AprilのNIKE SB DUNK LOWと路上で美しく進化するスケートボード。

NIKE SBから、April SkateboardsとのコラボレーションDUNK LOWが出る。

ターボグリーンのスエードとホワイトのレザーとメッシュで仕上げられたアッパーのコントラスト。Aprilのアイデンティであるバラが透けて見える氷のようなクリアソール、銀色に輝くスウッシュ。細部にまでこだわりを感じる美しいDUNKに仕上がっている。NIKE SBのQS DUNKは、いつも細部にまでこだわっているけど、AprilのDUNKは、シェーン・オニールのブランドらしく完璧な仕上がりに感じる。

シェーン・オニールと言えば、正確無比でマシーンのようなトリックを決めるスケーターだ。どんな複雑なトリックも、完璧に決めたメイクしかビデオとしてリリースしないというこだわりを感じる。そんな彼が立ち上げただけあって、April Skateboardsには、他のチームにはない孤高な雰囲気が漂っている。所属するライダーも天才揃いで、最近では、エリートチームという存在になってきた。

スケートボードに正解はないから、「完璧に決めたトリックしかメイクとは言わない」も「無理やり乗りにいった崩れたスタイルが好き」も共存できる。ただ、スケートボードを進化させているのは、完璧を求めるスケーターたちだと思う。ロドニー・ミューレンが、フリースタイルのトリックをストリートに持ち込んだときにスケートボードの進化が始まった。今日も、スケートボードは、路上で美しく進化を続けている。

スケートボードのスタイルは、パークや室内や競技場では、磨くことができないのはなぜなんだろうと考えたりしてみる。April DUNKのスウッシュがまぶしい。

NIKE SB DUNK LOW QS April Skateboardsは、11月25日発売。