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THE ROAD FOR SHOGO~浜田省吾への道Vol.6 大山賢一 その1

浜田省吾の魅力を、浜田省吾を取り巻くさまざまな人たちと浜田さんとのエピソードトークから紐解く特別企画。11月のインタビューゲストは、先月の岩熊信彦さんたちが考えたライブツアーを、各地方で“カタチ”にするイベンターのひとつ、広島を含む中国・関西エリアのイベンター、夢番地の大山賢一さんです。
1回目の今日は、アルバイト時代の、浜田さんとの“遭遇”についてお聞きしました。
インタビュー:屋形英貴(広島FM)


ちょっと、ほとんど覚えてないです。ただ、すごい力強く握手していたっていうのは覚えてます。

大山
私が、1994年で、ちょうど20歳だったんですけど、当時僕、広島で、夢番地のアルバイトの会社にいて、 ある日突然、うちの朝山(夢番地広島所長)が、 「横浜アリーナに、ちょっと浜田さんのコンサート見に行くぞ」って言って誘ってもらって、それで、横浜アリーナでお会いしたのが初めてですね。

その時は、実は、一緒見に行った方がいて。あの、当時、私、広島カープの私設応援団やってたんですよ。だから、ま、どっちかというと、コンサートのアルバイトで、お金を稼いで、私設応援団なんで、ちゃんと、みんなチケット買って。まあ、毎日毎日、応援するために、チケット買うために、コンサートアルバイトしてたみたいなもので、 僕のスターは、広島カープの選手の皆さんだったんですよね。
 
で、誰と行くって全然知らなかったですけど、一緒に、待ち合わせされたのが、 広島カープの前田智徳選手と西山さんで、現役時代ですね、で、「えっ」と思って。で、じゃあ、4人でタクシー1台ってなって、(後部座席で2人に)挟まれながら、横浜アリーナに行って、コンサート見に行ったっていう、まあ、そんなエピソードがあったんですけど。
 
その時に、うちの朝山が、楽屋に、浜田さんに挨拶行くって言われて。それまでって、まあ、もちろんアルバイトですし、アーティストの方に挨拶するなんていうのは、普通無いじゃないですか。
で、初めて、うちのスタッフで大山ですって言われて、 「あ、よろしく」って浜田さんに握手をしていただいたのが1番最初。1番最初に浜田さんにお会いしたのは、横浜アリーナのその楽屋ですよね。
 
―どんな印象でした、その当時の浜田さんは。
 
大山
いや、もう、あの、なんか緊張しすぎて覚えてないとか。楽屋に行く、楽屋で挨拶するって行為自体が、まあ、なかなか慣れないじゃないですか。学生の頃で、しかもね、カープの選手も一緒にいるわけで、ちょっとほとんど覚えてないです。ただ、すごい力強く握手していたっていうのは覚えてます。
 
ーでも、カープの選手2人には、挨拶するのはわかるんですけど、引率のバイトの子にも、ちゃんと挨拶するんですね。
 
大山
そう。だから朝山が、「夢番地のスタッフです」って、多分紹介してくれたと思うんですよ。だから、 浜田さんは当時、おそらくアルバイトとは思ってなくて、夢番地の若いスタッフが来てくれたんだねっていう風に、多分、思ってらっしゃると思います。
 
ーでも、普段から、相手がどんな若造であろうと、どんな風体をしていようと、浜田さんって、 手を差し伸べる感じがみんな一緒ですよね。
 
大山
あ、同じですね。だから、例えば、迎えに行ったりとかするじゃないですか、例えば、会場着いたりするじゃないですか。 この間もそうだったんですけど、最後、楽屋出る時に、廊下ですれ違う、片付けしてるアルバイトのみんなにも、みんなグータッチで、「ありがとう、ありがとう」みたいな、 ああいう方は、ちょっと私は、あんまり見たことがないというか。
また、うちの若いスタッフを紹介したりとかするときも、「よろしく」って、ちゃんと名前を覚えてくれようとしたりとか、そういう姿勢は、昔から変わってらっしゃらないなと思いますね。
 
ーそんなお話をお伺いしたところで、1曲おかけしたいと思うんですが。
 
大山
ハイ。その当時、94年のアリーナのコンサートでも、私、ちょっと、実はそういう感じで、本番前に挨拶したりとか、まあ、そういうことだって、ほとんど覚えてないんですけど。その時の(ライブで)印象的だったのが、「もうひとつの土曜日」がすごく印象的で、それを 選曲できればいいかなと思ってます。ハイ。


THE ROAD FOR SHOGO~浜田省吾への道は、広島FM「#PUSH」で、毎週水曜日、15時10分頃から放送中。11月に登場するのは、浜田省吾のライブを各エリアで支えるイベンター、夢番地の大山賢一さんです。広島や、中国・関西エリアでの浜田さんのライブを、現場スタッフとして支えてきた大山さんの目線から見た浜田さんの姿をお伝えします。(※大山さんのインタビューは11月8日、15日、22日、29日の計4回放送)

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