見出し画像

インターネット越しの相手を、友達だと勘違いする問題

インターネット越しの相手のことを、
「きちんと知っている」という自覚はありますか?

同級生や会社の同僚は直接リアルでの知人なので、「知っている」と言えるかもしれません。
卒業後や退職後も、気軽に連絡を取り合うことができるSNSはなんて便利なツールなんでしょう!!
これは、使わない手はないですね!!!

しかし、知っているようで実は知らない、というのが結構トラブルを巻き起こします。

以下のような人たちに、まるで自分の友達のように親近感がわいたことはありませんか??
・友達の友達・知り合い
・TwitterやFacebook、instagramなどのフォロワー
・よく見るYouTuberや、ブログ、サイトの主
・オンラインゲームで一緒にプレイする人

でも、これらの人々は、
あなたの(子供たちの)友達ではありません!!!!!

もう一回いいます

あなたの友達ではありません!!!!!

極端なことを言えば、彼らは芸能人と一緒、赤の他人です。
こちらが一方的に知り合いだと勘違いしているだけ。

特にSNSや、YouTubeなんかは、ある程度パーソナルな情報が見られるし、毎日みていると「まるで自分の友達」のような錯覚に陥ってしまうのです。
これは、子供に限らず大人でも多々あります。
具体的な勘違い・嫌な思い例をいくつか...

【友達の友達】
仲良しのAと一緒によくいる、Aの地元の友達。
Aから名前は何度か聞いたことあるし、Aの投稿にもよく一緒に写っている。一緒に投稿される文章や、コメントのやりとりで「おもしろいしかわいい子だなぁ」と思っていた。気づけば自分の友達のように感じていた。
自分がコメントをしたら、コメントも返してくれた。
でも、直接DMを送ったら、ブロックされた。

【YouTuber】
道でたまたま会ったどこかで見たことある....YouTubeで見たっけ!!
こないだの動画で○○なこと言ってなかったっけ?
「こないだのあれさ...」
と話しかけたら、
「見てくれてありがとうございます。でもすいません、プライベートなので...」
と返された。

【ゲームで知り合った人】
いつも一緒にXX狩りをしているゲームのフレンド。
メッセージでも感じがいいし、よく一緒にプレイするようになったから、音声チャットもすることにした。
相手がミスしたから、 無意識に
「お前ふざけんなよ!この野郎!!」
と、どなってしまった。
自分がミスした時には
「お前マジくそだな、死ねよ」
と言われた。
ムカついたから、ブロックした。
普段温厚だと自負しているし、対面では「この野郎」とか言ったことないのに、なんでだろう...
------------------------------------------------------

上記のような例は、よくあることです。

また、「知ってはいるけど....ほんとに仲良かったっけ?」
という人との場合、こんなこともあります。

【たいして仲良くなかった、学生時代の同級生】
20年昔の同級生、学生当時はたいして仲良くなかったけど、毎日投稿される写真や動画を見ていると、ずっと一緒、なんでも知っているような気がする。いつの間にか親密な関係だったような気がしてきた。

でも、そんなそんな相手に、実際に会ってみるとどうでしょう?
自分は相手の投稿を見ていたけど、相手は自分の投稿を見ていない...
当時仲良くなかったから、過去の思い出もたいしてない...
呼び名だって、あだ名でなく「さん付け」だったかも...
そりゃもう、想像と違って、盛り上がりません。がっかりです。

これらの例は、自分が勘違いしているパターンですが、逆の立場だったらどうです?
なんだか気持ち悪いと思いませんか??
でも、インターネットを使っていると、「トラブル」とまでにはならなくても、よくあることです。

アクションを起こす前に、「相手との関係性」について、少したちどまって考える必要がありますね!