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奉安殿は撤去されて残ってないのが普通ですか?

(注 この記事には会計税務の情報はありません。「岡山県の倉敷市立茶屋町小学校には奉安殿があります」ということをネット上で共有するための記事です。)

奉安殿(ほうあんでん)とは、戦前の日本において、天皇・皇后の写真である御真影(ごしんえい)と教育勅語を納めていた建物です。
倉敷市立茶屋町小学校に私が通っていた時には残っており、現在でも校内で移築されて残っています。
当然使われていなかったのですが、在籍児童としては「?なんだろこの建物?」という受けとめでした。名前を憶えているということは、誰かには聞いたのでしょうが、先生からの説明はなかったと思います。

現在の奉安殿の写真です。校地の東端のほうにあり、校外から見ることができます。

校門付近から撮影
真横から撮影 左側が正面です

自分の出身校にふつうに存在していたので、戦前からある学校には残っているものだと思いこんでいました。実はそうでないことを知って驚きました。
戦後、1945年のGHQの神道指令により奉安殿は廃止され、1946年には文部省から全面撤去の指示が出たとのことです。

奉安殿で検索しても、文化遺産とか歴史スポットみたいな位置づけのようで、しかも倉敷市立茶屋町小学校の奉安殿はほとんど出てきません。
数少ない記事のうち、写真等をまとめたPDFをアップされていた「岡山県 偕行会」という団体のウェブサイトを紹介します。

茶屋町小学校の奉安殿のPDFが記載されているページです。「倉敷-26」という番号です。柵や塀が新しいのは、近年移築されたためです。

https://www.kaikookayama.com/tyukonhidata/bittyuueria/kurashiki/kurashiki.html

撤去されずに残っていた経緯等を調査する前ですが、存在自体がネット上で無名なようなので、取り急ぎ記事とします。



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