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5月19日の日記 書き書き

・記事の下書き?ができた〜〜〜〜。あ〜〜〜〜〜。やったったぞ〜〜〜〜〜〜。

・気が重いばっかりでなかなか進まないので、今回は音声入力で下書きを作ってみた。

・予想通りかなり気楽に最後まで終わらせられた。話し言葉だから文章として支離滅裂でも別にいいや、とハードルを低くできたのもよかったかも。

・自分の考えの骨子というのは、言いたいことを実際に出してみて整えるなかで発見されるものだな。改めて思った。

・最近はなかなか進められず、何を言いたいんだっけ?と段々分からなくなりつつあった。主張と情報が渾然一体とネットワーク的になっていてください一筋の文章と引き出していくことが難しかったというか。でも、喋ってみると項目ごとに明らかに量が違う。言いたいことの核がどこにあるのかは一目瞭然だった。脳内に置いておくだけではダメだね。取り出さないと何にも分からないんだな。

・まあ今回はできたからよかったけれども、家でしかできないのがネックだな。色々書いていれば音声入力を省略できるようになるのだろうか。


・昨日は『虎に翼』を観た。細雪を思い出す。

・『細雪』は文豪・谷崎潤一郎の最高傑作とされる小説で、関西上流家庭の蒔岡家三女・雪子のお見合いを巡る何年間かを描いている。猪爪家は蒔岡家ほどの経済力はないだろうけど、両者は比較的似た環境(娘を必死に嫁に出さなくてもいいだけのゆとりがある家庭)だろう。

・寅子は弁護士業をやっていく上で必要に迫られて結婚を望んだ。それを見て、私は蒔岡家四女の妙子を思い出した。妙子は駆け落ちしたり男を複数作ったり身分違いの恋(と当時はされたもの)をしたりと奔放だが、結婚だけはできなかった。姉の雪子の嫁ぎ先が決まらないからである。駆け落ちした男とは「姉が結婚したら自分たちもしよう」と話を付けていたのに、この姉が、本当に、なかなか、全然結婚しないのだ。

・幾回目かのお見合いで雪子が相手からはっきり断られたあと、妙子はバーテンとの間に子供を作った。どうにか結婚して家を出るために。結果は死産だったものの、雪子の縁談が(ようやく)決まった段階で妙子も実家を出た。華族の庶子に嫁ぐ姉に醜聞が立たぬようにと隠されて。

・計画的に結婚することは、そんなにいけないことなんだろうか。誰を脅してもいない寅子が、自分の身分を得るために結婚してはいけなかったんだろうか。じゃあ、そう反対する人は「弁護士として依頼も受けられず腐っていけ」と言っているのではないのか。寅子が弁護士として働くために夫を必要とする社会よりも寅子が悪いのか?

・不平等な社会で公正さを求めれば、結局不利なのは弱い側なのに。公正であれば誰も傷付けないと夢みたいに信じている人がたくさんいるらしい。

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