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会社で使う無線LANは家庭用無線LANと何が違うの?

「家庭用とは違うのだよ!家庭用とは!」

ランバ・ラルさんも言ったとか言わないとか(言っていない)

言葉の説明

この記事では、「エンタープライズ無線のことを会社用」「パーソナルのことを家庭用」と呼びますね。

無線の話をすると、「セキュリティの規格」とか「暗号化の方式」とか「認証方式」とか出てきますが、ここでは会社用と家庭用の一番の違い「認証方式」について説明します。

認証方式とは

「あなたの端末を無線LANにつなげていいですか?」を確認する方法の事です。

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家庭用の認証方式について

PSK(Pre-Shared Key/事前共有鍵) つまり、あらかじめみんなに共通のパスワードを共有しておきましようという方法です。

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もし家庭用の認証方式で会社で使用した場合の運用について

パスワードが漏れると?(第三者に知られてしまうと)
>パスワードを変えるしかないです。
利用者が退職したら?(パスワードを知っている人が第三者になったら?)
>パスワードを変えるしかないです。

2無題

会社用の認証方式について

EAP-TLSと呼ばれているものを紹介します。「電子証明書を用いて認証するタイプ」です。端末1台ずつにそれぞれカギとなるものをインストールします。

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会社用の認証方式での運用について

端末を紛失すると?(定期を落としたら?)
>駅員さんにお願いしてSuicaの利用を停止してもらう
 拾った人が無断で利用しようとしてもゲートは開かない。
ただし、複雑なシステムを構築する必要があります。

1無題

まとめ

会社用の無線とは
 ・とっても安全
 ・パスワードを使わない(証明書を使う)
 ・システム構築が大変

家庭用の無線とは
 ・家庭で使うには適している
 ・共通のパスワードを使う
 ・構築は簡単

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