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6/16パンデモニウム-魔術師の村-電子版リリースに合わせてラフスケッチ集をnoteで販売します

ながらくお待たせ致しました。小学館IKKIのWebイキパラコミックというサイトで連載させていただいていた、「パンデモニウム-魔術師の村-」第1集第2集の電子版が6/16に配信開始されます!

単行本ではweb連載時のフルカラーを二色刷りで再現したものでしたが、今回の電子版は連載時ままの全編フルカラー収録です。

二色刷りの仕上がりも素晴らしかったのですが、やはりフルカラーは色に深みがあります。

フランス語版の単行本はフルカラーかつ大判だったのですが、これで日本語版も、電子ではありますがフルカラーで読むことが出来ます!ありがたや。

あらためて作品をご紹介。パンデモニウムは、「ツノウサギ」や、ただ今noteにて自主連載中の「花の騎士ダキニ」と共通の世界が舞台です。

「満身創痍で「魔術師の村」へと辿り着いたジファー。
彼の目的は、死んだ恋人を魔術で蘇生してもらうこと。
強引に村へ居座ることに成功したジファーだが、
村長はじめ村人たちの対応は非常に冷たいものだった。
そんな中、唯一彼へ手を差し伸べた村の優しき女性・ドミーカは、
村に生きる人々の苦悩、その重さをジファーに説き始める…。
果たしてジファーは望みをかなえることが出来るのか?」

(紹介文引用)

パンデモニウムは連載当時、日本語版と英語版が同時連載という珍しいものでした。それに合わせてフキダシも横書き、コマの読み進め方も左上から右下へ読み進める形になっています。

画像はいずれも英語版。擬音とセリフ以外は日英版とも変わりません。最初は読むのに戸惑うかもしれませんが、擬音の向かう方向と読む方向が一致してるのに慣れるとちょっと面白いですよ。

僕自身も作品を描くにつれコマ割りやフキダシ、擬音の配置のコツつかんできて、どんどん読みやすくなると思います。ドヤァ。

記事冒頭に、単行本発売当時にIKKI本誌に載せていただいたキャラ紹介予告カットを載せましたが、他にもいろいろなキャラクターが登場しますよ。

第二集電子版には勿論、オマケマンガ「パンデモニウム-村長のアトリエ-」も収録されています。

こちらは単行本描き下ろしの超短編、つまり日本語版のフルカラーは初めて!ということになります。

ちびっこ時代のドミーカとカヨウがエイヌ村長のアトリエを探検するお話です。めんこいよ!カヨウはこのエピソードで人気が増えた気がします。

というわけで「ツノウサギ」や「コマさん~ハナビとキセキ時間~」「コマさん~たまきと流れ星のともだち~」とともにパンデモニウムも電子で読めるようになりました。

ツノウサギと違い、パンデモニウムは絶版という訳ではないのですが・・・増刷もなく部数も少ないので単行本はやはり入手困難な状態でした。ひとまず定価で読むことができ、入手しやすい環境ができてとても嬉しく思います。

「花の騎士ダキニ」から入ってくださった方にも読んで戴けると嬉しいです。

ついで、電子版リリースに合わせて、「パンデモニウム-魔術師の村-ラフスケッチ集」をnoteにて有料公開しようと思います。

こちらも6/16の19時頃公開予定です。価格は少々高くなってしまいますが2000円。これは個展で販売していた時と同じ設定額です。

本文は52ページ。キャラクターの設定画・デザイン変遷、背景デザインのラフスケッチや、ちょっとしたらくがきなんかに当時の僕のコメントを添えて収録しています。

本編では名前の出てこないキャラクターや、使われなかったエピソードの片鱗などにもふれています。

僕が大学時代、ともだちのスケッチブックを見せてもらうのが好きで作った同人誌です。本編を楽しんで下さった読者さまならば、なかなか見応え・読み応えがあるのではないでしょうか。ドヤァ。

それでは来週金曜日をおたのしみに!

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