改訂版 『アベンジャーズ エンド・ゲーム』を今から楽しく見るために

【初めに】

先日書いたこちらの記事の内容が、あまり初心者向けになっていないとご指摘いただいたので、新たに書いてみます。

【MCUとは】

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)とは、ヒーローたちが一つの世界観の中で共存、活躍する作品群のこと。作品の公開順にフェーズが分けられており、フェーズ3の『アベンジャーズ エンド・ゲーム』で、MCUの1つの時代が終わり、現在はフェーズ4が展開中。『エンド・ゲーム』は12年にも及ぶシリーズの集大成とも言える作品であり、圧巻の出来栄え。ぜひ見てほしい。
とはいっても、『エンド・ゲーム』までには21本もの映画を見なければならない、となるとなかなかに大変。そこで、できるだけ本数を減らして『エンド・ゲーム』までたどり着くロードマップを作製してみたい。これから見始める人に参考にしてもらえたら幸いだ。

【簡易表】

MCU簡易マップ

【どのように作品を絞るか】

さて、『アベンジャーズ エンド・ゲーム』とその前編にあたる『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』に何人のヒーローが登場するだろうか。
メインどころだけを数えてもなんと17人。彼らそれぞれに物語があって、それが複雑に絡み合っているのがMCU。ただ、初見で全員に注目していくと、それこそ全作品を見るしかなくなってしまう。
そこでまずはアイアンマンとキャプテン・アメリカを中心に見ていくといいだろう。ソーを加えて「BIG3」と言われるが、この2人が実質的なシリーズの主人公と言える。

【アイアンマンとキャプテン・アメリカに焦点を当てて作品を絞る】

2人のメイン作品に絞れば以下の10作で最低限のストーリーは担保できると思う。
① アイアンマン
② キャプテン・アメリカ ファーストアベンジャー
③ アイアンマン2
④ アベンジャーズ
⑤ アイアンマン3
⑥ キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー
⑦ アベンジャーズ エイジオブウルトロン
⑧ シビル・ウォー キャプテン・アメリカ
⑨ アベンジャーズ インフィニティ・ウォー
⑩ アベンジャーズ エンド・ゲーム
加えて、⑧のあとに『スパイダーマン ホームカミング』も加えたいところ。この作品もアイアンマンの人となりを知るのに役立つはずだ。

上記の作品ではカバーしきれないキャラクターも多数いる。気になるキャラから順番に見ていくといいだろう。登場作品を確認してほしい。

MCUヒーロー出演表

【ストーリーを把握するなら】

よりストーリーを楽しむのであれば、以下の17作がおすすめだ。
① アイアンマン
② キャプテン・アメリカ ファーストアベンジャー
③ アベンジャーズ
④ アイアンマン3
⑤ キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー
⑥ ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
⑦ アベンジャーズ エイジオブウルトロン
⑧ アントマン
⑨ シビル・ウォー キャプテン・アメリカ
⑩ ドクター・ストレンジ
⑪ スパイダーマン ホームカミング
⑫ マイティ・ソー バトルロイヤル
⑬ ブラック・パンサー
⑭ アベンジャーズ インフィニティ・ウォー
⑮ アントマン&ワスプ
⑯ キャプテン・マーベル
⑰ アベンジャーズ エンド・ゲーム

これだけ見ておけば、とりあえずストーリーに関してはほぼ問題が無いと思う。作品数があまり絞れていないが・・・。本当はマイティ・ソーの第2作『ダークワールド』も見ておいた方がいいんだが、泣く泣くカット。

【まとめ】

物語は積み重ねだと思う。これだけの長い期間、多くの作品を丁寧に積み重ねてきたからこそ『エンド・ゲーム』でのあの「アッセンブル」に心を打たれた。彼らの旅路は無駄ではなかった。ヒーローとしては余りに傲慢だった男が守りたかったもの。ヒーローであることに人生を捧げた男の最初で最後のわがまま。別れは悲しいが、後を託すに足る後継者にも恵まれた。これほど素晴らしいことがあるだろうか。
だから、本当は全作品を見てほしい。きっと『エンド・ゲーム』の感動が違ってくるはずだ。


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