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8月1日のGood & New岸見一郎さんの本を読みました。

この本は、アドラー心理学の「嫌われる勇気」の作者の岸見一郎さんの著書です。

この本を読んで本当に良かったと思うのは204ページの

親は子どもについて心配することで、子どもに依存している。
これは子供を心配すると言う形でしか自分が生きていることの証を見つけられなくなってしまっているんだと説明されています。
究極、自分の取り組まなければならない人生の課題から親自身が逃げようとしている。

自分の事で悩む人と同じで子供を心配することで何かを早々に決めなければならないのに決めないでいるとも考えられるとありました。

問題の矛先が自分に向いて驚きました。

理由として、子どものことで悩んだところで本人の課題であることから、口出しをする事はうるさがられるだけ、また口を出しても子どもの人生にいささかの影響も与えることができない。

親は子どもが生まれたとき、全身全霊で、子どもを守る必要があるし、そうして関係を築いてきたのだけれども、一定の年齢が来ると、手を離さねばなりません。自分だけのことを考えていた子供を持たない時から子どもを守る十数年間を経ると、全く発想を変えて子どもとは距離を置かないといけなくなるのです。

子育て中に一生懸命であればあるほど自分のことを忘れ子どもに集中することからの引き時を忘れてしまいがちです。

子どものことを心配するのでなく自分の課題に取り組みなさいと言うメッセージが刺さりました。

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