臨床検査技師国家試験対策ノート 寄生虫 マラリア 11/9更新

マラリア

三日熱、四日熱、熱帯熱、卵形マラリア原虫の4種類があり、熱帯熱マラリア原虫が最も予後不良で重篤な症状を示す。

蚊の中腸で有性生殖(オーシスト形成)し、体腔内で無性生殖(スポロゾイト形成)する。

蚊によってヒトに摂取されたスポロゾイトは、血液にのり肝臓に運ばれ、肝内細胞で発育する。(赤外型)。肝細胞で形成されたメロゾイト(娘虫体)は赤血球に侵入し、赤血球内で無性増殖する(赤内型)。したがって、ハマダラカはマラリア原虫によって終宿主であり、ヒトは中間宿主である。

三日熱、卵形は、赤外型が肝細胞内で直ちに発育せず、ある期間休眠するヒプノゾイト(肝内休眠型原虫)があり、再発の原因となる。

発熱サイクル 

三日熱、卵形は48時間

四日熱は72時間

熱帯熱は不規則 脳性マラリア、急性腎不全の合併を起こす。


ギムザ染色厚層塗抹標本 マラリアの有無を調べる

ギムザ染色薄層塗抹標本 マラリアの数を数える

塗抹標本をメタノールで固定後乾燥し、Ph7.2~7.4に調節したリン酸緩衝液を用いて用事調整したギムザ液で30~40分染色する。

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