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【60km走行後】birdy monocoque airインプレ

birdy monocoque airを納車して初日に15㎞、2日目に45㎞で合計60㎞ほど走ったので実際の感想をお伝えします

カタログ情報はこちらから
https://pacific-cycles-japan.com/birdy/air.html

※注意点
ちなみに私はスポーツサイクルを初めてまだ3か月ほどの超初心者
最初にエントリーモデルのクロスバイクを買い、二台目として折りたたみミニベロのbirdyに手を出しました
クロスバイクでは1日の最長走行距離が100㎞、巡航速度も20㎞/h程度のファンライドを楽しんでいます
ガチガチのロード勢ではありませんのそのつもりで読み進めてください

走行性能:良かった点

・そこそこ速い
・すぐ最高速へ達する
・前後サスペンションにより快適な乗り心地
・結果として車道走るようになった

クロスバイク並みの走りをできるという前評判通り、結構なスピードで走ってくれます
ランニングアプリで走行内容を計測しているので正直参考程度にしかなりませんが
最高速度41.3㎞/h(クロスバイクは39.3㎞/h)
1㎞のスプリットタイムは2:13(クロスバイクは2:16)
巡航速度26.9㎞/h(クロスバイクは26.4㎞/h)
という結果でした ※風や坂など条件が違うので本当に参考程度です

birdyの方が速い!というつもりはありませんが、クロスバイク並みというのはその通り
ただ、価格は4倍ぐらいするので本当に速さをもとめるなら、当たり前ですが同じ値段でロード買った方が良いんでしょうね

また、小径車の利点として加速がしやすいとある通りあっという間にトップスピードに達します
スタートはだいたい5速を使うのですが、5→6→7→→8→→9(”→”一つがクランク1回転ぐらい)で変速できちゃいます

ポイントはギヤ比とタイヤ性能

ミニベロの得意分野である街中でのストップ&ゴー利用をするなら十分以上の加速・巡航性能であるなと実感しました

そして、それにも増して一番買って良かったと思えたのが前後サスペンションによる振動吸収です

Fサス・スプリング

Rサス・エラストマ
この二つがタイヤからの振動を吸収してくれる

クロスバイクに初めて乗るにあたって一番想定外だったのが、微細な振動が絶えずくることでした
特に意外だったのは、車道は自動車のタイヤの削り後があって路面状況が悪いことが多かったということ
もちろん、エントリーモデルなこともあるのでしょうが一番我慢できないポイントがこの振動でした
birdyに乗って改めて感じたのが、この微細な振動をどれだけ嫌っていたかということで
クロスバイクではあまり走りたくなかった車道をbirdyでは積極的に走るようになっていました

あとハンドググリップの変更は大正解

最高速時点では積極的にバーエンドバーを握って直進性を高めたハンドリングができます
もちろんハンドルポジション変更による手の疲れも軽減
一方で折りたたみ時の邪魔には一切ならないのでマイナス点はほぼないのが良かったです

走行性能:気になった点

・トップギアが物足りない
・ローギアが進まない
・サドルがお尻に合わない

加速性能が高い一方、気になる点は『ギアが物足りない』
簡単に最高速に達してしまうし、ローギアは不必要に軽すぎます

上にも書きましたがあっという間にトップギアまで上がってしまい、『あ、ギアもうこれ以上あがらんのか』という感想を覚えます
トップギアの9速でも十分スピードは出ていますし、トルクも必要だと感じる程度なのでこれ以上ギアを上げることはほとんどないのも事実なのですが
もう一速上があるということへの安心感(頑張ればスピードを上げられるという余裕)がどうしても欲しくなってきます

一方でローギアの1速を使う必要性はあまり感じられませんでした
確かに激坂で1速を使わないと登れないという場面はあるのですが、そもそもヒルクライムにチャレンジしたいわけでもないですし、そもそも1速なら歩いて押してもそんなにスピード変わらなくない?という印象です
激坂を無理してペダルを漕ぐぐらいなら歩いて別の筋肉使った方が良さそう

また折りたたみ時には4速に合わせるのですが、ほとんど5~9速で走行しているので、駐車する際に4速まで下げづらく
わざわざ止まった後にギアを合わせる作業が発生しがちなのが煩わしさを感じさせました
※公式には折りたたみ時は3速らしいんですが、GCS店長さんのオススメで4速にしてます

もう一つ致命的なのがサドルが私のお尻に合わないこと

こいつが全然ダメだ、、、

birdy monocoque airは前傾姿勢を取りがちなのですが、股間の圧迫がきつく、それを回避するためにアップライトなポジションにすると今度は座骨が痛い
この悪循環の中であまり長距離ライドを快適に過ごすということは難しそうでした
一台目のクロスバイクではそんなこともなかったので、これは完全に相性の問題だと思われます

走行性能以外の評価

走ることに直接関係ないことでいくつか気になった点
これはbirdyの問題というより、オプションパーツが主たる原因

・ハンドル周りがごちゃついている
・現在のギアがわかりづらい
・折りたたみ時のシートの高さが気になる
・輪行バッグが思ったより大きかった

現行のbirdyのハンドルバーがステム近辺が太くてバーエンドに向けて細くなっています
これはふら付きを改善するためらしいので走行面でのプラスになっているんですが
一方でハンドル周りに部品(ベル、ライト、スマホホルダー+ギアシフトレバー)の取り付けにくさに繋がっています

ごちゃごちゃ

ライトがベルに向かって押し付けられるように装着されているのでベル音が響かない
スマホホルダーがギアシフトレバーに向かって押し付けられているように装着されているので、現在のギア見えない

そもそもギアシフトレバーに数字ふってないのでパっと見ても現ギアはさっぱりわからない笑
(そもそもロードは現ギアを確認する窓とかないの?)

この辺はステムやフロントフォークに逃がす方法考えます

もう一つ折りたたみ時に気なる点として、反射板が邪魔をしてシートポストが下がりきらないこと

ストッパーになっているとも言う

初輪行の際にコインロッカーにしまってみたんですが、ギリギリ入ったというのが正直なところ
一番高さが出ているのがこのサドル(シートポスト)部分なのでこの反射板の留め具2㎝分ぐらいでも下げられるのなら理想ではある

輪行バッグとして買ったこのちび輪バッグが思ったより大きかった

このボリューム感が伝わるだろうか

初心者ってことで担ぎ紐が袋に縫い付けられている頑丈なやつを買ったわけなんですが、当然こうなりますわな
慣れてきたら小さいのに変えようかと思います

今後の改善方針

良いところは活かして気になるところは直せばよい!
そしてそれを楽しもうっていうのも自転車の良いところ
特にミニベロはやりがいがあります

現状の優先順位はこんな感じ

1、サドルはさっさと変える
2、反射板も設置位置考え直す
3、ハンドル周りを整理する
4、タイヤのインチアップ(ギア物足りない問題の改善につながります)
5、輪行慣れたらバッグ変える

走りながら他のことにも手を出していきそうな気がしますが
ひとまずこんな大方針でカスタム進めていきたいと思います

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