shin | 海外ノマド

リュック1つ&キャリーケース1つで世界を旅しながら仕事をしているノマドです。こ…

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リュック1つ&キャリーケース1つで世界を旅しながら仕事をしているノマドです。ここでは、X(Twitter)では文字数が足りない、けれどしっかりした内容でもない散文を思ったままに書いています。

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  • 余白

    紙の余白に書くようなことをまとめています。

  • たびにっき

    海外ノマドライフを送る中で感じたことを、旅日記としてまとめています。

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海外ノマドライフ、はじめました

会社勤めが始まったときから、「理想の生き方じゃない」という感情を「これが普通だから」という理性で包み隠していた。けれども、どうやら包装が甘かったようで、1年もするときれいに剥がれてしまった。 再び中身を見てしまうと、「包み直そう」とは思えない。存在意義を失った包装紙は、退職願として使うことにした——。 「理想の生き方」は、学生時代にかたまりつつあった……と思う。学部は国際系、長期留学もした、休暇のたびに海外へ出かけたなどの背景からか、なんとなく「海外出張や駐在ができる会社

    • 【Myノマド#12 @シェムリアップ】アンコール・ワットのサンライズは、「音」がする

      アンコール・ワットと、サンライズ。そんな言葉を聞いたら、どうしたってその光景を想像してしまう。 けれども、本当に感動したのは朝日を背景に煌々と輝くアンコール・ワットではなかった。「サンライズの音」にこそ、眠い目をこすってでもここに来る価値があるのだと確信した——。 前日にタイのチェンマイからバンコクを経て、ここ、カンボジアのシェムリアップに到着した。当然、移動疲れで身体は睡眠を欲しているわけだが、そんなのはお構いなしにスマホのアラームが部屋に響き渡る。 時間は朝の3時半

      • 【Myノマド#11 @チェンマイ】「象カフェ」は最高に癒される場所だった

        タイ・チェンマイには、自然豊かなカフェがたくさんある。 「カフェ運営法第一条:自然豊かな空間にしなくてはならない」 みたいな法律があるんじゃないかと思うくらい、本当に多いのだ。 そんな「自然カフェ」の最たるものの1つが、「像カフェ」だろう。その名の通り、象がいて自然に囲まれたカフェだ。 今回僕が行こうと決めたのは、「Elefin Farm & Cafe(エレフィン ファーム & カフェ)」。チェンマイ中心地から、車で1時間ほどのところにある。 地図を見るとお分かりい

        • 【Myノマド#10 @チェンマイ】コロナ後遺症(?)でタイ料理の味が分からない……

          緩すぎる5日間の自主隔離生活が終わり、ようやく外出の権利を得た。"5日ぶり"の外出だが、あまり久しぶりという感じはしない。 きっと、毎日Grabフードのオーダーをロビーまで取りに行けていたからだろう。加えて、部屋からの眺めがよかったのも理由かもしれない。 ようやくチェンマイの街を巡れることに喜びを感じていたが、すぐに落ち込むことに。なぜかというと、臭いも味も分からなくなっていたからだ——。 まず衝撃を受けたのは、一口目のコーヒー。カップのフチを口につけても、コーヒーの香

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          【Myノマド#9 @チェンマイ】タイでコロナに。費用と隔離ライフを綴ります

          部屋に差し込む陽光に誘われ、カーテンを開ける。眼前には山が広がり、遠くに「ワット・プラタート・ドイ・ステープ」が見えた。 「ドイステープ寺院」は、相も変わらず遠目に見ても黄金に……って、のんびり景色のことなんか綴っている場合じゃない。 だって、ここチェンマイで、コロナにかかってしまったんだから——。 最初は、風邪だと思った。東南アジア名物の「クーラーガンガンカフェ」に汗をかいたまま入って寒かったし、その後に行ったサンデーマーケットでは雨に打たれたから、それで風邪をひいた

          【Myノマド#9 @チェンマイ】タイでコロナに。費用と隔離ライフを綴ります

          【Myノマド#8 @ホーチミン】変わりゆくサイゴンを、この目に焼き付けたい

          シンガポールのチャンギ国際空港から、ベトナム・ホーチミンへ向かう。夜のフライトだったため、着陸前にホーチミンの夜景が見えた。 およそ3年ぶりに目にする光景。「あまり変わってないな」と思いながら、タンソンニャット国際空港に降り立った。 タクシーでホテルへと向かう車内でも、機内と同じ感想を抱く。どうやら、3年ぶりとはいえ街はそんなにすぐ大きくは変わらないらしい。 ところが、そんな考えは翌日に訂正することに。なんと、ホーチミンは、じつは大きく変わっていたのだ——。 まず驚い

          【Myノマド#8 @ホーチミン】変わりゆくサイゴンを、この目に焼き付けたい

          【Myノマド#7 @シンガポール】カジノ初体験。ビギナーズラックは……?

          二十数年生きてきて、これまで一度も経験したことのないアレにシンガポールで挑戦。 そう、カジノだ。 なんとなく「カジノ=スマート」みたいなイメージがあったので、遊び方が分からず現場であたふたするのは避けたい。 そう思い、マリーナベイ・サンズに向かう電車の中でカジノでの遊び方やマナーについてGoogle先生から指導を受けた。 なるほど、どうやらスロットは初心者でも遊びやすいらしい。ということで、スロットについての情報をひたすら集めた。 さて、ついにカジノに到着し、まずは

          【Myノマド#7 @シンガポール】カジノ初体験。ビギナーズラックは……?

          【Myノマド#6 @シンガポール】モチベーションを上げてくれた、シンガポールノマド

          シンガポールに来てからは、毎日感動してばかり。というのは、とにかく街全体がきれいなのだ——。 シンガポールは東南アジアに分類されるからか、勝手にバンコクやホーチミンのような、いわばカオスを想像していた。しかし、その"期待"は見事に裏切られる。ゴミ1つ落ちていない、めちゃくちゃクリーンな街だったのだ。 これ、もしかしたら東京よりきれいなんじゃ……? これが正直な感想。お世辞抜きで、シンガポールのクリーンさにはびっくりした。 さて、そんなシンガポールは、とにかくノマドがし

          【Myノマド#6 @シンガポール】モチベーションを上げてくれた、シンガポールノマド

          【Myノマド#5 @機内】飛行機で仕事、はかどりすぎる……!【機内ワーク最高】

          海外ノマドを始めてから色々な場所で仕事をしてきたが、ついに作業が最もはかどる場所を見つけてしまった、かもしれない。 それはどこかというと、飛行機の中。もちろんファーストクラスやビジネスクラスではなく、エコノミークラスだ。 僕が初めて機内ワークをしたのは、ニューカレドニア・トントゥータ国際空港発シンガポール・チャンギ国際空港行のSB700便。 パソコンはいい感じの高さに置けるし、ドリンクは持ってきてもらえるし、小休止するときに窓の外を見ると美しいブルーが広がっている。

          【Myノマド#5 @機内】飛行機で仕事、はかどりすぎる……!【機内ワーク最高】

          【Myノマド#4 @ニューカレドニア】「何もしない」をしてみた結果……

          昔から、旅行をすると「とにかく何かしなきゃ」「ガイドブックやWebサイトでおすすめとされているスポットは制覇しなきゃ」というスタンスだった。 また、会社員時代の週末も同様で、「せっかくの休みなんだから、何かしないといけない」と思っていた。もし1日中ベッドの上で過ごそうものなら、夜は後悔の念と罪悪感に苛まれるくらいであったほどだ。 そんな習慣が染みついてしまっているから、海外ノマドを始めてもとにかく何かアクションを起こそうとする。バンコクにいたときは毎日必ずカフェに行って仕

          【Myノマド#4 @ニューカレドニア】「何もしない」をしてみた結果……

          同族嫌悪ならぬ「同族人見知り」に悩んでいる

          世界各国から人々が集まるアメリカ。「人種のるつぼ」と言われる国で1年間生活していたときにぼんやり見えていたものが、海外ノマドライフを始めて、再び外国の人たちと関わるにつれて鮮明になった。 どうやら、同族嫌悪ならぬ「同族人見知り」を、僕は抱えているらしい——。 「同族人見知り」とは、日本人相手だと人見知りが強く発現してしまう状態。 いや、ベースとして人見知りがあるから、「外国人に対してはあまり人見知りをしない」が正しいかもしれない。 とにかく、日本人相手になると人見知り

          同族嫌悪ならぬ「同族人見知り」に悩んでいる

          【Myノマド#3 @ニューカレドニア】なんで欧米系の人って、ビーチで読書をするのだろう?

          ニューカレドニアの代名詞といえば、「天国に1番近い」と言われるほど美しい海。もちろんヌメアには「シトロンビーチ」「アンスバタビーチ」と呼ばれるきれいな海はあるのだが、せっかくならより透明度が高い(と思われる)離島に行きたくなった。 大本命は「イルデパン島」なのだが、現地の観光案内所で聞くと飛行機はすでに予約がいっぱい。現地で1泊するしか行く方法はなかったため、仕方なく諦めることにした。 さて、「イルデパン島」に行けないとなると、どうするか。地図を見ていると、ニューカレドニ

          【Myノマド#3 @ニューカレドニア】なんで欧米系の人って、ビーチで読書をするのだろう?

          【Myノマド#2 @ニューカレドニア】文明社会に生かされる自分

          人生初の南半球・ニューカレドニアの地に降り立ったのは、夜の11時頃。「トントゥータ国際空港」は同国の田舎にあるためか、空港から1歩外に出ると暗闇が広がっていた。 事前に予約しておいたシャトルバスの乗り場に行くと「出発までしばらく時間がかかる」とのことだったので、先にSIMカードを買うことに。しかし、どこへ行っても売り場は見つからない。インフォメーションカウンターで聞くと、なんとその日の営業は終了してしまったらしい。 おかしい、聞いていた話と違う……。というのも、日本でネッ

          【Myノマド#2 @ニューカレドニア】文明社会に生かされる自分

          【Myノマド#1 @バンコク】No More 食わず嫌い

          バンコクでノマドを始めて約1週間。毎日タイ料理を食べているし、じつは過去にも2回バンコクに来たことがあるから、タイ料理に関しては大方分かったつもりでいた。 たとえば、初めて「ガパオライス」を頼んだときは辛すぎて半日間を胃と腸の消火活動に充てることになってしまったから、それからは"less spicy"を頼むようにしている(それでもまだ辛いのだが)。また、フードコートのような場所では基本的にプリペイドカードを使うことも学んだ。 そうやってタイでの食事に慣れてくると、現地のタイ

          【Myノマド#1 @バンコク】No More 食わず嫌い

          SEOライティングの弊害〜Webライターをやっていて思うこと〜

          SEOライティングでご飯を食べて海外を旅している身分で、決して言えることではないけれど…… 正直、SEOライティングがあまり好きではない。というより、好きではなくなってきている。なぜかというと、SEOを意識して文章を書くにつれて、自分がライターから遠ざかっている気がするからだ。 僕は、ライターにとっての1番のお客さんは読者だと思う。もちろん依頼を受けて書く記事はメディア会社や出版社などに納品するけれど、「誰に対して書いているか」と問われれば、それは読者になる。 だから、

          SEOライティングの弊害〜Webライターをやっていて思うこと〜