2024/5/20ZeppDiverCityタイトル未定ワンマンライブ「TETRAPOD」雑感

2022年8月、TIFメインステージ争奪戦に優勝し東京台場のZeppDiverCityのステージに立ったタイトル未定。それから約2年、今度はワンマンライブでそのステージに立つことに――

昨年12月の白金高輪セレネb2での主催対バンで発表してから半年、いよいよやった来たその日。4月にはこのライブを持って川本空ちゃんがグループを卒業するという発表もあり、より注目度が上がった中でのライブになりました。

ライブに先立ち12時半から事前特典会が実施。案の定川本さんが大行列。とはいえどうにか時間内にチェキを撮ることは出来ました。

いよいよ開演。まずはスクリーンでの演出から「水流」スタート。2曲目「黎明」終わりで幕が落ちメンバーが登場。ここまでは幕の向こう側でのパフォーマンスで、スクリーン演出主体でした。桜味、夏オレ。夏オレのイントロで、一度音が切れる(?)アクシデント。…というか黎明の段階でマイクの音がおかしい感じがしていたので、ここでようやく音響調整が出来たようでした。こういう音響トラブルはライブだとより目立ってしまうので、事前の調整をもうすこしちゃんとしてほしいと思います。

MCを挟んで主題歌、栞。春霞は川本さんと冨樫優花さんのユニットで披露。終盤、冨樫さんが泣き出し、釣られて川本さんも泣く展開に。その後のMCで「泣く予定なかった」という優ちゃん。…おや?1年の前に恵比寿LIQUIDROOMで似たようなやり取りがあったような…(この時は「泣いてないですよ」でしたっけね?優ちゃん)

2度目のMCは新曲「壊せ」のサビのタオル振りとシンガロングのレク。シンガロングはその後の鼓動と比較するとちょっと探り探り感がありましたが、浸透してくれば盛り上がるかな、と思いました。「花」を挟んで、ガンバレワタシは阿部葉菜さん・谷乃愛さんのユニット。溺れる・僕ら、で「にたものどうし」はピアノアレンジ。ただ、ここでも音響トラブルが生じMCで繋ぐ展開に。
青春群像はもはや恒例となった特効銀テープ。特殊イントロ鼓動で、最後が「群青」。
アンコールはアコースティックセットで「踏切」「蜃気楼」「灯火」。

一つ一つは良かったし、演出も綺麗でしたが、改めて振り返って俯瞰で見ると、2度の音響トラブルがより目立ってしまっている(プロデューサー松井広大氏も「正直悔しい気持ちが強いのが本音」とツイートしていましたが)のと、あれもこれもで詰め込み過ぎて忙しくなり結果散漫になった印象がぬぐえない感じもします。個人的には毎回これ、というポイントがあるんですが今回はこの1点というところを上げづらい感じになりました。あと、ちょっとパターンが読めてきている(演出等がある程度予想できる)感じがあり、そろそろ変化をつける必要性もあるのでは?とも思えました。

未定の4人のパフォーマンスはZeppDiverCityのステージで十分映えるものでした。僕はTIF2022でのパフォーマンスは見ていないのでそれとの比較はできないですが、冨樫さんがMCで「2年たったZeppDiverCityは小さく見える」と言っていたので、2年間で強く大きく逞しくZeppDiverCityのステージを抑え込む力をつけた未定の4人が目の前に立っているんだ、と思いました。