先月リリースした私のShopifyアプリ、「チェックボックスアシスタント」の審査過程で実際に指摘されたポイントをShopifyのガイドラインと共に共有したいと思います。このアプリについては以前の記事で詳しく紹介しています。
今回紹介するのは、アプリ開発前に知っていたら審査時間を大幅に短縮できたポイントです。これからShopifyアプリ開発を始める方々にとっては、とても有益な情報になると思います。実際、2つ目のアプリを審査に出す際に、このリストを参考にしました。その結果、前回は20回近くメールのやり取りを必要としましたが、今回はわずか2回で審査が終わりました。それでは、その9つのポイントを一緒に見ていきましょう!
1.アプリ名はユニークな名前にすること
最初は、「利用規約チェックボックス」という名前にしていたところ、指摘されました。今ではチェックボックスアシスタントという名前は気に入っているので、指摘してもらって良かったです。
2.アプリの価格についてはPricingSectionのみで言及すること
アプリの説明文の中で無料トライアル期間があることを記載していたところ、指摘されました。
3.Feature media(アプリ紹介動画or画像)部分では、細かい要素が多くのっているスクリーンショットはさけること
実際の管理画面のスクリーンショットを載せていたところ、指摘されました。たしかに、Feature mediaに載せるには細かすぎて、伝わりづらい部分があったかと思います。Feature mediaでは、情報を削ぎ落として、重要なことを直感的に伝えることが求められます。
4.Feature media(アプリ紹介動画or画像)部分では、UIがどのようなものかをわかるような画像やスクリーンショットを利用すること
文字による説明が多かったので指摘されました。3と同様の指摘になります。
5.マーチャントが検証することができないような"the first", "the best", or "the only"のような言葉やデータは使わないこと
エンジニア歴xx年のエンジニアがサポート対応しますという内容を記載していたところ指摘されました。
6.アプリインストール時に表示されるプラン名とapp storeのプラン名が一致していること
アプリインストール時に表示されるプラン名とapp storeのプラン名が一致していなかったため指摘されました。
7.アプリがオンラインストア販売チャネルを必要とする場合、「Merchant must have Online Store」を選択すること
これは単純に選択していなかったので指摘されました。
8.Review instructionsセクションにLighthouseパフォーマンススコア結果のスクリーンショットを含めること
App review instructionsでperfomance ratioは提出していたのですが、BeforeとAfterのスクリーンショットの提出も必要でした。スクリーンショットは、GoogleDriveでパブリック用のフォルダを作って対応しました。
9.GDPRに関連する必須のWebhookへのサブスクリプションを追加すること
これはよくあるミスかと思いますが、私もやってしまいました。RailsアプリでShopifyのGemを利用している場合は、デフォルトで実装されているので、指定されている3つのエンドポイントを管理画面から登録するだけで完了しました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。上記の他にもShopifyが開示している審査の要件がありますので、初めて審査に出す方々には、時間短縮のために一読することをおすすめします。
ちなみに、ヘッダー画像は本文の内容とは全く関係ないのですが、最近はまっているmidjourneyで出力した1枚になります。midjourneyもプロンプト芸がいろいろとあって面白いです。
最後に、この内容が有益であったと感じた方は、ぜひTwitterなどで多くの人に共有していただければと思います。共有することで、Shopifyアプリ開発をこれから始める方々が、なるべくスムーズにアプリのリリースができるようになると嬉しいです。今後も私からの情報発信を続けますので、ぜひTwitterとnoteのフォローをよろしくお願いします!