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セロー225W(4JG1)レストア始めました。

 ずっと長らくバイクから離れていたのですが、お世話になっている先輩からセロー225Wを譲り受けたので、ツーリング記録を含めて何かに書いて残そうかと、note始めてみました。
 整備の腕は三流以下の初心者レベルなので、あくまでも備忘録的なものとなりますが、もしも興味のある方がいらっしゃれば、どうぞよろしくお願いします。


1.セローとの再会

・第一印象


 譲り受けたこのセロー。
実は私自身も林道やプラザ坂下、私のKMXを引き上げに行く九州弾丸ツーリングなど、何度か貸して頂いた事もあり、脚付きの良さやシンプルな作り、何度倒れても起き上がる丈夫さ、思いのほかパワフルな走破性など、ひそかに憧れていたバイクだったのです。
 ただ、私がバイクから離れて数年の間、何人かに貸し出された後に長らく眠りについていた様で、だいぶとヤレタ感じの姿になっておりました。
 それこそ以前の姿を知らなければ少し不安を感じるような……。

・引き上げ後の状態

 エンジンがかかる状態にはして頂いていたのですが問題は山積み。 
ざっと上げるだけでも……。

 ①長らく変えてないタイヤのひび割れ
 ②チェーンの錆
 ③セル回らず
 ④スピードメーター死亡
 ⑤ライト類点灯せず
 ⑥明らかな2次エア
 ⑦外装の状態
 ⑧オイル滲み
 ⑨フロントブレーキの違和感

無事に引き上げたものの、何から手を付けるか頭を抱える状態でした。

2.現在の進捗具合

 3月2日に引き上げてから今日までをざっくりと。

・スピードメータOH

 ワイヤーの切れと固着はなさそうだったので、メーターを取り外しグリスアップ。
 ここは何度か触った経験があったのですんなりと復活。

・キャブ周り


 軽くOH済みとの事でしたの本体自体は弄らず。
 明らかに発生している2次エアの原因を追究。

 ① インマニ、エアクリダクトにヒビを発見 ⇒ 交換
 ② チョーク根元のゴムが破損、プラスチックナットの割れ ⇒ 交換
 ③ アイドリングが異常に高い ⇒ スロットルストップスクリューにて調整

①、②の作業後、すんなりと始動する様になったものの、異常に高いアイドリングとつきの悪さに、③を忘れてパイロットスクリューを調整するなど初歩的なミスにより酷く遠回りをしましたが、無事に復活。

・配線関係

 エンジンはかかるがライト類が点灯しない。

 ①バッテリー充電
 ②おかしかった配線の繋ぎ直し

 ここもそんなに苦も無く復活。

・スターターモータ

 バッテリーを積み直し再挑戦するもリレーの動作音がするのみ。
 テスターで見てみもリレー自体はなさそう。レギュレータも無事。
 モーターをバラしてみると異常な焼け具合。
 とりあえず直結してみるも動かず。
 キックで始動出来るのでそのうち交換とする。

・チェーンの錆等

①チェーンの錆を落とし注油
②タイヤを変えるついでに張りを調整

・ブレーキ周り

 微妙にエア噛みしている感じがしたのでよく見てみると、フロントのホースに潰れ&マスターシリンダーからフルード滲み。
 ホースの取り回しにも何か違和感があった為、純正品のゴム製に交換。

①パッドの前後交換
②リアディスク摩耗の為、次回パッドと一緒に交換予定
③ピストン清掃
④フロントブレーキマスターシリンダーOH
④フロントブレーキホース交換

・タイヤ

 引越もあり工具が行方不明。
 手持ちのDIY用工具では太刀打ち出来ない為、先輩に紹介して貰った藤原タイヤセンターさんへ依頼。

①フロントチューブ交換
②フロントタイヤ交換
③ホイール補修
④リアタイヤ交換

 ブレーキパッド交換含め、かなりお得に交換して貰いました。
その際にリムの腐食がかなり進んでいた為、補修。
 次回タイヤ交換までにホイール調達の必要あり。

・エンジンオイル滲み

 オイルドレンボルトからオイルの滲みが見られたので、オイル交換と一緒に対処。

①オイル交換
 ⇒オイルが真っ黒のサラッサラ状態。交換後、ノイズが減る。
②オイルドレンボルト、パッキン、スプリング、ストレーナ等まとめて交換
 ⇒こちらも色々と付着が見られる状態だった。
③オイルエレメント交換
 ⇒ かなり長い間、交換されていなかったのか、鉄粉等が混じっていてかなりひどい状態。

 交換後、滲みも漏れもなく好調。 
オイル滲みの原因は恐らく締め付けトルク不足とパッキンの再使用に伴うものかと思われる。
 というのも、セローのドレンボルト締め付けトルクは4.3Kg・mとかなり強め。ほかのバイクの倍近い値なので、感覚で作業すると締め付けトルク不足で滲む。パッキンもかなり潰れることになるので、オイル交換の際は必ず交換を推奨。

・外装

①フレーム側の取付け部分の修正
②各種パッキン交換

・各種注油

 クラッチワイヤーの動きが渋い。

①クラッチワイヤー清掃、注油
②アクセルワイヤー注油
③他、色々注油

今後の予定

 基本的に一人で作業しているので、あまり写真を撮っていないのですが、今後は妻と次女がアシスタント兼カメラマンをしてくれるそうなので、写真を撮りながら上げていこうかと思っています。
 

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