストがなく灰流うらら等打たれても1:1交換で済むことです。ゴストリとの相性は先述の通り、腐り札をデッキに抱えがちであり抜群です。


個人的なゴストリカード評価

60枚デッキでスモール・ワールドを入れる前提での個人的な評価です。大きく他の方とずれることはないと思っています。A~Cまでは正直強さに大きな差はないと思っています。

ゴストリカード評価(2024/07/03)マスターデュエル

恐らくツッコミどころとして魔女、雪女、イエティあたりの評価が高い点があげられると思いますが、これらのカードはスモール・ワールドの中継として優秀なステータスをしています。
特に魔女は最強の1枚初動であるSRベイゴマックスのサーチとして
”ゴストリモンスター”+スモール・ワールド→レベル3ゴストリ→ベイゴマックスとサーチされる方が多いと思いますが、これでは手札の”ゴストリモンスター”がレベル3の場合、サーチできません。それが魔女を1枚入れるだけで、
ゴストリモンスター+スモール・ワールド→魔女→ベイゴマックスとどんなゴストリモンスターからでも確実にサーチすることができるようになります。手札に来てしまっても、フェスティバルにすればいいので無駄がありません。
出しやすいレベル2ゴストリで能動的な効果を持ち、ATK1200のカテゴリ内では破格のステータスを持つのも若干評価が高いです。正直今まで過小評価されすぎてると思います。
雪女、イエティやD評価の面々についてはまだまだ検証が足りていませんが、現在惑星探査車をサーチするために雪女を採用しています。素引きするとやはり少しテンションは下がりますが、ここまで厳しいカテゴリだと気になるほどではありません。

後攻型60枚ゴーストリックデッキレシピ(2024/07/03時点)


ゴストリは正直どんなデッキ構築見せられても所見が弱そうになること必至なので正常です。

*まだまだ改良の最中なので、大きく変われば更新するなり別記事にすると思います。現状、トリートは抜いていいと思っています。

レベル1ゴストリ
枚数は諸説ありますが、パレードを採用する場合ランタン、フロストは計3枚くらいは欲しいです。まともに戦うとロングゲームになるのでマリーは2枚あっていいと思います。スペクターは1枚でも変わりません。

倶利伽羅天童

フィールドで暴れた相手のエースを問答無用で吹き飛ばし、逆に味方につけます。このデッキの場合、スモール・ワールドでのサーチ手段がレベル1以外のゴストリ→レベル1ゴストリ→倶利伽羅天童
レベル1ゴストリ or 余ったニビル→ラヴァ・ゴーレム→倶利伽羅天童
とあり、ベイゴマックスと同様全てのゴーストリックモンスターからサーチ可能です。

レベル2ゴストリ
先述の通り、魔女と雪女を採用しています。それ以外は特に特徴のない面子と枚数だと思います。
スモール・ワールド
レベル2以外のゴストリ→雪女→惑星探査車
レベル2ゴストリ→ゴーストリック・セイレーン→惑星探査車

となり、やっぱり全てのゴーストリックモンスターから惑星探査車がサーチ可能です。惑星探査車召喚、リリースからクシャトリラの展開ができるため、EX枠の召喚制限には注意ですがシャングリラアライズハートが出ます。アライズハートで殴りつつ、シャングリラにアーゼウスを乗っけてあげましょう。

レベル3ゴストリ
特に特徴はありません。

SR出張パーツ
スモール・ワールドでの強カードサーチ先を増やしているので素引きがさらに強くなります。3枚採用です。余った分はディアベルスターのコストに使えます。

レベル4ゴストリ
セイレーンは出し得といえない性能をしていますが、メタ系のデッキに当たった時に魔法罠をサーチする鍵になるので1枚は入れた方がいいと思います。スモール・ワールドの観点から言っても、惑星探査車は召喚権を使うので最強ではないのですがサーチルートは確保しておいた方がいいと思います。

黒魔女ディアベルスター

手札の要らないカードを切って特殊召喚できます。罪宝カードは単体で素引きして一番困らなそうな反逆の罪宝ースネークアイにしました。
そこまで優先して手元に欲しいカードではありませんが、毎度のごとく
全てのゴストリ→レベル2以外のゴストリ→ディアベルスターとサーチできます。緩い条件で発動しない特殊召喚なのが凄まじく、
ゴストリモンスターセット→フェスティバルリンク召喚→ディアベルスター特殊召喚→召喚時効果付きリトルナイトリンク召喚と普通に違法だと思います。
今の話から分かるように、出張パーツたちが止められるようなことがあっても、場に表側で残ってさえいれば、召喚権からフェスティバルをリンク召喚し効果付きリトルナイトアザレアでリカバリーを行えます。アザレアの場合、魔法カードが墓地にたまるデッキでもないので盤面を開けてそこから別の出張展開が始まることも多く、捲り性能は馬鹿になりません。

魂の解放

刺さるデッキにはとても刺さるカードです。継続戦闘能力がウリのゴーストリックですが、昨今は墓地のリソースが無限にとんでもないことをしてくるデッキも多く、相手の勢いを大きく削げるため強いと感じています。

地中界の厄災

裏側守備表示モンスターを優しく守る効果と、リバースした自分のモンスターにとてつもないバフをかけます。
このカードに頼るわけではないので1枚入れるかどうかだと思いますが、バフ効果は一応重ね掛けされるので、2枚、3枚場にあると大変なことになります。

閃刀姫ーアザレア

光・闇属性モンスター2体で出せて、特殊召喚時にフィールドのカードを破壊できます。
墓地に魔法カードが4枚以上たまることは試合が長引かない限り無いので、基本的には自壊してしまいます。しかし、このデッキのよくあるパターンとして、お相手の先攻にニビルを打った結果、自分の場にモンスターがいてしまい、クシャトリラが出せないということがまぁまぁあります。ほぼほぼリトルナイトと同じように出せて、能動的に自分の場を空けられるこのカードは非常に強く、1枚入れた方がいいと思います。

おわりに

こちらのデッキを使って新シーズンよりランクデュエルを楽しんでいます。現在プラチナ帯ですが、使っていて体感ダイヤ帯には行けるのではないかと感じています。少なくとも以前にも60枚デッキで達成したのですがその時よりも使用感はいいです。ゴールド帯からプラチナ帯の話ですがまとめれているものに関しては戦績46戦31勝と67%以上勝てています。構築もほんの若干改良し続けており、直近はプラチナ帯で13戦10勝と他カテゴリとのパワー差になんとか抗えております。
先攻ワンキルや超怒涛の展開で4妨害、5妨害とかされると厳しい試合もあるのかなと思いますが、自分が先攻で手札が事故っていたり、相手の誘発で中途半端にしか動けなかったりでお祈りをするよりかはよっぽど気分的に楽に回せます。

また、現状ゴーストリック入りの構築で一番強いのはスネークアイ入りの構築だと思いますが、あちらはゴーストリックデッキというより、妨害の手段をゴーストリックでとるスネークアイデッキという表現が近い気がしています。こちらのデッキは相手の妨害をSRやクシャトリラで誘発して、俱梨伽羅やアーゼウスを通した後ゴーストリックの盤面を整え始めるデッキに仕上がっていると感じており、差別化はできています。
ゴーストリックを触ってみようという方が増えて界隈が盛り上がったり、ゴーストリックにぶっ壊れ新規が出たり、なんか盤面に一瞬で5体くらい名前の異なるゴーストリックモンスターがセットされるようなぶっ壊れ新規が出たりすれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?