青起幻に勝てた四道

 こんにちわ、ようすけのとうちゃん@黄色いバトルスキーです。

 先日、公開バトルで青起幻に勝つことができました。勝利を記念して使用デッキ「帽子屋」について語ります。調子に乗ってます、はい。

 

 今回のキーカードは仮面ライダーワイルドカリスです。

スピリット
6(4)/黄/仮面・四道
<1>Lv1 5000 <2>Lv2 8000 <3>Lv3 9000
フラッシュ【チェンジ】コスト5(2)(この効果は手札から使用できる)
このターンの間、相手のスピリットすべての効果は発揮されない。
この効果発揮後、このカードを破棄するか、系統:「四道」を持つコスト3/4/6/8の自分のスピリットと回復状態で入れ替える。
バトル中ならバトルを続ける。
Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』
ターンに1回、ボイドからコア1個を自分のライフに置く。 

 青起幻のキーカードは言わずと知れた青の世界です。 ワイルドカリスは転醒こそ止められませんが、転醒した青き異神の効果をすべて無効にすることができます。 転醒した青き異神は転醒時破壊もバトル破壊免除もなく根幻回帰すら使えない単なるBP6000のスピリットとなります。
 へいぞう型青起幻が採用している大海門も、ファラオムさえも無効にすることができます。 アタックステップ開始前にワイルドカリスを使用していればほぼすべての防御プランを白紙にすることが可能です。 2枚のワイルドカリスがあればワイルドカリスをワイルドカリスでチェンジすることにより延々と無効状態を作り続けることができます。

 と、理想論を掲げましたがもちろんこれは完璧ではありません。 マジック等で盤面のワイルドカリスを除去されてしまったらループは完成しなくなりますが、幸いへいぞう型青起幻は圧倒的なスピリットのパワーに依存しているのでカウンターマジックは搭載していないはず。 むしろ警戒すべきなのは相手のアタックステップにおいて初撃のアタック時効果の発揮を許さざるを得ないことです。 強力なアタック時効果持ち、ヴァルシャルク、グレートオーシャン、ティブロ、スマラクト・ゴレムらのアタック時効果を許してしまったらあっという間に盤面をひっくり返されてしまいます。

 ワイルドカリスロックをより完璧にするために古のキーワード効果煌革命を採用しました。 煌革命は相手のアタックステップとリフレッシュステップを入れ替えるという大胆な技です。 ざっくりいうと、ブロックした生き物はリフレッシュの機会を与えられずにアタックステップに入らざるを得なくなります。 つまり勝てずとも常にブロックせざるを得ない状況を作り続ける限り実質相手のアタックステップをスキップさせることができるのです。 もちろん四道ベースなのでワイルドカリスとの相性も抜群です。 具体的にはワイルドカリスのチェンジ先が増え、またマッドハッターの降臨先にもなりえます。 四道をなんでも回収できる白の女王の存在もとても大きい。

 煌革命を狙うには特定のコスト帯を厚くする必要があります。 単体でドローする能力が高い4コスト軸か、アリスを最高効率でぶん回せる2コスト軸か少し悩みましたが、今回はアリスさえ引き込めれば安定する2コスト軸を選択。 とにかく煌革命を成功させなければ勝機はない、そのために博打は必要という判断です。 結果アリスを引き込めなかった1本目はあっという間にグレートオーシャンにマッドハッター3枚を除外されてサレンダーするしかありませんでしたが、二本目はワイルドカリスにマッドハッター煌臨、反応したファラオムを無効化しての煌革命という理想的なムーブを作り出すことに成功しました。

 エクレア砲青起幻は生き物が少ないのではやや大げさでしたが、横並びになったスピリットの壁を薙ぎ払うのには大変重宝するので外せません。 多分緑起幻相手なら大活躍するでしょう。

 一方、今回のいぶし銀は白の魔法使いでした。 フラッシュタイミングで単体除去しながら着地するヒーロー。 薄めの防御を補うカウンター札であり更地にされた後から出せる煌臨元であり、煌革命が決まった後はリフレッシュステップが後に来るためメインステップでは低レベルで並べざるを得ない大型スピリットをピンポイントで除去できる等、系統四道を持っていなことに目をつぶればデッキに噛み合いまくっているのです。 

 今回は最速煌革命狙いだったので、2コスト軸にするためにいくつか必須級のカードの採用を見送りました。 アタックステップ開始時に煌臨できる4コスト四道の不思議王国メリエル、貴重な煌臨元ブレイブ、パラソライカは白い魔法使いとの枠争いに敗れました。 煌革命後の万歳アタックをサポートするワンダーランドなどです。

 露骨な破棄メタ、メビウスリング。 これを入れなければ例え煌革命が決まったとしても万に一つも勝機はなかったと思っています。 今回の試合は公開形式で行われました。公開する以上単純に勝ち負けが決まればいいわけではないと思っています。見ている人を楽しませること、そのためには最低限勝ち負けが拮抗する試合をする必要があると思っています。 メビウスリングを搭載したのはへいぞうくんに敬意を表したから、と思ってほしいです。

 一方強いて言うなら、へいぞうくんのデッキの弱点は強力なスピリットのアタック時効果に依存し過ぎていたことでしょう。 ちょっとした破壊マジック1枚で防げた煌革命を許してしまったのが敗因だからです。 実際今の環境でマッドハッターや煌ミカのようなカードが有効になる相手は多くありません。どんなに強力な効果を持っていたとしても、耐性もないキーカードに生存権はありません。

 さて、簡単にデッキの回し方を説明しておきましょう。

 初手を見て2コストが十分揃っていると思うならアグロするのはありです。 今回の1本目はまさにその手だったのですが、殴り始めるより先に大海門が貼られたので詰みました。

 アグロが無理だとなったら煌革命狙いに切り替えます。 無理やりでも煌革命に持っていければ返しのターンに負けることはあんまりありません。稀によくありますが。 具体的に煌革命に切り替えるためにどうするかというと、頑張ってアリスを引きます。 仮面ライダーブレイド[2]、ホワイ?ラビット、マッドティーパーティ等優秀なドロソが揃っていますが、アリスのドロー力は別格なのです。 エクレア砲も大量ドローを狙えますが、スピリット中心のこのデッキでは序盤に撃つのは難しいでしょう。 かといって終盤に大量破壊大量ドローするとセルフデッキアウトになりかねないので使いどころが難しい一枚ではあります。 アリスがレベル2で立てると2コスト2軽減のスピリットたちを使って必要カードを揃えるまで引き続けることができます。 この時、煌革命が手元手札のカードであることを忘れずに、フィールドに立ったカードはマッドハッターで手元に回収できるとはいえできる限り手際よく煌革命するためには必要数を揃えておくに越したことはありません。
 必要なカードはマッドハッター、煌臨元、ワイルドカリスです。マッドティーパーティがない場合は起動に必要なアクセルも揃えておく必要があります。ワイルドカリスは出来れば2枚欲しいところですが、煌革命に入ってから探しに行ってもいいのでとにかく煌革命。

 カードが揃ったら、できればワイルドカリスのチェンジを使ってから煌臨元でアタックします。 相手がフラッシュで除去って来なければ半分勝ち、マッドハッターを煌臨させます。何枚か2コストをフィールドから回収して煌革命できるならそれを、カードが足りないなら引きに行くためのホワイ?ラビット、マッドティーパーティが配置されているならトランプの兵隊で効率よくデッキトップを操作してとにかく2コストを4枚揃えます。 極端な話煌革命さえ成立すればマッドハッターはブロックされて破壊しても問題ありません。 もしワイルドカリスに煌臨しているならむしろ自壊してでもトラッシュに送り、白の女王で釣り上げるという方法の模索もありです。

 煌革命が決まるとかなり有利になりますが、それでも一枚一枚のカードパワーが高くない四道はうまく立ち回らなければなりません。 相手のアタックステップにアタックできるスピリットを0体にコントロールし続けるのがコツです。 そのためには小型の万歳アタックがとても有効です。 もしワンダーランドが配置されていたら万歳アタックした2コストスピリットは次のターンに0コアで再生するという相手にとって悪夢のようなフィールドが完成します。 数が少ないなら相手のキースピリットは白い魔法使いでボトム送り、数が多いならエクレア砲で一斉処分するのが良いでしょう。 煌革命が成立すると相手は防戦一方になりますので、そう簡単に突破できなくなります。 長期戦を覚悟して、ドローは控えめにするのが吉です。 特にアリスドローは必要最小限にすべきです。

 コアに余裕ができたら可能な限り自分のメインステップと相手のアタックステップ最初のフラッシュタイミングにワイルドカリスのチェンジを使いましょう。 青起幻は顕著でしたが、スピリットに強依存しているデッキは多いので、かなり戦いを楽にしてくれます。 煌革命を維持し続けていられる限りバトルは圧倒的に有利になります。 とにかく相手フィールドに回復状態のスピリットを残さないことを心がけてください。 楽しい煌革命ライフを!

 今回は勝って当然の後出しじゃんけんでしたが、それを承知で快くいつものデッキで堂々と対戦を引き受けてくれたてくれた心の広いへいぞうくんに感謝して、この文章を〆たいと思います。

ありがとうございました。いいバトルでした。

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