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夏休みの思い出

中間課題も無事に終えStudy Buddyに背中を押されながら夏休みを取ることにした。(今の大学には夏休みというものはないのでこの期間に大学関連のことは何もしないぞという誓いを立てた。)ちなみにStudy Buddyはギリシャ在住なので住んでる場所自体がリゾート地みたいなものでとても羨ましいと思った。

私はというとnote画像の通りシンガポールに行ってきた。推しの映画を観るという目的なのだが空港から降り立った瞬間トロピカルとお香とスパイスと海外特有きつい香水の匂いが漂っていて海外久々だな〜とテンションが上がった。

ただ久々の海外で鈍臭い私が一人で色々アレンジしたというのもあってハプニングだらけだった。それでも来て良かったと思うのは現地の人たちがめちゃくちゃ優しくてアホみたいに何でも質問しまくる私に丁寧に答えて対応してくれたから。この国はアジア人多めのNYみたいで色んな人種が居て、それなのに日本のお店(スシロー、ダイソー、すき家、無印、ユニクロ、etc)は何でもあって欧米に住むよりも絶対住みやすいと思った。キャッシュレスも進んでいて現地通貨に切り替える必要もなかった。

推しの映画を観る

数々のハプニングを乗り越えながら推しの映画を観たがこれが凄すぎて2回観た。1回目は英語音声のみで2回目は英語音声/英語字幕という英語勉強にはベストなリスニング方法でトライした。1回観た時は内容の恐怖と必死で英語を聞き取ることにすごく疲れて処理が追いつかなかったけど2回目は英語字幕ということもあってより理解が深まった。あとシンガポールの映画館はめちゃくちゃ寒いとグーグル調べであったので上着とヒートテックを持って挑んだがそれでも寒かった。

※これより先は映画「オッペンハイマー」の話になるためネタバレと感じられる部分も出てきます。ネタバレしたくない方はここで止めることをお勧めします。

感想

個人的にノーラン監督第1位はメメントだがそれを覆すようなクオリティだった。ラストにぶち落としてくる感じはまさにメメントぽくて良かった。3時間という長編になるがあっという間に感じたのはさすがノーラン監督だと思った見せ方がすごい。原爆の話も含むがメインはオッペンハイマーの話なので政治的絡みがメイン。(JFKやアラビアのロレンスが好きならきっと好き)

ちなみに今回はメメントと同じくカラーとモノクロで物語が進んでいき、カラーはオッペンハイマー主観でモノクロは客観的だがストロース目線。基本この二人が対立するお話になる。オッペンハイマー主観のカラーは観てる側も複雑なお気持ちにさせてきてそのくらいキリアンの演技は最高だったし海外遠征して良かったと思えた。

原作を読んでなくても理解できるが、科学者がめっちゃ出てくるのとセリフが長い。あとアメリカの政治にも触れるため関連本とか読んで事前知識あった方が理解は深まるしさらに楽しめるかと(あのファインマンかとなったりする)ちなみに自分は原作を途中までしか読めなかったので以下の本を2回読んだ。

この本は著者が被爆した兄を持つ科学者であり、オッペンハイマーという人物を科学者の視点含め彼の一生を説明しているとてもわかりやすい本。

ちなみに映画では日本に対する内容や被爆描写には一部不快と思う部分もあるので留意しておいた方が良いと思った。自分も祖父家族は長崎で被爆したので事実とはいえ辛い部分があった。日本で公開されると思いつつされなかったらそうだよなとも思う。それくらい観る人によって意見が分かれそうだし多分それがこの映画の狙いなのではないかと。私も実際観た後はアメリカ人の友達と議論して日本で公開されるのか、アメリカと日本の原爆に対する考えや教育の違いを話せてとても勉強になった。

ちなみにノーランのインタビューでは当時の科学の発展が今のAIの発展と似ていて技術と政府の関わり方なんかもこの映画から知れるのではないかと答えてる記事があったがそういった点でも観る価値はあるなと思った。

https://youtu.be/ilIefxbSJT8

最後に

推しバイアスもあって本当にすごい映画で個人的にはめちゃくちゃ刺さった。何日も色んな思考が巡って関連内容を調べたり推しのインタビューを見直したり、観た後もここまで残る映画は久々だった。ただ刺さらない人には刺さらなさそうで横で観てた人は寝てたので人によるだろうなとは思った笑 日本で公開された時はまた観に行こうと思う。


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