至高のマリオ体験『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(日本語版)』レビュー
【概要】
監督 アーロン・ホーバス(英語版)
マイケル・イェレニック(英語版)
脚本 マシュー・フォーゲル
製作 クリス・メレダンドリ
宮本茂
【あらすじ】
【見る前の気持ち】
米国を中心に大ヒットしていることは聞いていたので
楽しみにしていました。トレイラーでも面白そうだったしね。
ちなみにマリオシリーズのプレイ歴は、『1』『2』『3』『ワールド』と『ドクターマリオ』『マリオカート』くらい。
『ランド』もちょっとだけやったかな。
【登場人物】
マリオ(宮野真守)
本作の主人公。NYの配管工。肉体はともかく精神が非常にタフ。
ルイージ(畠中祐)
本作のヒロイン。マリオの弟。性格はビビり。
ピーチ姫(志田有彩)
キノコ王国唯一の人間にして国の長。
身体能力が高く、槍を振り回すわバイクを乗り回すわと大暴れ。
クッパ(三宅健太)
本作のラスボス。強い。そしてかわいい。
キノピオ(関智一)
一般的なキノコ王国のへたれキノコどもと比べて非常に勇敢。
武器はフライパン。
ドンキーコング(武田幸史)
ジャングル王国の王子。ひょうきんでお調子者。結構強い。
<注意>
できるだけネタバレしませんが、多少は許してほしい。
【よかった点】
① マリオファンをほぼ完全に満足させるアクション
映画を見ているというよりもゲームをしているかのよう。ステージ
ギミックとか、懐かしいアクション。そしてBGM。懐かしい…。つい
「ふふっ」となること請け合い。
特にカートのシーン。見事なカーチェイス。レインボーロードを
ショートカットしたり、緑甲羅やバナナの皮が飛び交ったり、もう楽しい。
② クッパとかいう最高の悪役
本当に最高だった。強くて横暴で癇癪持ち、そして可愛くて笑える。
もう、大好き。
クッパの歌を聴くためだけにもう1回見に行くまである。
【悪かった点】
無かったんだよなぁ…、欠点。
脚本が薄いという指摘があるようですが、忘れちゃいけないのはこれ、子供向けアニメ映画なんですよ。小難しいテーマ、いらないよ。
強いて言えば…ブーメランブロスが出てこないとか、ジュゲムがいないとかあるけど…まあ些細なことよ。クリボーとかもう少し活躍してもいいと思うけど、彼らにはキノコ王国の裏切り者という設定があったりするし、使いづらそう。
あと、『ワールド』の「マントマリオ」をもっといいシーンで使ってほしかった。ついでに言えば、葉っぱを取って返信するのは「タヌキマリオ」じゃなくて「しっぽマリオ」なんだよね…。
ただ、マリオを全く知らない人が見るとわけわからんシーンもあると思う。
スター取ったら無敵になるとか、フラワー取って火の玉投げるとか。
マリオの基礎知識は当然知っているという前提で作られていることは否定しない。
まあ、そういう人って日本にどれくらいいるんだろう…。
【まとめ】
ということで、ファンが見たいものを99%は実現したアニメ化でした。
本当に最高でした。ただただ楽しい90分。
マリオシリーズをプレーしたことがあるのなら絶対に楽しめる。
BGMも最高なので、ぜひ劇場で見てほしい。
続編はどうやらヨッシーメインで行くようだし、楽しみ。3作目あたりでピーチの過去あたりを掘り下げて完結すれば綺麗にオチがつくと思います。
評価 ☆4 秀作 劇場で見るべき
【最後に】
自由業なので、普段平日の昼間とかに映画を見ているのですが、
今回久しぶりにGWの昼間、しかも超話題作を見に行ってしまったので…。
ほぼ満員に慣れていないこともあり、あまり集中できなかった。
しかも子供が飽きちゃったのか泣き始めるし、目の前の席のカップル(中or高)がスマホの画面を起動しやがるし…。
やっぱり映画は静かなタイミングで見に行こうと思いました。
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