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【星旅少年】坂月さかな先生のサイン会いってきた

うきうきと専門店のお菓子をいくつか買って帰ったぐらいには楽しいひとときを過ごしました。時間は数分だったと思うけど、色々な感情がぎゅってしたのでとても長く感じた。

坂月さんに今日はたまたま仕事が休みで、たまたまサイン会にも当選したので来られたと話したら、「『来い!』と言われたのかもしれないですね」と返してくれたけど、そうだね、間違いない。来れてよかった。次のサイン会も当たるといいな。

サイン画像などを見たい方は、目次の「好きしかなかった」へどうぞー


寝れなくなった


坂月さんとお会いするのは今回のサイン会で3回め、2年ぶり。
知らない人に会うよりも面識のある方に会うほうがハードルが高く感じるし、好きと緊張は比例するものだと思うけど、だとしてもすごかった。

手紙を書こうにも文章がまとまらなくって、言いたいことはたくさんあるような、無いような… なにも言語化できない… ええと、トビアスの木ってきれいなんだよなあ、うまくいえないけどあれはいいものだ… 作るか… なんて、急にワイヤーツリーを作りはじめたり。

**ワイヤーツリーの記事書いたらリンクはるね**

こんな感じで7月はそわそわしながら過ぎてゆき、前日には他に何も考えられなくなるほど落ち着かなくて、緊張のあまり行きたくないとも思ったり。

当日も不眠少年ばりに目がさえてベッドにいられなくなってしまったので、ロフトの窓から煙突の赤い点滅を眺めたり、明るくなるまで星旅を読み直してたり。(明るくなったらすこし眠くなったけど)

家を出てからも大変だった。間違いなく余裕をもって到着できる時刻に家を出たにも関わらず、遅刻恐怖症が発現してパニック状態になっちゃった。

「間に合うかな?」って気になったら混乱で時間が計算できなくなって、「どうしよう絶対間に合わない」ダッシュ、「うそうそ間に合う」歩く、「いや勘違いだ、危ないけど急げばギリ」早足、「余裕で到着できるはず」歩く、「でもこわい」早足――と、最寄り駅まで変な感じになったわ。


嬉しくなった


当然なんだけど、余裕を持って会場へ到着。
サイン会の時刻が近かったせいもあって、ポップアップショップは人が多かった。たくさんの方が展示を眺めたり、グッズを手にレジへ向かう姿を見るのはなんか嬉しい。そのなかに男性が混じっているのも、客層広がってる気がして嬉しい。

ちなみに星旅グッズの並びにフリーレンのグッズもあるというのに、それを眺める人の姿もなく、この場だけを見ると人気が逆転して感じられるのが面白かった。きっと星旅好きな方々はフリーレンも好きだと思うので、履修済みだから立ち止まらないだけかもしれないな。

複製原画を見返すのは、ストーリーとか読んでいた時の感情とか、いろいろ思い出せるからいいね。

『カイトナイト』は星旅にはめずらしく賑やかで人が多い回だったな。前半は自分も屋台めぐりしてる気分でわくわく読んだけど、昔はこんな光景が各地で見られたのだろうかと、逆に切なくなったり。あと横浜のモノレール乗りたくなったよね。

『無人迷子バス』は普通に好き。靴下工場をみたらなぜか銀河鉄道の夜を思い出した。初期の1話完結のころに近い空気と、303の人との距離感が懐かしかったな。あとは生産塔の佇まいにぐっとくるんだよねえ。

人いたから慌てて撮ったらこうよ…

『帰還』ノキさんかわいいかわいいかわいいかわいいいじらしかわいい回。
前話の「僕 怒られるの好きなんだよね」があるから「505にも怒られちゃうからね」が響くのよ。あとはTAMAGOの話は赤い実(中略)で、そういえば脚(中略)だったり、303も自分の話をすることに慣れてきたのかなって思えて、みんないい子だねえってなるよね。うん。

サイン会をまつ間、壁にもたれてポップアップに集まる人々の様子を感慨深げに眺めていたら、目の前をひらりと青いワンピースの女性が通り過ぎた。


目があった


いよいよサイン会。2年前は多くの人が青い色を身につけて来ていた記憶があるけど、今回はあんまり目立った特徴はなし。作品に出てきたピアスを身に着けている方がいたので「おっSNSで見たぞ」と思ったりした程度。でも年齢層や男女比が前回より広がっていて、着実にファン層拡大しているなと実感できてよかった。

2年前、自分は青い世界に映えるよう黄色いスカートを履いて来たのだけど、まさか4巻で303が黄色を身につけると思わなかったな。新章突入で色変えしたのかな。坂月さんに直接聞いてみたい気もしたけど、どこかで漏れ聞こえてくればいいかと触れずにおくことにした。ちなみに今回は我が家でいちばん青くて夏っぽくてかわいいご自慢のTシャツを着ているぞ。

緊張は継続中なので、席に座っても落ち着かなくてきょろきょろしたり、マスクを着けたり外したりする不審者ムーヴも健在。星旅の続き読もうと思っても、周囲が星旅ファンで固められていると逆に読みにくく感じて、ビジネス系の記事なんか読み始めたりしてさ。

ついに青いワンピースを着た坂月さんが現れてひとこと。坂月さんも緊張していらっしゃる気配…!前回は感極まって話せなくなっていた場面もあったことを思い出しながら、少しずつ慣れてきているのねと感じ入ったりしたのですよ。

あーこわい。前の方のお話が終わるまでの間、スタッフさんが「お団子の505は絶対見たほうがいいですよ」と話しかけてくれたのを心に留めておく。そんなの絶対可愛い。

自分の番がきてしまった。結局何から話したらいいのかわからないまま、サインに書いてもらうための名札をだしてご挨拶。

坂月さんは多くの方と会うし、今後も多くの方に会うだろうから、そうすると私なんかよりも熱量が多い方もたくさんいるわけでさ。会ったところで覚えてもらえるような話ができるわけでもないし。

だからいつも私の名前なんか坂月さんの記憶に残っていないことを覚悟しながら会いに行くし、今回も自分から先に「お久しぶりです」とは言わないでおこうと決めていたんだけど、ありがたいことに「お久しぶりです」と言うことができた。うれしい。

それでも緊張がひどいので、情けないことに両手で大事に持っているプレゼントのピンク色をずっと見たままボソボソとお話をしてしまうのだけど、自分の声はとても聞き取りづらかっただろうと思うのに、きちんと話を聞いてくれるから少し安心して、ついに、初めて、ようやく、坂月さんのお顔を見ることに成功した。

目があった。

瞬間、ずっと私の顔を見ながらお話してくれていたんだと気づいて、胸が一杯になってしまった。思い出したら泣けてきた。うわー重いなあ自分。やだなあ。

だけどやっぱりうまく話はできないままで、こういう時って作品の感想を言うんだろうけど、みんな同じようなことを言っていたなら疲れるかしらとか、でも自分の話をしすぎたり脱線するのもよくないしで、加減がよくわからないままだったなあ。自分を出すってこわいよね。

とりあえず、昨年末のミネショでいつか機会があればとお土産に買っていた小さなラブラドライトと、初めてにしては上出来なワイヤーツリーをお渡ししたよ。喜んでもらえてとてもよかった。会話の内容はローカルフォルダのメモ帳に大事に残してある。ふふり。


好きしかなかった


今回+2巻サイン会でのいただきものだよー

名刺風のネームカード。これは3巻サイン会から始まって、ひとりひとり違う部署に配属されるのが魅力。

実はPGT社の組織図眺めながら「銀河を走る鉄道はやはり軽便だよね」と入れ込んでいた部署だったので、配属されてとてもうれしい。今気づいたけど、軽便ではなく慧便なんだなあ。

クーポンもみんな違うんだって。このお店はどこかに出てきたんだっけ…。
どんなお花だろうと思ったら、オキシペタラムは実在していてきれいな青い花だったよ。スノーってことは白い花をつけるのか、寒冷地に咲くのか。種の購入ついでに詳しい話聞いてみなきゃだな。


サインこれ。麦わら帽子ノキさん!たぶんスイカ切って持ってきてくれる。今日の季節感を残しておきたかったんだよね。かわいいかわいい。

2巻サイン会のときは王冠303を描いてもらった!
このときは、「キミはたったひとりだけ、特別な存在だよ。ちゃんと見てるよ、知ってるよ」っていうような事を303に会って伝えたい気持ちが強かった。今振り返るとそういう設定だからなーと思っちゃう部分もあるけど、当時の気持ちがここに残っていてよかった。

スナックミーの箱がサイズも雰囲気もジャストフィットしたので、サイン本はここに大事にしまっておく。




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