ツイステイベント「星に願いを」考察と感想
監督生のみなさん、毎日楽しくツイステッドワンダーランドをプレイしていますでしょうか。
現在ツイステでは、イベント「星に願いを」が開催されています。9月4日に後半ストーリー(+リズミックHARD)が配信されましたね。
今回のイベントはツイステ全体の物語を読み解くにあたって、重要と思われるポイントがいくつかありました。個人にできる範囲でまとめてみます。
※完全ネタバレの内容※ となりますので、1クッション設けます。
(クッション代わりに筆者の自己紹介/飛ばして大丈夫です)
20代の社会人監督生。学園推し。エンジョイ課金勢。
天井は大体寮服ケイトが出るし、代理で引いた友人のPUでも寮服ケイトが出た。ついたあだ名は「すり抜ケイト」。
はい、では本題に入りましょう。
まず今回のイベントのあらすじをゲームから引用します。
●あらすじ
「星送り」
それは、星に願いを届けた伝承に由来する
ツイステッドワンダーランドの伝統行事である。
学園長から選出された「スターゲイザー」たちは、全校生徒の「願い星」を集め、大樹に飾り、さらには特別な舞を披露する難役を果たさなければならない。
そして今回の「スターゲイザー」は、デュース、トレイ、イデアの3人。
彼らは、無事に「星送り」を成功させることができるのか…。
あらすじで紹介された3人以外にも、イデアの弟オルト、監督生、監督生とセットで一人の生徒として認められているグリム、そして学園長。このあたりが重要な役割を持って登場します。
それでは、今回のイベントで気になったポイントを見ていきましょう。
■NRC生徒たちの部屋が公開される
これは考察というより、単なる嬉しいポイントかもしれません。
イベントを進めるにつれ個別のストーリーが解放されていきますが、その中で生徒たちが普段生活している私室を見ることができます。
オタクにとってこれはもはや、重要参考資料と言えるでしょう。ジャックの部屋にプロテインらしきものがあるとか、ヴィルの部屋に加湿器があるとか、ルークの部屋の壁が怖すぎる(でも好き)とか、とにかくそういった細部を舐め回すように見てしまいますよね。そうですよね。
しかも普段過ごす私室というのは、その人の生活習慣や人となりが色濃く現れる部分です。フロイドの部屋が散らかっている⇒フロイドは片づけが苦手な人(というか人魚)と、こういったことまで想像できるわけです。
デバイスによって表示される範囲が違うので、スマホやタブレットなど画面縦横比の違うデバイスをお持ちの方はぜひ見比べてみてください。筆者の手元ですと、iPhoneで映っていなかったアイテムがiPadだと映っている、ということが普通にありました。
■オルトは1人分の学籍が認められていない
毎年星送りを楽しみにしていたというオルト。彼が正当な学園の生徒ではなく、監督生&グリムと同じように「イデアと2人で1人の扱い」、ということが明かされました。
それに、レオナの願い星ストーリーにおけるイデアの「今のオルトもその性格は継承して…」というセリフ。
以前からオルトの存在を巡っては、闇深いうわさがささやかれていました。
ゲーム内プロフィールでは学年、クラス、年齢が不明となっており、なぜか弟の文字はかぎかっこでくくられています(兄の文字はくくられていない)。他にも、匂わせでは済まない多数のポイントが、ゲーム内にちりばめられています。
今回のイデアとレオナの会話によって、こういった疑念がいっそう強まることとなりました。
イデアと2人で1人の扱い。これを受けて思い出したのが、メインストーリー1章、エースの「男子校に正式入学した奴に女がいるわけないでしょーが」というセリフです。
当時は特別入学した監督生の性別をぼかすための補完として、あえてまわりくどい言い方をさせたのかと思っていました。正式入学なんて言葉、日常の中でなかなか出てこないですよね。「男子校に女がいるわけないでしょーが」の方が自然でしょう。
でも特別入学の事例が複数あり、その概念自体が、NRCに根付いているとしたら。
オルトの学年がわからない以上、入学前と後、いつから現在のようなマシンの体になったのかは不明です。ただ「前回の儀式も、すごくかっこよかった」「一度目にしただけで、記録媒体にしっかり刻みこまれた」とのことなので、少なくとも一年前にはもう現在のオルトになっていたとわかります。
そこで夜になるとダイヤのように輝く星々を見上げ願うのでした。
『人形が本当の子どもになりますように』……と。
これはイベント冒頭で引用されている、昔話の一説。
ちなみに今回イデアが務めた「スターゲイザー」。その言葉の意味は、「星を見つめる者」だそうです。
■学園長の不穏なセリフが追加された
メインストーリーでも時々不穏な言動をしている学園長。
今回のイベントでも、前半はあんなに学校行事としての星送りを実施したがっていたのに
悪天候になるとわかった途端、頑なに中止しようとします。
手のひらの返し方が極端ですね。
しかしイデアによって星送りが強行開催されると、
「わずかですが大気中の魔力に変動があるようですね」(←そんなこともわかるの?)
「いやはや、一時はどうなることかと思いましたが興味深い結果を得られました……フフ」
と不穏な独り言を残します。
「一時はどうなることか=都合の悪い条件下で星送りが実施されてしまう」だったとして、興味深い結果とは、いったい何なのでしょうね。
■監督生の夢
ストーリーのラストで、監督生の夢についての描写があります。
今年の願い星はグリムの「大魔法士になる」という願いに使ったため、監督生の願いは明かされませんでした。
しかし、デュースとの会話の中で監督生にも夢があることが明らかにされます。が、その内容を監督生は話しません。
単純に考えて「元の世界に帰ること」だろうな、とは思ったのですが、あえて伏せたのが少し気になっています。
4章冒頭、鏡の間の学園長との会話ではまだ帰りたそうにしていましたが、友情の芽生えているデュースには言いづらくなっているのでしょうか。
なんにせよ、「監督生は異世界から来た存在であり、帰る方法を探している」という設定がこのゲームの大前提です。
その目的が達成される表向きのハッピーエンドは、同時にNRCの寮生たちとのお別れを指しており、我々プレイヤーにとってはある意味バッドエンド。
ツイステは監督生の視点で物語が進んでいくものの、このねじれが発生している限り、100%感情移入することは難しいのかもしれません。
デュースは優しくて素直なので「よし、来年は僕が”スターゲイザー”を手伝おう。監督生の願い……叶うといいな」と言ってくれますが、ここで「デュース!!!!!」と頭を抱えた人は多いのではないでしょうか。
■ケイトとトレイの関係
いつも明るく天真爛漫なケイトが抱えている闇の存在についても、匂わせを通り越して公式設定化していました(主にパソストで)。が、「本当の願い」の存在、そして「トレイとの関係」が絡んできたのは初めてではないでしょうか。
極めつけとなるのが、トレイの「聞き手が俺だからこそ言いたくない」というセリフ。
これは想像ですが、ケイト→トレイの好感度が低いというよりも、「ケイトには後ろ暗い未公開設定があり、願いがそれに紐づくものだから、学校行事程度のことでわざわざ口にしない」のではないでしょうか(ストーリー的な意味でも、メタ的な意味でも)。
基本的に回収されない伏線は張られないと思いますので、今後を楽しみにしましょう。
今回のイベストは、とにかくこういう「このシーンを読ませなくても話は十分理解できるのに、わざわざ描写して読ませておく」、という仕掛けが随所で見られました。感情が忙しいので、制作チームの皆様におかれましてはもう少し手加減してください。嘘ですいいぞもっとやれ。
そういえばスターゲイザーの願い星回収ノルマから、NRCの生徒が最低300人以上(1人150個で割っているなら単純計算で450人?)であることもわかりましたね。先生たちは参加していないのかな。
つらつらと書いてきてしまいましたが、個人の考察なので、矛盾や不足している点も多々あるかと思います。
(そもそも持っていないカードもたくさんあるしすべてのパソスト解放できていないので、そのへんとの矛盾が怖い)
至らない点、気付いた点があれば、コメントやツイートなどでぜひ教えてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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