未完成 おかのさんといっしょ

おかのさんといっしょ

⚠完全なる妄想と偏見の物語です!
出てくる人物も空想ですのでご理解の程、よろしくお願いいたします。

クガヤマ(男/婦女暴行、ひったくり、短気)
コシバ(女/結婚詐欺、わがまま)
ナナト(男/万引き、冷静)
カワナ(女/殺人、すぐテンパる気弱)
おかのさん(不問/みんなのおかのさん)

⋆┈┈┈┈┈┈┈本編┈┈┈┈┈┈┈┈⋆

ナナト:(M)これは、どこかの世界のそう遠くない未来のはなし。
クガヤマ:あらゆる犯罪が日々多発するこの世界。薬やひったくり、詐欺やひき逃げ、放火に殺人…様々な犯罪が爆発的に増加し、世界は大混乱に陥(おちい)っていた。
クガヤマ:それは日本も例外ではなく…犯罪を未然に防ぐため、政府は国をあげて犯罪対策本部を形成した。犯罪を犯した者だけではなく、犯す恐れのあると診断を受けた犯罪者予備軍の者も対象に、更生するための施設を立ちあげた。
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おかのさん:(タイトルコール)『おかのさんといっしょ』
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クガヤマ:「はぁはぁはぁ…っ…くそっ!撒いたか…はぁはぁ、ははっ俺はぜってぇ捕まらねぇ!!…っ、なに!!ちっ、くそがぁぁぁぁあ!!がはっ!!」
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コシバ:「私が何したって言うのよ!!私は悪くないのぉおお!!アイツらが勝手に貢いできただけじゃない!!男らは喜んでたのよォォオオオ!?何がいけないって言うのっ…ぅぐっ!!!」
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ナナト:「万引きくらいで…、なんだよ。僕は命令されただけなんだ!!僕は、悪くないのに…。いたっ!逃げないから…乱暴はやめろ…」
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カワナ:「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…仕方がなかったの…だって!!アイツらが悪いんだから!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃぃぃぃいいっぐが!!」
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0:(しばらくの間)
おかのさん:「さぁみんなー!良い子は起きる時間だよぉ~!……………おいこらクソガキども!!さっさと起きんかいっ!!!おかの隊!!やれ!!」
0:(電気ショック)
クガヤマ:「っがぁぁぁぁあ!!!」
コシバ:「あああああああ!!!」
ナナト:「っっ…ぐがぁぁぁぁぁ!!!」
カワナ:「ぎゃぁあぁぁぁあ!!!」
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おかのさん:「はーーい!皆さんおはようございます!みんな大好き『おかのさんといっしょ』の時間だよぉ~!!」
0:(シーーーーン)
おかのさん:「あれ、あれーーー??リアクションがないなぁ…起きてるー?目ん玉ひん剥いて耳かっぽじって集中してね??はい!大きな声で『おはようございます』!!」
コシバ:「…な、なんなのコイツ…」
カワナ:「痛い…痛い痛い痛い痛いごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
ナナト:「(被せて)…っ。電気ショックで起こされるなんて異常だ」
クガヤマ:「チッ…ふざけやがって!!!てめぇらなんなんだ!!ぶっ殺すぞ!!!」
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おかのさん:「あらあら、挨拶出来ない子は、お・し・お・き、だぞ☆」
おかのさん:(無言の圧力)
クガヤマ:「ぐっ…ぅ…ぐぬぬ…ぉ…おはよう…ござい、ます。」
おかのさん:「はぁ~い!いい子ねぇ。…あら?他の子達の声が聞こえなーい…」
0:(自分のタイミングで3人被せて挨拶してください)
ナナト:「…お…はようござい…ます…」
コシバ:「おはようございますぅぅ(泣)」
カワナ:「ぉ…よござい…す…」
おかのさん:「あら、みんないい子!今回は優秀だわァ!!……つまんない(ボソッ)」
ナナト:「ぇ…?」
おかのさん:「ぁ、ああ!ゲフンゲフン!でもでもぉ、何だか元気がないなぁ~。そうだ、発声練習しましょうね!」
0:少しの間……みんな動揺してソワソワ
おかのさん:「おかのさんと~同じく~大きな声で!言ってましょう!!ひとーーつ!」
みんな:「「「「ひと…つ」」」」
おかのさん:『ウニ好きの女ぁぁあ』
みんな:「「「「ウニ好きの、女…?」」」」(それぞれに動揺してバラけてください)
おかのさん:「声が小さいよォ!『キスの主導権握りがち』はい!」
みんな:「「「「キスの主導権握りがち…」」」」
おかのさん:「ほぉーら!!腹から声出してー!カモーン!!ふたーーつ!!」
みんな:「「「「ふたーーつ」」」」
おかのさん:『低音イケボって言ってる男ぉお!!』はい!!」
みんな:「「「「低音イケボって言ってる男!」」」」
おかのさん:「『だいたい中音ボソボソぉ!!』はい!!!」
みんな:「「「「だいたい中音ボソボソ~」」」」
おかのさん:「ブラボー!!(拍手)」
ナナト:「ちょっと攻めすぎじゃ…」
クガヤマ:「自由にさせてやれよ…」
コシバ:「ち、中音も…いい、よね?」
カワナ:「ぁ…えっと…私は興味無いです…」
おかのさん:「私語は慎みなさぁぁぁあい!!(ムチを振るう)」
カワナ:「ひぃっ!」
クガヤマ:「あっぶねぇな!!!」
おかのさん:「おかのさんの愛のムチよぉぉおお!!みーーんないい子になーーーぁれ!あはははははは!!」
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0:(しばらくの間・場面転換)おかの隊に連れられて、それぞれの檻に放り込まれる
コシバ:「ちょ、痛い!!そんな強く掴まないでよ!!っきゃ!」
クガヤマ:「ちっ…クソがっ!!」
カワナ:「……っ!」
ナナト:「……独房、か」
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コシバ:「なんなの…何なの何なの何なの何なの!あいつは何なの?!」
クガヤマ:「うっせぇな!黙れっ!!」
コシバ:「…ひっ」
カワナ:「怖い怖い怖い痛い痛い痛い痛い……」
クガヤマ:「ちっ…てめぇら何なんだ?!」
ナナト:「あなたこそ、何なんです?うるさいですよ。」
クガヤマ:「ぁあ?ッんだと?!」
ナナト:「ここは多分…犯罪者の更生施設…」
クガヤマ:「…(な)んだ?それ」
コシバ:「あんたそんなことも知らないの?!国が立ち上げた施設だよ。この前ニュースで特集やってた…」
ナナト:「犯罪者や犯罪者予備軍の人たちを集めて再教育を受けさせ、更生させる。それがここだ…。ただ、何が行われているのかは公表されていなかったはずだ…」
カワナ:「私は悪くない…私は悪くないのに…」
クガヤマ:「…チッ。お前、人殺しだろ!!ニュースで見たぞ!!確か…カワナナギサ!」
カワナ:「ひっ!」
クガヤマ:「何が悪くないだ?!おめぇが1番の犯罪者じゃねぇか」
コシバ:「そういうあなたはなんなのよ!!さっきから声がでかい…うるさいのよ!!」
クガヤマ:「あ??んだと?!」
ナナト:「婦女暴行……だろ。ネットで拡散されていた」
クガヤマ:「ふん!ありゃデマだ。女に興味なんかねぇよ。どっちかって言うと…俺が暴行したいのはあんただなぁ…(ニヤリ)」
ナナト:「…っ」
クガヤマ:「相手の女が俺に袖にされた腹いせに、でっち上げたんだよ。俺は冤罪だぁ」
コシバ:「そんな…調べなく捕まえてるわけじゃないんじゃ…」
ナナト:「あなたはどうなんです?」
コシバ:「ぇ?私……?私は…別に悪いことしてないわよ!!勝手に男たちが貢いでくれてただけだもの!!」
ナナト:「それは…」
コシバ:「私は本気だったのよ?!みんな好きだったの!!幸せの絶頂で結婚しようって…話が盛り上がったって悪いことじゃないじゃない!」
クガヤマ:「問題は相手が何人いたかだな」
コシバ:「9人」
ナナト:「結婚詐欺か」
コシバ:「詐欺じゃないわよ!!私は本気だったもの!!人殺したわけじゃないじゃない!!」
カワナ:「……私だって……たかった…じゃい」
コシバ:「はぁ??なんてー??聞こえないのよ人殺し!!」
カワナ:「殺したくて殺したんじゃない!!殺らなきゃ…ヤられてたのよ!!!自分の身を守って何が悪いのよ!!!」
コシバ:「…っ」
カワナ:「あんたも…親に勝手に売られて!男どもに好きなようにされた挙句!!(薬や暴力を受けて)」
クガヤマ:「(被せる)うるせぇ!!!!」
カワナ:「っ…」
コシバ:「……」
クガヤマ:「てめぇらの事情なんて知るかよ!!キャンキャン騒ぐな雑音が!!!」
ナナト:「…(ため息)、各々の事情があるだろ…」
カワナ:「…私は…異常者じゃない…」
コシバ:「ごめん……」
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おかのさん:「はいはーーーーい!!!!みんな仲良くなれたかなーー???まさか……喧嘩してないよねぇ?」
0:(様子を伺う4人)
おかのさん:「やーーーん!!!無視なの??この“おかの”を無視しちゃうのぉおおん?!!ひどーーい!!!!返事してくれなきゃいやいやぁん!!手元が滑って…色んなボタン押しちゃうかもぉぉぉおおお(勢いよく壁のボタンを叩き押す)!!」
カワナ:「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁああああああ」
コシバ:「ちょ!!やめて!!!!!」
ナナト:「何もしてないだろ!!!!」
クガヤマ:「……くっ」
おかのさん:「くくっ…くはっ……あははは!!!私は異常者じゃない…?何もしていない…??ここにいる時点でお前たちは犯罪者!!異常者であり異端者!!それだけでバツに値する!!!!
おかのさん:んふ…んふふ……でも、“おかのさん”は優しいから〜そんなあなた達に寄り添い、生まれ変わるための再教育を施すのよぉ〜」
カワナ:「うぐ…ぁ……」
おかのさん:「電気ショックで良かったわね〜。……さぁ。消灯の時間よーん。明日まで、しばしの休息を…。おやすみなさぁい……んふふふふ」
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カワナ:「……っ、……ぅぅ…」
おかのさん:「はぁ〜〜い、おはようございます!!良い子は起きる時間よぉおおお??」
カワナ:「うぬなやう…ぇ……?」

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