トムホの魅力に酔いしれろ『アンチャーテッド』レビュー

【概要】

監督:ルーベン・フライシャー
脚本:アート・マーカム マット・ハロウェイ レイフ・ジャドキンス
出演:トム・ホランド(榎木淳弥) マーク・ウォールバーグ(森川智之)
   アントニオ・バンデラス(大塚明夫) ソフィア・アリ(雨宮天)
   タティ・ガブリエル(白石涼子)

原作は同名のゲームでシリーズ累計4,000万本を売り上げたヒット作。

【あらすじ】

ネイサン・ドレイク(通称:ネイト)は海洋冒険家フランシス・ドレイクの末裔だが、幼い頃、唯一の肉親である兄のサムと生き別れ、今はNYでバーテンダーとして働いている。
ボトルを扱うその器用な手さばき、そして類まれなるスリの能力を見込まれ、トレジャーハンターのサリーから50億ドルの財宝を一緒に探さないかとスカウトされる。信用の置けないサリーだが、消息を絶ったサムの事を知っていたことから、ネイトはトレジャーハンターになることを決意する。
早速、ネイトとサリーはオークションに出品されるゴールドの十字架を手に入れる為、会場に。この十字架は財宝に辿り着く為の重要な“鍵”で、モンカーダ率いる組織も狙っていた。
オークション会場での争奪戦の末、なんとか十字架を手に入れたネイトとサリーは、500年前に消えたとされる幻の海賊船に誰よりも早く辿り着く。
しかしその海賊船ごと吊り上げられてしまうが――
アメリカ、ヨーロッパ、アジア、世界中を駆け巡り、果たして二人は50億ドルの財宝を手に入れることができるのか?
そしてネイトは兄サムと再会できるのか?トレジャーハンターとしての冒険が始まる。
公式HPより引用)

【見に行く前の気持ち】

MCU映画が好きなので、スパイダーマンのトム・ホランドが主演するなら、と見に行ってきました。スパイダーマンの彼しか知らないので、別の顔を見せてくれるのかな、という興味もあります。

<注意>
私はこのゲームをやったことがないので、1本の映画の感想となります。
あくまでも個人の感想です。
ネタバレは極力しないつもりですが、ご注意ください。

【登場人物】

ネイト(トム・ホランド)
 主人公のバーテンダー25歳。兄を探すためにサリーの誘いに乗る。
サリー(マーク・ウォールバーグ)
 トレジャーハンターのおっさん。マゼランの財宝を探してる。
モンカーダ(アントニオ・バンデラス)
 ギャングの親分。マゼランの財宝を狙っている。
ブラドッグ(タティ・ガブリエル)
 モンカーダに雇われているトレジャーハンター。怖い。
クロエ(ソフィア・アリ)
 トレジャーハンター。不二子ちゃん枠

【よかった点】

① トム・ホランドの魅力がすごい
 トム・ホランドの魅力が前面に押し出されている。かわいらしい童顔と細見の外見からは想像できないほどの肉体美。それがアクションにも説得力を生んでいて、トムホのことをどんどん好きになっていく。どんなシーンでもシリアスになりすぎない、大ピンチもどこかコミカルに切り抜けていくのは本当に魅力的だ。
② アクションシーン
 アクションシーンもよかった。回数も多いが、設定が実に多彩。飛行機から落ちる貨物の上での乱闘や船上でのバトルは見ていて面白かった。シャレの効いた動きもあるし見ていて飽きない。バルセロナでの追いかけっこだけは、クロエの走り方があまり早そうには見えないのが少し残念だが、トムホのパルクール的な動きは好き。
③ クロエの描写
 今作のヒロイン?のクロエだが、初登場シーンでは「なんか顔も怖いし、可愛くない」と思っていたが、ネイトと打ち解けていくにつれてちゃんと可愛く見えてくるから不思議だ。メイクも意図的に変えてるのかもしれない。

【悪かった点】

悪かった点は特にないのですが、強いて挙げれば
① 話に深みとかはない。
 アクションはすごいし、テンポはいいし、見ていて飽きない。ただ、深いテーマがあるわけではないし。泣けるわけでもないし、カタルシスなんてものはない。そういうのを求めるのであれば、別の作品を見ることをおすすめします。
② トムホがいつものトムホ
 トムホは素晴らしいが、スパイダーマンでの彼との違いは余り感じなかった。キャラクター性が近いからだろうか。もっと違う役柄の彼に期待している。
③ 500年間誰も来ていないはずなのに…
 そのわりには船もちゃんと残っているし、金は錆びないにしても剣とかはもうボロボロになっているのでは…。塩も湿気で固まってそうだし。この手の映画に突っ込むのも野暮な気もするが。

【まとめ】

良くも悪くも娯楽映画。メンタルに大きな負荷をかけるわけでもないし、頭を空っぽにして見られる楽しい映画でした。子供から大人までちゃんと楽しめる冒険活劇。無駄にセクシーなシーンも無いからお子さんにも安心して見せられます。デートで見るとかもいいと思います。気楽な気持ちで観られる映画でした。次回作もありそうだし、今後にも期待してます。

評価 ☆3(普通におもしろい)

【改善案】

少し地味な気もするので、もうちょっと爆発とかいれても良かった気もします。やりすぎるとB級感が出てしまいますが。また、今作というよりも今後の展開についてですが、方向性は維持してほしいと思います。変に重くしたり、グロ要素入れたりはくれぐれもやめてほしいと思います。

現代版『インディー・ジョーンズ』で行きましょう。

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